- 作者: 大倉崇裕
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/07/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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前作はいろんな動物(ペット)が登場し、動物の本筋への絡ませ方の妙はもちろんのこと動物の生態それ自体が面白かったんで今回もその路線を期待してたというかその路線でいくんだとばかり思いきや、蜂を使ったテロに挑むって!!路線変更しすぎだろう!!!。
・・・でもちゃんとタイトル通り「蜂を愛した容疑者」の話ではあるんだよねぇ(連載時はこのタイトルだったんですよね?)。シリーズとしての枠というかイメージからは外れてない。ただどんだけ引き出しあるんだよ!?って話なだけで。
まぁ主人公の二人が「総務部」所属でありながらも現場に出張りまくりなのはちょっと強引に思えなくはないんだけど、でも今回は二人が追う事件と並行して宗教法人VS警察という軸があるんで“手が足りない”という理由で頷ける範囲内。
内容的には結構ハードですが、それを中和・・・・・・って表現でいいのかなぁ?そんなレベルじゃないような気がしなくもないですが(笑)、動物オタクの薄圭子巡査の天然ボケというかなんというか・・・“ああ言えばこう言う”ではなく“ああ言えば聞き間違い”っぷりがすごすぎて、ていうか大倉さんの言葉遊びっぷりがすごい。