『ちゃんぽん食べたか』

高等遊民」というフレーズをここで聞くとは思いませんでしたw。
その高等遊民を演じた落合くん。落合くんって独特の頽廃感とか倦怠感とか諦念感とか、そういう雰囲気を持っていると常々思っているのですが、この役はそれがストレートに出ててなかなかよかったです。
自分が金銭面では比較的恵まれていることは理解してるんだよね。でも心は満たされていない。何かのために今の生活を捨てる勇気もないし、そもそもそれだけ熱意を燃やせる何かすらない。それは他人からみれば贅沢な悩みということになるんだろうけど、そういう生き方しかできない太田も苦しいんだろうなーと、そんなことを思わせられる高等遊民っぷりでした。
(そういう意味では「生きる意味」について考えないようにしてると言い放った大家のところの兄弟というか弟が何を考えて日々過ごしているのかってのは結構気になる。兄のほうはどうでもいいけどw)
そういう人間にとって「ヴァイオリニストになる」「そのために芸大に入る」という明確な夢であり目標を持ってる雅志ってのは羨ましくもあり、そのために家族が出来る限りのサポートをしてくれているってのは妬ましいものなのだろう。
というわけで、中途半端な雅志にキツイこと言う奏多くんとか最高だね!!。惜しむらくは、というか願わくばもっとこう「嘲笑」してほしかったところではありますが、「甘いんだよ」とかなんとかいう(興奮しすぎて覚えてない)(その瞬間だけ5回見たのにw)奏多くんはさすがのトキメキ。
あー奏多くんに嫌悪感剥き出しで「お姉さんさー、そんなんで生きてていいと思ってんの?」って言ってもらえるイベントないかなーってわたしいつもこんなこと言ってる気がするw。
わたしから見れば結構な喧嘩というか、わりと決定的なことを言って(言われて)しまったのではないかと思うわけで、菅田っちと奏多くんの友情がどうなるのかと心配になったけど、予告で普通に喋ってたんで一安心。って予告に豊原さんイター!!!もう出ないのかと思ってたからすごくうれしい。