『セトウツミ』第10話

えええええ!?なんでこんなヘビーな話になってんの!?????。
以前車のなかから内海を見た父親と思しき男が「お仕置きしなくちゃな」とか言ってたから家庭環境に問題があるんだろうなとは思ってたんで、父親から理由もなく暴力を振るわれてる(そういう少年期だった)ところまでは予想の範囲だとしても母親には無視されて食事も作ってもらえず(食費として一日千円渡されるだけ)居ないものとされているとかここまでハードな状況だなんて(ドラマの感じ的に)思えなかったし、なにより内海が『両親の殺害を企ててる(姉の犠牲はやむなし)』だなんてさすがにそんな感じは全くなかったじゃないかー!。内海は自由になるためと言ったけど、17.8歳で家族三人を焼死させたことがバレたら確実に逮捕されるし下手したら成人と同様に裁かれるかもしれないわけで、そしたら自由なんて得られないだろうに、内海ならそれぐらい考えないわけがないのにー!。
って、前回の内海の眼鏡越しにみんなが映るカットって、もしかして今回の眼鏡を使って発火させる計画の前フリだったんですか・・・?だとしたらものすごくショック・・・・・・。
それにしても、両親がそこまで忌み嫌う内海の「病名」ってなんなんだろう。頭が良すぎて誰にも何にも興味を示さない息子を案じて医者に見せたら病名が付けられたってな話だったけど、これまで瀬戸と話をする内海を見る限り、多分にクールでシニカルなところはあるけどただの男子高校生にしか見えなかったのに。
・・・・・・それこそが内海の異常性なのかな・・・。幼少時から家庭でそんな扱いを受け両親を殺害しようとまで追い詰められているというのにそんな感じは全然見せない、見えないところに内海の「特異さ」があるのかな・・・。
わたしはこれまで内海が言った通り「塾までの時間つぶし」をしてるだけなんだと思ってたし、それが内海のなかでいつの間にか暇つぶしではなく「瀬戸と話す時間」になってて、瀬戸以外の人間とも話すようになって、それが内海にとって大切な時間になりつつあるんだろうなーって、そんな暢気なことを考えていたけれど、そんな扱いを受けているなら家になんて帰りたいはずがなく、学校が終わって瀬戸と話すこの時間が内海にとってどれだけの意味を持つのかということを改めて考えてみたけど、わかんない、わかんないんだよね。それが内海の生きる世界・・・ということなのだろう。
希望があるとすれば、内海が置かれてる状況を瀬戸とハツ美ちゃんがある程度理解してるらしいということだよね。どんな最終回になるのかぜんぜん予想がつかないけど、きっと瀬戸がどうにかしてくれるに違いないという謎の信頼感はあるよ!。