『まんぷく』第10週「私は武士の娘の娘!」

月曜火曜とかなり不穏な雑居房だったのに、そこに世良が入るとたちまちコメディ感が出ちゃうのはいいのかわるいのか(笑)。チャーリーに悪態つきまくるも逆らったら独居房行きだと教えられた途端「今日はこのぐらいにしたる」って(笑)。
つーか「立花君をつぶしたら日本の損失や。そうか、あんたにとったら日本がどうなろうと関係ないか。ほな言い換えたる。東洋の損失や」まではいい。そこまではいい。だがしかし「ほんでな、俺をつぶしてみろ。世界の損失や!ロストワールドや!!」ってのは意味がわからなすぎるwwロストワールドwww。
さらにマジックミラーに視線を送り「どうしてこんな奴を・・・」とぼやく相手に「何を鏡見ながらペチャクチャ喋っとんねん・・・(鏡に映った自分を見ながら)我ながらええ男やなあ」ってwww。
世良ちゃんのマシンガントークに書記の人が必死(の背中)になっててほんと笑うわww。

でもこの世良の意味わからん話が「日本の損失というほど優秀なら我々を攻撃する兵器を作れるんじゃないか?」という誘導尋問に対する萬平さんの「僕は兵器は作りません。戦争で大勢の人が死にました。今も栄養失調で苦しんでる人たちが街にあふれています。誰かがその人たちを救わなければならないんです!。あなたたちとまた喧嘩をしようだなんて、そんなくだらないことを考えてる暇はない!」というこのかっこよすぎる台詞を引き出すことになるんだもんなぁ。こうまでまっすぐに戦争のせいで苦しんでるひとを救わなければならないと、あなたたちとまた「喧嘩」なんて「くだらないこと」だと言い切られたら心が揺れてもおかしくないよな。
真一さんの言うように夫を信じる妻の強い気持ち(英語Ver)を受け相手も自分と同じように妻がいて家族もいるのだと思ったのか進駐軍の人が妻のものらしき写真を見ていたけど、写真の様子だと健康ではなさそうだから、萬平のダネイホンを作った理由、そこに込められた想いを理解し、釈放される・・・ってなことになるのかなぁ?。
そうなるとして、そんな感情的な話でいいのか?と思わなくはないけど、でも三田村会長が「日本の法律など関係ない。進駐軍の上の人間がどう考えるか次第」と言ってたことだし、上の人間が萬平さん(と福子)を信じるというならそれでいいか。

「すいません、僕のせいで」と謝る萬平さんを責める世良に「どないしてくれるねんはこっちのセリフだ!」と声を荒げる真一さんは超頼もしかったです。「魚も進駐軍とグルなんや!」というアホ発言に「そんなわけないやろ」と冷静に突っ込んでくれるあたり、たちばな塩業にだいぶなじんできたみたいだし。
そしてひとりだけラーメンを食べられず「僕はいいよ」と言うもおなかグーって鳴らしちゃう忠彦さんは哀れ可愛いかった。
忠彦さんが一番身体使って働いてくれてるんだから忠彦さんが遠慮したとしてもラーメン食べてもらえよ(食べさせてやれよ)と思うけど、そうはならないのがこの母娘・・・なんだよなあw。克子姉ちゃんのがっつきっぷりにこの母にしてこの娘・・・と思わずにはいられませんでしたw。