『信長協奏曲』第2話

斎藤道三」がどんな人間なのか(どんな人生を送ったのか)は知らずとも、織田信長がまだ尾張のチンケな殿さまだった時代に「豊臣秀吉」や「徳川家康」が存在してない(そんな名前の人物はいない)ことぐらい常識として知ってるもんじゃねーのかよw。警官の恰好でタイムスリップしたってことはその時点でもう社会人だったってことだろう?。いくら歴史に疎いっつってもさすがにこれは西田敏行が馬鹿すぎる。教科書で自分の最期を知ってしまったからこそ「本能寺の変」の部分を破ってやったんだろうけど、でも高校生にもなれば「織田信長」が「本能寺の変で死ぬ」ことぐらい知ってて当然なわけで、でも西田道三はサブローが“それを知らないだろうと思った”ってことだよね。そして破かれたページを見てきょとんとしてたってことは西田道三が思った通りサブローもまた本能寺の変のことを知らないってことなんだろうね・・・・・・。教育っていったい・・・・・・。
アニメも結構なお馬鹿さんだったもののアニメは能天気でお気楽なキャラだったからその馬鹿さ加減がそんなに気にならなかったけど、ドラマ版は妙に説教臭いっつーか、説教という形で価値観を押し付けてくるじゃん?。勉強が出来る頭の良さと人として生きていくうえでの頭の良さは別モンだってことはわかってるけど、本能寺の変も知らない馬鹿にこの時代の価値観についてとやかく言われたくねーっつーのと思わなくはないかなぁ。今回は昭和の高度成長期とお先真っ暗の平成と元いた時代は異なれど共にタイムスリップした人間が相手だったし、不器用な父親とそんな父親の愛情を理解してなかった娘の話ってのは突き詰めれば時代に関係ないと言えなくもないんでそうでもなかったけど、これからも説教キャラでいくとなると「馬鹿のくせに」ってのが越えなきゃならないハードルになりそうだな・・・。
(ちなみにあんまりあたまがよろしくない現代の若者が歴史が書かれた書物を持ってタイムスリップしてしまう話としては内館牧子さんの「十二単を着た悪魔」がおススメです。そっちは教科書ではなくあらすじが書かれた源氏物語フェア用の冊子なんだけど、馬鹿なりにそれを活かす痛快な物語なんでぜひぜひ!)
てか初回を見て麿パパ出すなら道三は西田敏行よりも断然麿パパのほうが適任だろう!!と思ったもんですが、麿パパがこんな馬鹿な役やらなくてよかったです(笑)。
でも同じタイムスリップ者でありながら斎藤道三として生きた男(道三って出自が不明だからこのドラマ的には西田敏行その人が1972年からこの時代にタイムスリップしたことで後世に残る「斎藤道三」という人物が生まれたという解釈でいいのかな)が本能寺の変について書かれた「歴史教科書」を破り、「お前こそが信長だ」と、「おまえなら運命を越えられる。自分の手で切り開け」と娘とともに想いを託すってのは素直にグッとくる展開だった。


って、ヤバイ・・・山田さんと太一がツルんでて、山田さんが新井浩文をそそのかして西田敏行をボコるとかこの月9やーっばい!!。
太一のこういう役鉄板だけど山田さんと絡むと悪の華っぷり10倍増だし、新井浩文単体でも抜群のチンピラ感ですが山田さんが絡むと俄然クズ度が増すよね。つまり山田さんさすがすぎる。
つーか前回の柳楽くん切腹シーンのガチっぷりも狂ってたけど、あんなに汚いのにこんなにカッコいい山田さんとか絶対おかしいってw。
(おかしいと言えば信行にとセットだった高嶋兄の勝家がしれーっと信長の家臣団に加わってるどころか馴染みすぎててワロタw)
この調子で太一のガチ殺陣を!!・・・・・・って言いたいところなんだけど、今回の山田さんの殺陣編集されまくりだったからもし太一が殺陣することがあってもそのまんまは見せてくれないんだろうなぁ・・・。