西尾 維新『人類最強の初恋』

人類最強の初恋 (講談社ノベルス)

人類最強の初恋 (講談社ノベルス)

潤さんかっけーなー!!
以外に感想ないよね。こんなにガッツリ「人類最強の請負人 哀川潤」視点、哀川潤の内面を描いているというのに、そこには孤独というか弱さというか、そんな感じのことが描かれていたりするのに、やっぱり「かっけーなー!!」としか言いようがない。思いようがない。1位と2位の間にある“差”は当人たちにとっては大きいものでも10位以下の人間にとってはそれを実感したり理解したりすることは難しいというようなことがあとがきに書かれているけど、つまりそれ。潤さんがどんなことを考えどんなことを感じどんなことを思っているんだとしても、凡人にそれを理解することはできないんですよ。だって初恋も失恋も地球規模であり惑星単位のスケールなんだぜ?。そんなもんすげーなかっけーな以外に思えることなどあるはずがないだろう。


しかしあれですね、かつて「人類最強」と言えば哀川潤でしたが、今はもう一人「人類最強」がいるわけで、潤さんには燃えはあっても萌えはないのに対しかりあげのあの人は萌えの宝庫だってのはちょっと面白いですね。