『渋谷すばるwith大倉BAND』@東京国際フォーラム

29日の2回と30日の1・3回目を見ました。とにかく良かった。ほんと良かった。
ものっそい長いので興味がある人だけクリックしてください。ほんと長いんで。





始まる前はどんな感じになるのか若干の不安を抱えてましたが、ステージ上は幕もなく、いつもより楽器が全面に出てるもののジャニコン特有の階段に電飾らしき舞台装置がデデーンと丸見え。タイトルにわざわざBANDと入れるからには、もっとシンプルでゴリゴリなステージなのかと思ってて、すばるはいいけど大倉担のお嬢さんたちにはキツイんじゃなかろうかと心配していたわけですが、それほどでもなさそうな感じで一安心。
そんなステージにデカイ拡声器を抱えてユニオンジャック柄の長Tに赤いパンツ姿のすばるさんが登場。拡声器のままで「Blues Master Kill」これがもう想像してた通りというかね、すばるが敬愛するシド・ヴィシャス風で、ほんとカッコいいの。ああ、すばるがやりたいのはコレなんだなって一瞬にして脳に理解させる力強さがあった。続いて「弱い僕だから」「FIGHT MAN」「Shelter」を熱唱。もうもうもうこの「Shelter」がカッコいいのなんのって!!!カッコいい以外に表現する言葉はないんですか?て自分でも思うけど、でもそれしか言えない。歌もよければ動きもいい。あたしすばるがリズムに合わせて足あげながら両手をシャドーみたく前にバンバンて出す動きがものっそい好きなのですが、これが多発するわけですよ。ギャーーーーーン★ですよ。エイトじゃ見たことないような躍動感なのですよ。あぁ思い出すだけで幸せになれる・・・。ボーカリストすばるの強みって声量と曲の歌い分けが(ある程度)出来ることだと思うのですが、OPの4曲は(ちなみにここまで大倉は出ず。すばるとFIVEのみ)LIVEの掴みとしての意味合いがあるからテンソン上がる曲ばかりなんだけど、それぞれ歌い方を変えていて、まぁ思いっきりエンドリさん入ってましたけど、でも耳にも目にも直接訴えるパワーというかね、エイトとはまた違う、すばるがやりたい音楽を思いっきりやれる喜びが伝わってきた。そして何が一番良かったかって、そのことを素直に表してるすばるがいたのですよ。ちょっと前のすばるだったらもっと尖がってたと思うの。お前らに分からなくても構わない、俺が満足できればそれでいい、そういう頑なさみたいなもんがあったと思うの。あんまり上手い言い方ではないんだけど、自分で自分を縛ってたというかね、ジャニーズという世界に属する自分、そんな自分にファンが求めているもの、そしてそんな自分がやりたいこと、その齟齬みたいなもんを考えすぎちゃってガチガチになってた時期があったと思う。で、今のすばるはやっとそういう時期を過ぎたんだなーって。
特にそれを感じたのがMステコーナー。タチョリ(タモリというよりも筑紫風のヅラ着用の大倉司会)の進行で「I believe in myself(パラパラバージョン)」→間に生着替え(上半身はTシャツで下半身はパンツいっちょ姿を披露)を挟んで「サヨナラ」を歌ったんだけど、それ見て聴いて過去と折り合いをつけることができたんだな、いい意味で吹っ切れたんだなって思った。そこを思い出雑じりにしんみりとガチで歌うんじゃなく、コント仕立てにしたところがすばるらしい。
そしてそんな現在のすばるを象徴したのが「グリーディー」で、これほんとすごかった。会場にいたオタ全員息止まってたんじゃね?って思うほど空間が凝縮されてて、みんな歌い終わったらはぁ〜〜〜ってため息ついてたもん。あれだけの声量、表現力があるアイドルはそうそういないと思う。すばるはアイドルとしての自分を受け入れたと思うので、あえてアイドルで括るけど。あの瞬間の素晴らしさを表現する言葉をあたしは持っていないのだけれど、でも忘れないと思う。あのグリーディーをずっとずっと忘れないと思う。

