『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』第5話

練の代わりにってわけじゃないんだろうけど無表情で土下座できちゃう一方で練には土下座を強要する佐引さんって、一体どんな人生を送ってきたんだろうなぁ・・・と前回から引き続いて佐引さんのアレコレに思いを馳せてたら、なんとなんと練と実は地元が近いことが発覚し(方言!!!)、その地元に帰らせてくれと土下座する練への「ずりーなー」ってこの言葉。煙草を弄びながら(これがまたエロい!!!!!)力ない笑いと共に「ずりーなー」「なんでお前だけ戻れるんだよ」「勝手にしろ」と言う佐引さんは、きっと帰る場所がないのだろう。
東京に出てきた理由、目的、そういうものを練がどこまで話しているのかわからないけど、休ませてくれという練に対するこの言動からしてそれなりのことは聞いてるんじゃないかな。練には“爺ちゃん”という大切な存在がいて、それはつまり練の帰る場所、戻る場所なわけで、たぶんきっと、佐引さんにはそれがない。だから練にキツくあたってたんだろうね。
そんな佐引さんにとって、元嫁と子供は唯一の拠り所なのかなぁ。だからなんとか繋がっていたくて新しい男に出してもらうといわれてもなんとか学費を作ろうとしたのかなぁ。
もちろん窃盗なんてダメだしそんなことをして作った金なんて元嫁からしたら尚更受け取りたくないってこともわかんない佐引さんってほんと愚かで哀れな男だわと思うけど、でもそんな佐引さんの孤独には惹きつけられてしまう。あんな顔してあんな言い方しかできない佐引さんの不器用さが愛おしい。
・・・とか思ってたら
ラスト!??????練が星君(まほろ駅前シリーズ)になってるよ!?????????????。
なにがあってこうまで豹変してしまったのかは次回以降を待ちますが、とりあえずわたしはこれまでの練のような高良くんよりも星君のような高良くんのほうが断然好みなので、イヤッフウウウウウウウウウウウ!!!ってなりましたわw。
練は瑛太のほうがいいだの綾野剛のほうがいいだの言われてるのを目にしましたが、これまでは別に誰でもいいがなと思ってたんですよね。瑛太でも綾野でも、高良くんでも曽田練という男に魅力がない(わたしがそれを感じ取れない)ことに変わりはないだろうと思ってたんで。
だがしかし!この豹変ありきということならば、それは高良健吾でなければならないですよ!!。瑛太や(今の)綾野剛ではヤサグレ感は出てもここまで剣呑なオーラは出せませんって。
変わった理由に3.11があって、爺ちゃんの身になにかがあったんだとしても、成人してる人間が5年程度でこうまで変わるってのはさすがにねーだろってのはそれとして、地獄の芋煮会の時点では練よりもはるかに東京の裏面を知ってそうだった晴太が5年経ったらどう見ても練の手下(部下)だったのは興味深い。おそらく練は晴太を通じて悪事に手を染めることになるんじゃないかと予想しますが、あっという間に晴太を従える悪の華になってしまったのか、それとも単に高良健吾と坂口健太郎のあらゆる意味での力量差が出てしまっているだけなのか、どっちかなー。
で、黒髪になった佐引さんは音に練の連絡先?を教えてあげるようですが、あれかな?「俺みたいになるな」ってのは佐引さんの本音だったのにすっかり黒化しちゃった練と再会したことがショックで逆に心入れ替えた佐引さんなのでしたーってな感じかな?。わたしの希望(好み)としては黒化した練に「佐引さん、一緒に金稼ぎましょうよ」って誘われてダークスーツでキメる佐引さん!!(でも実際は練のパシリ)ってのがいいんだけど、でも頭こそ黒くなってたけど相変わらず引っ越し屋ルックでしたよね・・・。って、ハッ!?まさか佐引さんが練の連絡先を知ってるのは黒化した練に「あの時のスピーカー代、返してくださいよ」とかニヤニヤ脅されて毎月返済してるから・・・だったりして・・・?「髪染める金あるなら一円でも多く返せよ」とか言われての黒髪とか・・・?。