『仮面ライダードライブ』第9話「どうすればクールボディになれるのか」

ワイルドになるにはパッションが必要で、テクニックになるにはクールなハートが必要だと。
今更だけど仮面ライダードライブのシステムって何を目的として開発されたんだろうなぁ?・・・って当然対ロイミュード用でしょうが、だとしたら変身に際し装着者のメンタルにまで干渉する必要が果たしてあるのだろうか・・・と思わなくはないです。装着者を選ぶのはわかるの。進ノ介はドライブになれて霧子はなれない具体的理由がなんなのかそれはわからないけど(その説明ってありましたっけ?)、例えば特殊部隊に入るためには体力や精神力に加え家族(妻帯者の有無)なんかの条件を含めた選抜が行われるわけだし、そんな感じで何か条件的なものがあったりするんだろうなーとは思える。でもフォームチェンジに精神性を求めるのってどうなの?。こう言っちゃなんだけど、誰が開発したにせよ(してるにせよ)ドライブが使うものは全て戦うための「装備品」だよね?。ドライブという変身システムですらそうだよね?。新フォームが与えられて、それを使いこなすためにはパッションでありクールさでありが必要だってことならわかるのよ。だけど初動時にそれが必要だってのは理解できない。なぜそんな仕様にしたのか(そんな仕様として開発したのか)、という意味で。この作品の設定として、変身に感情を必要とする(絡ませる)のって違う気がする。今更だけど。システムや装備品はあくまでもシステムや装備品であって、その力を生かすも殺すも装着者の能力次第でその中に情熱や冷静さといった“感情”が含まれると、そういうことなら分かるんだけどなぁ。
それは言い換えれば変身できたとしてもその能力を使いこなすことができないならば宝の持ち腐れであるということになるわけで、だからまぁ・・・大学入試は大変だけど入っちゃえばそんな勉強せずとも卒業は出来るってのと同じで初変身さえできてしまえばそれはイコール能力を使いこなせるということである・・・ってなことなんだろうけど(でも爆弾解除?とか精密攻撃とかはタイプテクニックの能力ってことで納得だけど10tだっけ?かのハンマーだか錘だかをぶん投げるのはどうなのよ。ワイルドさんの立場ねーじゃねーか)。
ていうかシステムの中心を担うベルトさん自身がとても感情豊かなんで『ベルトさん合わせです』と言われたらそうですかと納得するしかないんですがw。
でもそのくせこのベルト肝心なことは喋らないのよね・・・。感情なんてものは口で説明してすぐどうこうできるものじゃないとしても、進ノ介の場合明らかに「クール」の方向性間違ってんだからそうじゃねーんだよーって教えてくれてもいいんじゃないの?と。だって一応命かけて戦ってるわけだよね?。市民を守るために戦ってるわけだよね?。敵の非道っぷりにムカつきすぎて頭冷えましたってなことでタイプテクニックに必要な精神状態になれたのは“偶々”なわけで、もしそうならなかったら少年の命はなかったわけだよね?。お話だからそんな展開にはなりませーん!ってのは抜きにして、もしそんなことになってたらベルトさんどう責任取るつもりだったの?と思ってしまう。「クールってのはそういうこっちゃねーんだよ」とベルトさんに教えてもらうもなかなかそういう精神状態になれない進ノ介が捕らわれ命の危機にある少年を前にしどうやって救うか思考してるうちにどんどんと冷静になっていき、ついにテクニックになれる状態になったってんでベルトさんが「それだ!進ノ介」っつってフォームチェンジとかさ、そんな感じでもよかったんじゃないかなと思わなくはないです。ベルトさんの好感度的に。
あと装備という意味では一刻も早く霧子が使える対ロイミュード用の武器を作るべきだと思う。人間態の雑魚ロイミュードをあれだけ追いまわしておきながらロイミュード態になったらなすすべもなくやられるがまま(ドライブに助けてもらうだけ)ってのは大きなお友達的にはよくてもちびっ子的には微妙じゃない?。倒すまではいかずとも足止めできるぐらいの威力がある銃とか持たせたほうがいいんじゃないかなぁ?(玩具としては魅力ないだろうけど)。
あとSHTで「深夜アニメ一気観」とかヤメロw。そんな共感いらねーよw。
そしてそして、ハート様がボルト(とその部下)と何らかの計画を遂行中であることを知らされてなかったブレンさんは今回も不憫モエ。