『動物戦隊 ジュウオウジャー』第46話「不死身の破壊神」

この星(ジューランド)を守るためにかつてケタスさん=ジューマンがやったことを、やり残したことを今改めてジューマンである自分たちがやってみせると、ジューマンパワー舐めるなよってんでレオ・セラ・タスク・アムによるジューマン四人だけでの名乗りからのフィニッシュはめちゃめちゃ燃えたってかタスクが(名乗りの)真ん中なの!!!??やだちょっとすっごく男らしい声!!!!!と大興奮だったけど、大和と父親とバドの話と並行して描いちゃったせいでそれぞれ熱い話になりそうなのにアッサリ終わってしまった印象だなぁ・・・。
“戻りたくても戻れないジューマンに対し戻れるのに戻ろうとしない大和”という繋がりこそあったものの、ジューマンたちがやったー!って盛り上がってるのに大和だけがそんなことお構いなしにキレてて、なんか醒めるわ・・・。
大和はずっと母親の最期に間に合わなかった父親のことを恨み憎んできたわけだよね?。普段の様子からして家族そっちのけで仕事ばかりしてる父親に不満を抱き続けてて、母親がいよいよヤバいってときでも急患を助けることを選び、あまつさえそのことに言い訳すらしなかったってんでそれがトドメになったんだよね?。で、父親が言い訳しなかった理由は『助けた相手が鳥男だったから』と知り、鳥男がなぜ自分を助け見守り続けてくれていたのかを知り、父親に対する自分の気持ちはなんだったのかと混乱し我を忘れてるのが現在の大和だと。
うーん・・・・・・大和はなんでこんなにキレてんの?。母親が死にそうなときに父親が助けたのがバドさんだったから?。
父親が助けたのがバドだろうが普通の人間だろうが、あの状況ならば父親は急患を見捨てず助けただろうし、それにより母親を看取れなかった(一緒に看取ってくれなかった)という結果はきっと変わらないだろう。たぶん大和はそれをわかってる。父親は“そういう人間”なんだと、そう思って今まで父親を避けてきたのだろう。わたしはそう解釈してたんだけど、それが「あの時助けたのはバドさんだった」ことで何か変わるの?。言い訳してくれなかった理由が「助けたのが鳥男だったから」だとわかったことが、大和をなんでこんなにも荒れさせるの?。
もしかして大和の脳内では母親を看取れなかったのは父親がバドさんを助けていたからだ=バドさんが悪い ってなことになっちゃってんの??。
地球の生き物はみんな「繋がってる」。父親がバドを助けたからこそバドは大和を助け力を与えてくれ、バドから貰った力があったからこそジューマンたちと共にこの星を守ることができている。それはまさに「繋がり」なわけで、そんなにキレる必要ってある??という気が。そのせいで自分は父親と長い間断絶状態だったわけで、そりゃ冷静に受け止められなくて当然だとは思うけど、なんかちょっとよくわからない。
これまでどんな人間であるかをしっかり執拗に描いてきたみっちゃんに対し、大和って実はどういう人間だかあんまりわかってなかったりするんだよね。そのわからなさが今ちょっと悪い方向に出てる気がする。わたし的に。
ていうか、そこいらへんについては次回を待つとしても、アザルド・レガシーと仲間が戦ってるところへオラララララァー!って乱入してきて言ってしまえば“八つ当たり”する大和を見て「すげー気迫だ」と“誤解”してさらにジューマンパワー全開にするジューマン達ってのをどう受け止めればいいの?って話なんだけど・・・。
しかもそこから“ジューマンだけで”アザルドにトドメ刺しちゃった(刺せちゃった)ことをどう受け止めればいいのかと・・・・・・。
アクションがなんだかすごく見応えあったんでそういう意味で燃えはしたけど、気持ち的にはどうにもこうにも盛り上がらない・・・・・・。