『Nのために』第5話

はああああああああ、やっぱ報われない恋心に悶える賀来くん最高な!!!。フェリーチケットを眺めながら成瀬くんを想う杉下を見る賀来くんの佇まい絶品すぎるっ!!!(ローリング床バン)。
安藤の恋を応援してやりたいんだけど、でも成就はしてほしくないというこのジレンマw。
でも相手は“居場所を守るため”という強い目的があるとはいえ水中で酸素ボンベのバルブを閉めるという、下手したら相手の命を奪うことになるかもしれない行為を“気が付いたらやっちゃってた”“勝手に手が動いてた”とか言ってのける女なんですよ。まさに目的のためなら手段を選ばない人間だし、いざその時がきたら躊躇わずにやれる人間なんですよ。酔って寝ちゃった安藤が実はこの話を聞いてたってなことになるのかと思いきや、安藤はあれほんとに寝てたんだよね?。沖縄から戻ってきて二人の距離感が変化してることに目敏く気づく西崎さんだけど、安藤は思わずキスしてしまったことがその理由だと思ってるのに対し、杉下が安藤に対し心理的距離をおこうとしてるのはバルブを閉めたという事実が理由だと。なにこの・・・・・・まるで次元違いの「理由」。
でも杉下は安藤にその事実を知られたくないんだよね。そこに友情に加え恋愛感情があるのかは榮倉さんの演技力問題含めまだわかんないけど、安藤にはあのタワーマンションへ向かう勝ち組ロードを真っ直ぐに進んで欲しいと思ってて、そのためには自分がしたことを知ってほしくないのだろう。
一方西崎さんには告げた。杉下にとって西崎さんは共にのばら荘という居場所を守りたいと願う、のばら荘しか居場所がないと感じてる、云わば『同志』のような存在なのでしょうが、だからと言って故意にバルブを閉めた事実を話す必要はないよね?。その事実は杉下独りで抱えきるには重すぎる・・・ってわけでもないと思うの。自分がしたことに押しつぶされそうになってて西崎さんに話すことで解放されたかったとかさ、そういうことではないよなーと。だって杉下そんなタマじゃねーだろ?w。現地に行ってもいないのに(どんな心理的状況だったかわからないのに)そんな話聞かされる西崎の気持ちなんざお構いなく、一方的に荷物背負わせることになんの葛藤もしてないし。
杉下と母親の関係性(杉下の部屋を訪ねてきた母親の狂気的な所業)もそうだし、西崎さんは知っていて安藤は知らないことが結構あるわけで、安藤については前述のようにエリート街道驀進してほしいからだとして、杉下にとって西崎さんはどういう存在なんだろうなぁ?。杉下的には命にかかわることだなんて思ってなかったというか“そんなつもり”ではなく、ほんとになんとか近づくキッカケを作りたくて、それこそパーティでぶつかってワインぶっかけるとか“その程度”のことだと思ってたからこそやれたわけで、だから西崎さんにも話したんだろうけど、でも安藤には言わない。言うつもりはない。ここで安藤を外そうとするのはそういうことだよね?。次元違いの理由と書いたけど、気まずくなった理由のみならずそもそものスタンスからして杉下と安藤は違う。N作戦に対する本気度だって全然違う。だからここいらで安藤を解放してあげるってのは尤もな判断だと思う。じゃあ西崎さんは??。
西崎さんって火が怖いってぐらいで自分のことはほとんど話してないよね?。居場所としてののばら荘を守りたいという共通の想いがあるのは確かだとしても「なぜ他に居場所がないのか」ってことが気にならないのかなーと。西崎さんが何かを抱えてるってことぐらいはわかってるだろうけど、それを聞いたら悪い(そのうち話してくれるだろう)ってよりも単純に興味がないってなふうに見えるのよね。興味がないというか、他人の事情にまで関わってる暇はないってな感じに見える。だから今の杉下にとっての西崎さんはなんでも話せるお兄さん的存在であり、それ以上でも以下でもないと思うんだけど、それは杉下が意識してそういう関係を保ってるように思えるんだよなぁ。自分はどんどん押し付けるけど相手からは受け取らないというか。そこに杉下の傲慢さを感じてしまう。だから同志のようなものだとは云ったものの、無意識レベルで杉下が西崎さんを利用してるように思えてしまうんだよなぁ。まぁわたしが基本湊かなえが描く女性キャラに同族嫌悪的な感情を抱いていることと、榮倉さんに対するイメージがそう思わせてる面があることは否定しませんが。
で、杉下の母親再婚するつもりってことは父親とは離婚が成立したってことなの?いつの間にっ!?。
そして弟くんが健やかに大学生活?を送ってるようでホッとしました。