『家族狩り』第8話

は?なんで平岡撃たれてんの(笑)。
いや、綾女に油井を殺させるため(綾女から意識を逸らし隙をつくるため)だってことは解るけど、それにしたってここに現れた理由を含めこの扱いはひどすぎw。
せっかく游子と巣藤の方は「白アリ」というキーワードと山賀と大野が繋がっていたという“衝撃の事実”で盛り上がってきてるのに、馬見原のターンは「家族狩り」という本筋に思ったほど絡めていないわけで、こうなってみると馬見原の個人的な事情はいらなかったかなーと。エンケンさんと平岡は、犯行現場に残る匂い(シャンプーの香りという存在するものと一家心中ではなく殺人だという臭い(刑事の勘))を理由に独自捜査を進める暴走刑事となんだかんだでそれについてく若手刑事(エリート)でよかったような。まぁそうなると“いつものエンケン”でしかないんだけどさ。
そういう意味ではすっかり姿が見えなくなった産むから女に続き馬見原嫁(とその娘)も不要と言えば不要だったのかなーと。娘役の人はどうでもいいとしても山口紗弥加秋山菜津子も存在感ありまくりだっただけに、それぞれの役をもっと上手く動かして欲しかったと思わずにはいられない。これから家族狩りの犯人が明らかになりその動機が描かれていく中で、それが関係者それぞれの「家族関係」に影響を及ぼすところまではいかずとも何がしかの想いを生み出すということになるのでしょうが、それにしたって菜津子さんの怪演がもったいなさすぎるよー。
実は游子に悪感情を抱いているのかも?と思わせられたくまちゃんは単に無神経な人間ってことみたいですね。トゥビコン駒田が犯した事件をニュースで見て自分があんなことを言ったからじゃないか?と思わないどころか言ったことすら記憶に残ってないよねこの人。おまけに父親の遺書を娘に「取られちゃったのよー」とかヤレヤレ調で言ってたし。でもこれぐらいじゃなきゃ施設職員とかやってられない面もあるのかなぁ。
馬見原を嵌めたのは平岡に入れ知恵してた上司に決まってるけど、馬見原にかけられた容疑を晴らしてみせるのが平岡でありますように。それぐらいの見せ場がないといろいろと切なすぎる・・・。