『動物戦隊 ジュウオウジャー』第18話「きざまれた恐怖」

ザワールドは三人のジューマンを合体した存在だから強い。それは分かる。でも単純に数の話をすれば三対五なわけで、五人でかかればそうでもないんじゃないか?という気がしなくはないけど、そこはジニス様がお作りになったものですから、ジニス様イズムが注入されているのだろうと脳内補完するとして(ていうかジニス様、ザワールドが乗るロボのキューブナンバーをちゃんとジュオウジャーたちのものから連番にするとか気が利きすぎです!w)、圧倒的な「強さ」を見せつけられ痛めつけられたことで『恐怖心』を植え付けられるってのは動物ならではの展開で面白いなぁ。わんこも怖いと思ってるわんこの家の前を通るときとかビビりまくって固まったり尻尾を極限までお腹の下にまるめたりするし、これは子供でも共感できるんじゃないかな。
つーか真理夫おじさんのサイ姿にビビってジューマン態になっちゃうタスク可愛すぎんだろwww。これ、こういうときわたしはいつもタスクを見てるんでゾウになったことに気付いたってか見間違いかと思ったわw。ゾウって臆病だっていうし、動物の習性をこういう感じで物語に織り込んでくれると楽しいよね。
で、そこで「自分も怖い。でもそれでもみんなを守りたい」と、恐怖を理性で抑え込む・・・というとちょっと違うのかもだけど、怖いという感情を認めたうえで、それでも守りたいと思考を切り替えられるのは大和が人間だからで、ジューマンたちがそんな大和の言葉に「そうだそうだ」って同調できるのは、大和とともにこの星を守るべく戦ってきた経験があるからだろう。ここいらへん、戦隊としてすごくいい展開だったと思う。助けられなかった人の存在を思うことも。
で、相手の強さを知ったうえで一対一で戦うという作戦を決行した大和がそこそこのところまで戦えた、ということは初戦のインパクトで「強い」と思わされてしまったものの実はそうでもない・・・・・・のか?と思いかけたところで何やら様子がおかしくなって変身解除って、定番だけどこれまた上手い流れだな。等身大の戦いと巨大戦を同時進行するのも見応えあったし。
ザワールドの異変は三体のジューマンパワーを注入されたことによる身体もしくは心への負担が理由なのではないかと予想するけど、強いことは強いんだけどそれには弊害があって・・・てのは仲間になったときのパワーバランス的にいい設定じゃないかな。とすると、きっとこの先自分がどうなろうとも三体同時発動ってな展開があろうわけで、ザワールドさんにとっては苦しい決断になるのでしょうが、展開的には絶対燃えるしね!。