『大奥』「三代将軍家光・万里小路有功編 五代将軍綱吉・右衛門佐編(5)」

まず最初に吉宗の元へ新入りとしてやってくる水野視点で大奥という「システム」を説明し、あとからその「逆転大奥システムの成り立ち」を描くに際し、それが『心で繋がることしか許されない家光と有功の悲恋』によって生み出されたものであると視聴者に知らしめたところで(加えて家光の死をもって「自分の役目も終わった」と潔く自害する正勝の人生にも思いを馳せながら)次の瞬間から始まった綱吉編ではそれが『色狂いの狩り場』になってしまっているという構成のエグさに戦きつつも(大奥に呼び寄せられた昔の男とその息子が「精を絞りつくされて死にました」って・・・)、吉宗が家綱を「読み飛ばす」のには笑ったわw。これ原作もそうなの?それとも藤本さんの取捨選択の結果による脚色なの?。

そして占いの通り「将軍の父」になった玉栄の・・・・・・成長?に遠い目をせずにはいられません・・・。
有功様に対する盲信や、いざとなれば手段を選ばず上様と有功様が可愛がってる猫を殺すことを厭わない(その選択ができる)鬼畜っぷりは「のちの桂昌院である」と言われれば納得のソレではあったけど、生臭エロ坊主になってんじゃねーか・・・成長著しいにも程がある・・・。

そして福士蒼汰のよく言えば“はんなり感”に慣れた状態から山本耕史の“特濃感”への移行は結構キツイ(笑)。顔に「曲者」って自ら書いてるじゃんこの人(笑)。
そしてそんな山本耕史の右衛門佐と初対面からバチバチ仲里依紗の綱吉もこれまた濃いわー!。
綱吉が“こんな感じ”だからこそ山本右衛門佐も曲者感全開でイケるってことなんだろうし、豪華絢爛な着物に負けない『圧』がまあすごいw。
家光編の儚さとか切なさといった要素を金属バットで場外までかっ飛ばした感w。
ていうかあれですよね?「この綱吉」と「この右衛門佐」が子作りをなさる・・・・・・ですよね?。肉弾戦とはこのことか。