『家族狩り』第6話

ああ・・・サネモリくんが狩られてしまった・・・・・・。
家族(妻)の前で「この想いは墓まで持っていこうと思ってたけど」と言いつつ「もう家族を続けるモチベーションがないんだ」と、「もうそのためのエネルギーがゼロなんだ」と言ってしまった、言うしかなかった夫の言葉を聞いて自殺しようとした妻。サネモリ一家は狩られるために用意されたとしか思えなかっただけに、父親が「一緒にいてもいいのか?」と聞き、それに母親が頷いたことでぎりぎりセーフ!!の大逆転!!ってことになるんじゃないかと一縷の望みを抱いたけれど、やっぱダメだったか・・・・・・。
ていうかサネモリくんが絵に描いたようなアニオタだったのが地味に効いたわ・・・・・・、
部屋に引きこもってるときは重低音ばりばり曲を大音量でかけてたからオタクはオタクでもメタル系なのかと思ってたのに(その反動で生まれ変わるために登校しようとして全身白だったのかと)、典型的なアニオタだなんて・・・。しかも本棚の一番手に取りやすそうなところに花より男子が並んでるとかそらキモイ言われても言い返せないよね・・・・・・。
でもサネモリくんの死が美しくてよかった。穏やかな顔してたことだけが救い。


クロスで肩掛けしてるその鞄の中には何が入ってんだよ?という疑問とともに、子供相手の仕事だし決して清潔とは言えない場所へ出向くことも多いだろうになんでそんな綺麗な色のコート着てんの?キャラに合ってなくね?と思われ続けながらもこれまでずっと着続けてた水色のコートは今回のこの“血染めのコート”にするためのものだったってことがようやくわかったわけですが、それはつまり游子はこれまでの家族狩りに関しては“関係していない”と言うことになるわけだけど、でもリビングの椅子に座らせられてた遺体を台所まで引きずってって寝かせて顔を綺麗にしてやるってのはそれはそれで普通じゃない行いなわけで、游子ももうぶっ壊れる寸前だよなぁ。まぁ仕事に対する自信を喪失しかけてるというか、自分には向いてないんじゃないかと思ってるところへもってきて認知症の父親に加えて母親がガンかもしれないだなんて、そらぶっ壊れても仕方ないよな。決して他人事じゃないってか自分にだって起こりえる話だから見続けるのが結構辛いわ。