『セトウツミ』最終話

瀬戸ならきっとどうにかしてくれると祈りを込めて思ってはいたけどまさかの縦読み!このタイミングで気づく内海と併せて瀬戸のスーパースターっぷりといったら!こんなの泣く!泣いちゃうよー!。
ラインの画面を使った演出も、ドラマ(物語)のなかでこうまで効果的に使われるのを見たのは初めてかもしれない。
内海の家庭事情を知ってるはずの瀬戸が、母親が弁当を作ってくれるってという内海に「それ普通やで」と返したのとかほんとうに巧い。
これだけであのあと内海家ではなにかがあって、それにより母親の気持ちが変わったことがわかるし、それを「普通」だと言える瀬戸の人間性もまたわかる。
瀬戸はサッカー部に戻り、内海は家を出る。もうあの河原でどうでもいいことをダラダラ喋る時間は終わってしまったけれど、でも瀬戸と内海の関係性はなんら変わらない。階段からスマホの画面に変わっただけで、二人はこれまで通りくだらない会話を交わし続ける。これからもずっと続くわけではないかもしれないけれど、でもこの時この場所で同じ時間を過ごしたことは確か。
よかった。なにもかもがよかった。とにかくよかった。
高杉真宙くんの眼鏡学ラン姿を残せるという意味でも最高のドラマでした。