『Nのために』第7話

最も大事な美形要素皆無だけどこれはこれで悪くはないってかキャラとしてはむしろいいってか、わたし的コイデップン史上真澄ちゃん以来のハマリ役なのではないかと思いながら西崎さんを見守っているわけですが(そういう意味では同じクールでタマキングがついに完全復活を果たしてくれたのもなんつーか、巡りあわせの妙みたいなものを感じます)、今回なんと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


全力でときめいてしまいましたッ!!。


どこにって?
おんぶシーンに!!!!!
榮倉さんを背負いながら「お前重いな」って言うコイデップンは山田を背負う真山に勝るとも劣らない、いや、三次元史上最高峰と言ってもいいであろうときめきおんぶシーンであった。
あとあと島に帰った杉下が新しい服買って浮かれてたけど誰かに逢うからじゃないか?とか安藤に意地悪する西崎さん(自分は人妻と泥沼不倫中)な。
西崎さんの二人に対する容赦ない感じほんといいわー。二人のことを可愛いと思ってるからこその距離感なのよね。
でも“杉下の友人”が訪ねてきてるってわかってるのに、あの空気読まない乱入っぷりはどうかと思いますw。自分のことしか考えてねえよこの人w。
からのー、
恍惚として語る西崎さん(「演劇とかやってる人?」「ううん・・・文学やってるの・・・」)にドン引きしつつw
ラプンツェルって・・・何?」
「マリオで言うと・・・」
「あ、ピーチ?」
ってこの馴染み感な。さすが幼馴染というか、ああ・・・安藤可哀想・・・・・・と思わずにはいられません。
だって男の声がした直後にガチャ切りされるって・・・なぁ・・・w。
前回あれだけ素敵な景色を見せてくれた相手に対しこの仕打ち。杉下が成瀬くんに見せる顔はやっぱり特別で、あれだけ頑張っても報われない安藤が不憫モエるw。
しかしフェリーの中で再会し、二次会で背後にいる杉下を気にしてるんだけど直接目を合わせられなくて、ようやっと思い出の四阿で二人っきりになり奨学金のこととかずっと抱えてた言葉を伝えられて、東京に戻って杉下の家を訪ねるためにケーキを選び、それをもってピンポン押す瞬間ちょっと躊躇い、そして家に上がって居心地の悪そうな感じ。もうぜんっぶがぜんぶ「成瀬くんらしい」んだよね。ほんと「成瀬くん変わってないよね」なのよ。窪田くんのこのナチュラルな佇まいはほんとすごい。いつもいつもすごいって唸らされるけど、この切なさ1000%で出来てる成瀬慎司という役はその真骨頂。全く初めて出会った(設定の)相手なのに、この演技してます感バリバリのコイデップン西崎さん(繰り返すけどこれはこれでいいんです!)相手ですらナチュラルに馴染むとかさー、いやあもう、窪田正孝という俳優に痺れざるをえない。
で、このまるでコントのようなやりとりから始まった「N作戦2」なのに、結果はあんな惨劇・・・なんだよね。もちろんこの時点ではあんなことになるだなんて思ってもみないだろうし、西崎さんはただひたすら「奈央子を助けたい」という思いだけで、杉下は不倫はよくないと思いつつも「西崎さんのために」、そして成瀬くんは「杉下(の友人)のために」って、こういっちゃなんだけどノリだよね。囚われの姫を助ける勇者と仲間たち的なノリだったものがあんなことになったというのに、ついに再会した杉下と西崎さんは笑みを交わし合った。あれは確実に後悔とかそういうものを含む笑みじゃないよね。むしろお互いを労いたたえ合うかのような、共犯者の笑みだった。わたしにはそう見えた。
だから二人はこの10年間信念を持って生きてきたんだろうけど、成瀬くんはどうなんだろうなぁ。
そして恐らく作戦を聞かされなかった除外感と、それから成瀬に対する嫉妬心、そういう感情から外チェーンを掛けたのであろう安藤。つきあってもいないのにプロポーズするぐらいだから自分のしたことの本当の意味を解ってないんじゃないかと思うのだけど、それを知った安藤はどうするのだろうか。
それにしても、(演じてるのが榮倉さんであることもあって)杉下の余命が1年だってのが果たして本当なのか、どうも信じられない(信用できない)わたしがいるんだけど、本当であるならば、今は結婚するつもりはないという杉下に3年先5年先はどうなってるかわからない、だから指輪を持っててくれと言える安藤ってのは、言っちゃう安藤ってのは、やっぱり杉下にとっては共に生きる相手ではないのかなぁ・・・と。イイ奴であることは間違いないし、きっと恋愛感情のようなものもありはするんだろうけど、でも一緒に生きたいと思う相手ではないのかなーって。あて馬賀来くん最強です。