我が家に娘ができました!!








柴犬の女の子で名前は『いと』です。大好きな越谷オサムさんの「いとみち」という作品の主人公の名前をいただきました。


世界で一番かわいかったうちのわんこさんがいなくなってしまって3年がたち、また犬と暮らしたいなーと思うようになり、ほんとうに犬を迎えるかどうかは別として、どんな子がいいかなーとか家族で話すようにはなってたんですよね。わんこさんは犬種の平均体重が10キロのところをなぜか15キロもありまして、加えて超絶我儘で家族以外の人間は全くダメでして、まぁ・・・飼いやすいわんこではなかったんです。わたしが甘やかしたせいで。
で、母親はまず15キロは無理だと、これから自分も歳を取ることを考えると15キロとなると抱きかかえるのも大変だし、あんまり大きい犬種はダメだと言い、そして人見知りしない、誰にでも撫でてもらえるような優しい子がいいと、そういう希望でした。
なので性格は個体差があるとしても、体重はある程度見込みがたつので(まぁわんこさんが15キロになるだなんて思ってなかったわけですが・・・)あまり大きくならない犬種を考えて、いろいろ考えて、最終的にたどり着いたのがミックス犬でした。わたしはとにかくアメリカンコッカーが好きで、アメリカンコッカーとプードルのミックスならあまり大きくならないのではないかと、そんなことを考えたんですよね。
それからいろいろとブリーダーを調べたりしたんだけど、ある時ふとなんか間違ってないか?と思ったのです。出生前予約だとか、そもそも大きくならないように小さい犬種とか、ミックスとか、なんかそういうのって違うんじゃないかなーって。
そんなとき、保護センターから犬を引き取るという選択肢がわたしのなかに生まれました。
いろんな事情で保護センターに引き取られ、飼い主が現れなければ処分されてしまう犬たちがいるという事実は勿論知ってるし、それについて考えもするけど、でも恥ずかしながらわたし自身がセンターで犬を引き取るということは全く考えたことがなかったんですよね。わたしの中にその選択肢はなかったんです。
でも今回はその選択肢ができた。というかもうそれしかない!そうする!!とまで思ったんです。
で、保護センターについていろいろと調べ、うちから車で見学に行けるところにもあると知り、見学予約を入れるところまでいきました。
でもそこで母親の希望を思い出したんですよね。あんまり大きい犬は無理だという第一条件をわたしは忘れていたのです。
センターに保護されている子は大抵が雑種で、15キロ以上になる可能性のほうが高いんです。
子犬でなく成犬ならば大きさも体重もわかっているわけで、じゃああまり大きくない成犬を引き取ればいいのか?とも考えましたが、精神的に傷ついている子をわたしたちが癒してあげられるか自信がないし、成犬は5.6歳以上の子がほとんどなので、一緒に暮らせる時間もそこまで長くはないだろう。わたしはそこでじゃあ次の子を、と思えるようなタイプではないし、たぶんもう次の子がわたしにとって最後になる。
そういったことを考えると、センターの子を引き取るというのは難しいという結論になりました。
ってな過程があってこの子に出会いました。
この子はもう4か月になってて、ショップのガラスケースではなく通路に置かれたケージの中にいました。
おなじショップにまるまるとしたコロンコロンの柴犬の赤ちゃんもいて、その子たちと比べるとやっぱり「大きくなってる感」は明白で、だから値段も下がって下がってしてました。
でも写真を見てわかるとおり可愛い顔してて、通り掛かった人が指先を差し入れるとキャッキャして、人見知りは全然しないっぽいし、抱かせてもらったら全く嫌がらずに大人しくしてくれて、母親がもう一目惚れの勢いで、その日のうちに契約し、慌てて必要なもの買い揃えてなんとか準備を整えて、翌日うちに迎えることができました。それが昨日のこと。
なんかいろいろと言い訳めいてるなーって自分でも思うし、結局ショップから生体を買ったんだろう?と言われたらそれまでなのですが、でもセンターの子を引き取りたいと思ったわたしの気持ちを含め、あらゆる条件をクリアしてくれるこの子に出会えたのは運命であり奇跡だと思う。
あまりにも急なことでいろいろと間に合ってないというか、もうワタワタしすぎて何がなんだかわからない、そしてテンパりすぎて胃が痛い(笑)状態ですが、家に帰ったらわんこがいる生活がまた始まったことがすごくすごく幸せ。