すばるの怒涛のOPの後はたっちょんのムーディーかつほんわかなソロタイム。松竹で初披露したというソロ曲と「Carnival」。大倉BANDと謳ってるだけに基本はドラムなのかと思いましたが、普通に踊って歌ってた。たっちょんはね、正直ここまで素敵になると思ってませんでした。自分でもいってたけど、すばるや錦戸さんと違って昔の映像とかオリ曲とかないわけですよ。不遇の時代というかスポット当たらないとこで頑張ってきたわけですよ。それが何、この華やかさは。背が高いせいもあるだろうけど、なんかステージ栄えするんだよな。大倉に関してはほんといつのまにやらというかここ1年ぐらいの間の急成長っぷりはすごいものがあるわけですが、客もね、明らかにたっちょんファンの方が多かったんだよな。よく考えたらさ、すばると一緒とは言え大倉がソロライブやってんだもんね。ほんとちょっと前まではこう言っちゃなんだけど最下層だったことを思うと、このスター階段の駆け上りっぷりはすごいよな。エイトメドレーで168の太鼓叩く姿を久々に見て、最初はマイクもまともに持たせてもらえなかったのに・・・とすばるとは別の意味でしみじみ。しかもどの公演だったか忘れたけど、太鼓の音を拾うマイクがずれちゃうアクシデントがあったんだけど、それを冷静にさりげなく回避(ちょっとヤレヤレって感じで首振ってたけど)してて、うわったっちょん大人やわー、立派にならはったわー。
Mステコーナー以外すばるが一貫して歌に拘ってた分、バックにジュニア従えて踊って歌ってと大倉がジャニコン要素をすべて請け負ってくれたなという感じでして、「モナコブルー」「Act show」「サムライブルース」をソロで披露。「モナコブルー」が黒スーツに黒ハット、インナーが白いボタン付きTシャツ(裾の丈が短くて、お腹チラ見え!!)に黒いスカーフとかっくいい風でいかにもジャニーーーズ!!なんだけど、いかんせん踊りがまだまだまだまだ・・・なんだよなぁ。こういうところに関西ジュニアの基礎能力のなさが出ちゃうよな。
和太鼓のほかにいつものスネアも披露。これは文句なしにカッコヨス!失敗してもそのフォローがカッコヨス!それからFIVEの牧野とドラムセッションもアリ。初日はここが気合の入れどころと思ったのか、前髪をちょんまげにしててテラキャワ。たっちょんはいつものドラムソロって感じなんだけど、FIVEについてはあとでまた書きますけど、こん時の牧野がオトコマエでさー、音でかくてパワフルでとにかく叩く!って感じの大倉のドラムに難なく合わせてて、大倉に比べたら手数少ないんだけど音の幅リズムの幅ともに高品質だったんだよな。結構初めてまともにFIVEを見たという客が多かったみたいで、モニターに映る牧野の(多分)かわいさにざわついてた。エヘヘーとなぜか嬉しくなる俺。
今回大倉よー頑張ったなぁなのが前述のMステコーナーね。持ち歌がないという大倉にすばるがアカペラで即興ソング歌ったらえーやんと適当な曲名を告げて歌わせるんだけど、毎回毎回よー頑張った。二人だししかも相手がすばるだしってんで、相当頑張ったと思うわあれ。あ、頑張ったで思い出した。別に頑張ったってわけでもないけど、すばるが「これやってみたかってん」と嬉しそうにニンマリしてた「おばロック ブルースバージョン」のセリフ部分“ひやしあめよばれよ”のとこをブルージーに低い声でゆっくり言うってのがありまして、“マスター、おかわり”とかなんか色々アレンジしてた。演舞城でも思ったんだけど、大倉って意外にアドリブ能力あるよな。
あと大倉の感想で特筆すべきことはほとんど一人で歌った(すばるはギター)「旅人」が思いのほか激しめでよかったことと、オバロックの“やいやいやいやいいうなー”がおもきし可愛かったということ。

