『デート〜恋とはどんなものかしら〜』第9話

まさか月9で風吹ジュンのウェディングドレス姿を見るとは。さらに新郎が平田満。これだけで見つづけた甲斐あったなーとは思うものの、なんだろうこの・・・なんともいえない感じは。
婚約をその日のうちに解消し、それぞれ別の相手と付き合うことになり、その経過をあたりまえに報告し合いアドバイスし合う内容がお互いのことを解りすぎてて、挙句スケートリンクでの息ぴったりすぎるやりとりにあのまま依子と巧がもう一度交際しますってな流れになると思いきや、あのやりとりを経て依子は鷲尾さんと巧は佳織とそれぞれデートするのが楽しくて仕方がないと、今自分は恋をしてるんだと、そう認識し理解するってな展開にそっちに行くかーとなったところで依子母の思わせぶりな態度&ブーケキャッチって、じゃあこれやっぱりそれは違うんだと、ほんとうに好きなのは谷口さんであり藪下さんで、だからもう一度デートをしましょうってなENDになるのか!?だとしたら鷲尾くんと佳織が可哀想だよー。でもそうかといってこのまま依子と鷲尾くん巧と佳織ってのも違うというか、特に依子は鷲尾くんとくっつくべきだと思ってたわけだからそれもアリだと思いつつもやっぱり依子と巧であってほしいという気持ちもあって。鷲尾くんにも佳織にも幸せになって欲しいんだけど、きみたちは依子でなくとも巧でなくともいいだろうと(特に佳織は)、でも依子と巧はやっぱり依子と巧じゃないとうまくいかないと思うというか。
・・・って月9の恋愛みながらこんなにモヤモヤしてる自分が許せないっ!!wけどちょっと楽しいw。
ていうか依子と巧はほんとうにそのデートが楽しいの?。デートのことばかり考えて仕事がおろそかになったり、ATSUSHIのファルセットを出すのは難しいから三代目に挑戦しようとしたり、そういう“普通の女”であり“普通の男”らしいことをすることに挑戦してること自体が楽しいというか、今まで自分は“他人とは違う”ことを誇りに思っていた反面コンプレックスでもあって、それが解消されてる(気がする)ことが、自分も普通の恋愛ができるんだと思えていることが嬉しかったりするんじゃないのかなぁ?。つまりそれは月9見て楽しめてることが嬉しいと思うわたしの感情のようなものなのではないかと。
だとしたら、普通の恋愛っぽいことを経験してやはりそれは本来の自分ではないと思い直して依子巧エンドになる・・・のかな。だって依子も巧も明らかに無理してるもんね。あれだけきっちりスケジュールに従って生きてきた依子は食生活すらぐちゃぐちゃになってるし、巧に至っては“デート(カラオケ)代を出させるのが申し訳ない”とアルバイト雑誌を見ちゃうだなんて高等遊民としての矜持はどこいった!?ってな話だし(高等遊民になった理由はそれなりでホッとしました。父親を悪く言われたことに対して愛想笑いすることが社会人に求められていることだって理解はしてると。理解したうえで、街行く社会人たちを見たらみんなその愛想笑いを平気でしてるように見えて、それは立派だけど自分には無理だと思ってしまったってのは共感も同情もしないけど理解はできる)。でも『無理してる』と認めたくないんじゃないかな。無理だと認めてしまったら自分に負けたことになるし(あ、だとするとこの回まで巧が高等遊民になった理由を引っ張ったのは(この回で明かしたのは)そういう意図もあるのかなぁ?)。そんな感じでなんやかんやと理由をつけてデートを断ってたのかと思ったのに、スケートリンクでそのまま交際続行しちゃうんだもんなぁ・・・。あーモヤモヤするー!!。
でもどんな最終回になるにせよ、古沢さんならきっと爽快で痛快なエンディングを用意してくれるって信じてます!!。