『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン最終話「えんができたな」

ちゃっかり名乗りに混ざるムラサメとか(マザーがなんなのか、最後までノー説明で終わるとは)、(なにをもって「悪い」とするのか問題は考えないとして)悪いのは任務を放棄したソノイソノニソノザなのに、三人を粛清しにきたソノシゴロクと、さらにまとめて粛清しにきたソノナソノヤが倒されて終わることに若干の「え?それでいいの??」感がなくはないし、犬塚を捨て雉野に乗り換える夏美には真顔になったりしましたが、でも見事な最終回でした。ラストのタロウにはマジ泣きしたわ。

ソノイのサポートでおでん食べながらお供達と「最後の時間」を過ごすタロウがソノイのことまでも忘れてしまった瞬間は切な哀しくて涙が出たけど、ていうかそれぞれの「その後」のなかで俳句を詠みながらネジネジとお別れする猿原だけが意味わからなくて泣けたけど、まっしろいユニフォームで「えんができたな」と爽やかに笑うタロウは寂しいんだけど、1年間見続けた「桃井タロウ」の欠片もないその爽やかすぎる笑顔がものすごく寂しいんだけど、でもとても晴れやかな気持ちで泣いた。

キラメイ→ゼンカイと、このところずっとアタリ作品続きですが、ドンブラザーズはそれとはまったく違う意味で超アタリ作品でした。
1年間ほんっとーーーーーーーーーに楽しかった。この作品を作ってくれた全てのひとに心からのありがとうをおくります。