『A LIFE〜愛しき人〜』最終話

父親に認めてもらえない鬱屈と幼馴染にコンプレックスを抱き続けた男が紆余曲折の末妻の命を救い総合病院の院長の座を手にする物語としてはなかなか面白かったです。野良猫にすら見向きされず閉院したらしき実家でやさぐれる姿はさすがの画力だったし、追い出された自分に対しベッドの中からそろりそろりと差し伸べられた妻の手に駆け寄って縋り握る壮大良かったよー。まさお大勝利!!。
そして松ケン井川の成長な。医師として明確なビジョンを持たない口だけ坊ちゃんが自分の道を見つける物語として見応えあったし、松ケンが思いのほかいい感じで“後輩ポジション”を演じてたのはちょっと驚きでした。
後半とか完全に松ケン井川がテンポ作ってたけど、かといって前に出てるわけじゃないんだよね。ちゃんと主人公の「脇」として、そのうえでドラマのテンポを作りバランスを取ってた。
白衣眼鏡ミッチーも毎回眼福で、羽村先生とまさおの友情の落としどころも悪くなかったし、キムタク演じる主人公は壇上病院で働くひとたちに成長と幸せを齎す天使だったんだと思えばなんかいいドラマだった気がする(笑)。