これまで空気だった凪がようやくポジションらしきものを見つけた(視聴者に見せてくれた)という意味では悪くない回でしたが(でもこういうポジションなら赤と青がいがみ合ってる時にやればよかったのに)(まぁ赤と青の場合は子供のころから気性やらなにやらわかってる親戚同士なわけで放っておいても大丈夫という認識だったけど、“他人”である金の場合はそういうわけにもいかないので凪が動いたということだろうということで納得しますが)、普通サイズの敵を倒すのは凪にやらせてあげてよ。なんで毎回赤(と誰か)なのよ。
そしてラストニンジャになれるのはたった一人だけだから仲間と助け合いしてるようじゃ駄目だとか塾に通ってるのとはわけが違うんだとか好天さんが言ってたけど、今回運動会に参加したモブ忍者たちも流派は違えど忍者であることは間違いないんですよね?。あの人たちは変身できないの?。何のために忍者やってんの?。変身できないあの人たちにラストニンジャになる資格はないの?。ラストニンジャって忍者界においてどういう存在なの?。
そんで妖怪側が蛾眉雷蔵に変わる新たな幹部を出してきたのに対し、ニンジャ側はキンジには妖怪ハンターだった父と兄がいたことが明かされたわけで、キンジにとって「家族」が何であるか、家族のいないキンジが従兄弟(従姉妹)関係=血の繋がった家族である好天さんの孫たちとどんな関係を築いていくのかという今後の方向性が示された回であったと思うんだけど、家族を殺した妖怪と記念写真撮るってどんな神経してんのよってな話。まぁウキウキで写メったあとぶっ殺してるわけで、それもまたサイコっぽいんだけど・・・とか思ってたんで、その行動については妖怪が家族の仇であるってのはむしろ心情的に理解しやすくなったとは言えるけど、でもなんか背景(設定)とノリ(言動)がチグハグな感じは否めないよなぁ。根が陽気だから家族を殺した敵討ちではなく家族の跡を継いで立派な妖怪ハンターになりますってなことなら、写真を眺めるときにこんなに思い詰めてる・・・ってのは言い過ぎだとしても、暗い感じ?にしないと思うし、どうもこのキンジという男がわからない。