この時代海を渡って隣国に行くってその道中だけでも命がけじゃないかと思うし、そもそも独りで行き来するわけではなく航海には大勢の人間が関わるというのに、官兵衛がちょっと東京から大阪までぐらいのノリで簡単に行ったり来たりしてて（そう見えた）笑ってしまったわ。
ていうかみんなが、太兵衛までもが豪快にゲーゲー吐いてる中、地図？を見ながら涼しい顔でおにぎりもぐもぐ食べてる九郎右衛門様が豪胆カッコよくって鬼リピート。あんな環境下で食べられるだけでもすごいのに文字を含むであろうものをじーっと見ながら思考できるとかマジ豪胆なのに顔は涼しげだなんて素敵すぎてもはや意味がわかりませんっ！！。このひとダメなとこねーじゃん！！。
そしていきなり登場した総大将・宇喜多秀家役の武田。全く知らなかったから超ビックリしたわー。しかもこれ官兵衛のとりなしで両者平等的なことになったけど、構図としては 武田-忍成くん対石黒くん-阿部くんってな感じだったよね？？。ゲスの極みみたいな顔した前者に対しバリバリの脳筋後者でこれたまらんかったｗ。最終的に行長官兵衛の子分みたいになってたけどｗ。
で、またもや三成にいいように騙される官兵衛さんな・・・。碁を打ってて三成のこと待ちぼうけさせたという史実を「三成が大した用じゃないからいいと言った」と捻じ曲げてまで官兵衛さんに落ち度はない、全て三成の策略だってな描き方を徹底してるけど、黒田が豊臣を捨てて徳川につくことを正当化するというか、気持ちとして「仕方ない」「当然だ」ってなふうにもっていこうとする意図が明確で、それはまぁ・・・主人公だし、これは黒田官兵衛を中心とする黒田家から見た物語であるわけだから黒田家の“言い分”としてはそうだってなことで受け止めるとしても、でもこれまで三成を小物として描いてきたこともあって官兵衛さん騙され放題じゃないですかとしか思えん。つーか三成が一緒に殿下へ報告してくれと頼んだとしても“殿下に無断で”帰国したのは事実なわけで、三成が殿下にそう説明してくれたんだと思い込んでたのは騙されたというかもう無様としか思えません。
で、三成はこれ茶々と完全に通じてる、ということでいいんだよね？。これまで視線を見交わすぐらいだったのに今回暗がりで（人目を忍んで）あんな会話を交わしたってことはつまりそういうことだとわたしは受け止めますが、あの完全にイッちゃってる秀吉にバレないようにと三成がどんな顔で事に及んだのか！？と想像するとニヤニヤするよねー！（←わたしが一番ゲスであるｗ）。
そしてこの茶々だとなにがなんでも子供を作るために三成に限らず手頃な男を片っ端から唆しそうなんだけど、（誰の種であれ）見事二人目を身ごもったうえにきっちり男子を産む茶々はおね様が言うように「運がいい」んだろうなぁ。
