『破門』第4話

処分場をめぐる勢力図がずいぶんと簡略化されてて、勢力の数だけ欲望があるわけでさ、そこがこのシリーズの魅力(のひとつ)なわけだからこれだけ簡略化されたらそら密度も薄まるよなーと思ったわけですが、でも「神エイ」とか「本クラ」とか漢字とカタカナが同居してる&顔に似合わず可愛い文字を書く桑原さんの魅力でお釣りがきてしまうのよねぇ。
ていうかこれ原作では二宮がサラサラっと勢力図を書いて状況を整理してくれちゃったもんだから「おまえにも意外な才能があるんやな」と桑原が感心するんですよね。桑原さんは腕力、二宮は頭脳という役割分担というか、そういうところで二人が対等であるってな面が描かれていると思うんで、そこまで桑原さん主導だとなんで桑原が二宮を連れ回してるのか、二人の関係性がだいぶ(イメージとは)違ってしまう・・・かなぁ。
そして違うと言えば二宮の「ヒリヒリしたい」発言な。桑原が主で二宮が従・・・とは違うんだけど、自分のシノギとして1円でも多くぶんどってやるためではなくイヤイヤ従ってるうちに逃げられなくなってしまったってな感じなんで、ドラマとして(疫病神から破門に繋げるために)二宮が桑原とツルむための動機付けが必要なのは解るんだけど、「ヒリヒリ」って表現自体なんか間抜けな感じがするのにそれが何度も出てくるもんだからこれぞ「コレジャナイ感」ですわ・・・。イケイケの桑原に対し二宮も大概頭イッちゃってますよねーってな感じにするのはいいんだけど、ヒリヒリ厨はちょっと違うの・・・。