『動物戦隊 ジュウオウジャー』第6話「ワイルドなプレゼント」

あの口ぶりからしてラリーさんはやはり王者の資格を介してジューマンパワーを誰かに(対人間だけ?)分け与えることがどういう結果を齎すのか知らなかったのか。で、それを解明というか推察というか、それがどんなことなことであるのかを告げるのはタスクと。タスクの思慮深さが分かる描写でいいなーと思ったんだけど、それだけにアバン前のタスクのテンションとの落差にビビる(笑)。
あとタスクとアムの背中を「お前らも戦ってこい」とドンと押すラリーさんに「なぜラリーさんが仕切るんですか?」とツッコミ入れつつも「まいっか」って受け入れちゃうタスクってのもなんかゾウさんっぽくて可愛い。
って、次回タスクメイン回は嬉しいんだけど「だって僕はアムの事を・・・っ!」って何よおおおおおおおおおおおおおおお!??。
なにやらアムが攫われて闇落ちしてしまう?という話になるようなので、どういう流れになるかはまだわからないけどタスクが単身助けに行く(助けるべく奮闘する)ってな展開になるのだとして、でもゴーストとのコラボ回なんですよね。タスクがアムに恋愛感情を抱いているのだとしたら、そんな重要な要素をコラボ回で描かないと思うの。なので恋愛感情か!?・・・と思わせて全然違いまーす\(^o^)/ってなことになると予想。いや願望。
思いがけずラリーさんから寿命を貰ってしまい、ということは鳥男からも同じように寿命を貰ったのではないか、だから人間でありながらジュウオウイーグルになれたのではないかと悩む大和を立ち直らせるためにラリーさんが一肌脱いでくれるだろうことは明らかでしたが、大和にジューマンパワーを与えたことに対し、大和から再び人間への興味を、信じる気持ちを、そして小さな女の子から「ありがとうゴリラさん」という嬉しい言葉を貰ったと、だからお互い様で、これは最高のプレゼント交換なんだってな言葉はグッときたわー。学者である大和だからラリーさんが人間への恐怖や嫌悪を抱いてしまった辛さや哀しみが分かるし、ゆえに再び人間を好きになろうと思えるようになった喜びも分かるんだよね。だからラリーさんの言葉を素直に受け止めることができたのだと思う。こういうとこほんと巧いわ。
なんていうか、やりとりが優しいんだよね。デスガリアンが現れたことを大和に連絡しようとしたセラをそっと止めるアムと、アムにうんって頷くセラもそうだし、相手に対する思いやりが感じられるの。前作は親族関係だからなのか結構キツイやりとりがあってそこがあまり好きではなかったんだけど、今のところジュウオウジャーを好きだなーと思えている理由はこの「優しさ」が大きい。
巧いと言えば、もしこの先新たなジューマンと出会ったとして、そこで大和がまたジューマンパワーを貰って別フォームになるという展開があるとしても、寿命に直結してる以上そう簡単に 出会いました→パワー貰いました ってな話には出来ないだろうわけで、そこにどんな理由付けをしてくれるのか、そこでどんなドラマを見せてくれるのかという期待を抱かせてくれるのも上手いよねー。


再び人間観察がしたいからという納得の理由でもって旅に出たラリーさんですが、これ残された寿命が僅かであることを自覚してて、大和たちに知られないところでひっそりと死ぬべく死出の旅に出ました・・・なんてことはないですよね?。そのうちキューブ見つけたぞアミーゴ!!っつって再登場してくれますよね??。