『大奥』「八代将軍吉宗・水野祐之進編(8)」

この時代でもう90過ぎだってんだから昨日までピンピンしてたのが突然死んでも「そうか」で終わるのは当然のことだとは思うけど、「村瀬の死」が「死にました」で流されてしまったことにぼんやりしてたら(これについてはこのままでは終わらないだろうけど)、水野が女の姿で上様の前に現れて、水野に新しい身分を与えたのは吉宗なんだから今どこで何をしてるか把握してても全然おかしくはないんだけどあのときの鮮やかな対応・判断にカッコいい!!となったわたしからすると「そこまだ繋がってるんですね・・・簡単に呼んだり呼ばれたりしちゃうんですね・・・」となりました。
それどころか水野に再び「私のことも幸せにしないか?」とか言っちゃってて、上様未練タラタラじゃないっすか・・・と、水野に自分と同じ名前の想い人がいることを察したから手放してやったんだろうに、水野にしてみりゃ薬問屋の「仕事」として引き受けてるにしても赤面に効く薬を探して諸国を回るってことはその間家を空けることになるわけで、そういう事情まで気が回らないのか上様よ・・・とちょっとガッカリなんですけども。

「商人めえええええええ!」と絶叫しながら出産する吉宗様はオトコマエ(若干あたおか気味のw)だったけどw。

そんな「人の心が分からない上様」に、大奥の男たちの「働き甲斐」について説教キメて大奥を去る藤波はよかったし(前日の月9で似たようなテーマで討論してたこともあって、藤波の言うことは至極尤もだと思えたし)、その代わり?にスルっと上様の酌の相手をするまで出世してる杉下のしなやかさというかしたたかさも良かったんだけど、ところで杉下自分が「種なし」だってどうしてわかってんの?。