今回のLIVEが成功した立役者は実のところFIVEだと思う。1日3公演演奏しっぱなしですよ。日程が決まったときはすばるの喉のことしか考えなくてごめんよFIVE。すばると大倉二人で歌う曲が3分の1程度で、あとはそれぞれのソロ曲が各3分の1づつ、ぐらいの振り分けだったんだけど、ということは二人は途中に休める時間があるんだけど、FIVEはほぼ演奏しっぱなしなんだよね。まぁジャニーズクオリティなんで全曲演奏してるわけじゃないんだろうけど、それでも相当消耗したと思う。
頑張ってくれてるFIVEにもちゃんと見せ場がありまして、最初にオリ曲を1曲やって、その後FIVEコーナーとして初日は3曲、2日目は2曲(MCが長すぎたせいだと思う)やってたんだけど、いやーやっぱリッキーはジャニーズレベルじゃねーな。盛り上げ方がジャニーズじゃない!曲もジャニーズじゃない!・・・んだけどジャニーズだからこそリッキーの価値があるとも言えるんだよな。FIVEの曲前におもむろに青いハンカチを出して顔をぬぐうリッキーはジャニーズのハンカチ王子ですか。ウケてたけどさー、ハンカチ王子ってなんかオッサンネタっつーかね、それってどうよ?みたいなね。そんなリッキーが大好きです。2006年はキャワキャラでいくそうです。もう半分以上過ぎてますけどね。そんなリッキーが大好きです。
ガッキーは2日目遅刻したそうです。開演時刻が若干遅れたのはもしやそのせいですか?と思いました。タメ同士の大倉とガッキーは老けてると言いあいっこしてましたが、どっちも老けてると思いました。
牧野かわいいよ牧野。ドラムセッションで何度も大倉と顔見合わせながらニコニコと楽しそうにドラムたたく牧野ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン★ぶっちゃけあそこは牧野>>>大倉 だ。
そして亮太の眼鏡は反則だ。あの回ほとんど亮太しか見てませんでした俺。
バロックブルースバージョンとEdenのアコースティックバージョンをやる前にダラダラMCするんだけど、すばるがすごく和やかな表情で会話してて、すばるにとってFIVEはともに歩んできた信用できる仲間なんだなーってホッコリした。

バックに関ジュから桐山濱ちゃん大智龍太にOSSANの千崎くん?と大田くん?の二人が付いてました。なんか不思議なメンツ。ていうか淳太は???二人でMCの間がもたないからか特に初回のMCは結構長い時間関ジュに時間を使ってまして、濱ちゃん田舎者ネタにざわめく帝都のお嬢さんたちwww「こいつ仕事ないとき百姓ですからね(すばる談)」「田舎者だってみんなに言われたから眉毛そって『これで垢抜けたやろ』と自慢げに言ってた(大倉談)」とイジられかなりおいしい濱ちゃん。自ら「ロッテの西岡に似てる」と言うも思い切りスルーされてました。そして「今の旬は何なん?」と聞かれ「今はナスビっすね!!」と即答する濱ちゃんデラオトコマエ!!!(ナスビてwとオタ失笑そして「また野菜頂戴ね」とおねだりする大倉・・・)。
相変わらず16歳という年齢に驚かれる桐山。30日公演で「明日誕生日なんですー」と言うも「今日やったらよかったのにね」と「もう今日誕生日ってことでいいんじゃないですか?」とおもきし適当に扱われてました。そんな桐山たんは止まらない想いを桐山照史オンステージ状態で熱唱。へたしたらエイトより豪華じゃね?な白い衣装で階段の上から歌いながら降りてくるというた、宝塚!?って思ってまうようなステージングでございました。いやーすごかった。
それから好きやねんの自己紹介パートもバトボでした。すばるに対して「かわいい女の子紹介してください」という大智カワエェェェェェ。

イトメンバーはVTR×2でご出演。最初のVはワチャワチャしながらコンサートをやってる二人についていろいろ語るんだけど、タッキー&翼へのコメントだと思ってるというアホ設定。よこちょのタッキー舞台はほとんど一緒に出てる自慢→錦戸さんは相方(翼)に似てると昔言われてた→帝劇の時ごはん食べにつれてってもらった→ヤス「俺一回も連れてってもらったことない〜」「つれてってください」→「え?タキツバちゃうん?すばると大倉??・・・なんやねん、はよ言えやー」みたいな感じ。このVの間、錦戸さんが横に座る村上さんの肩に頭もたせかけててうわっ!これが噂の松竹バージョン甘えんぼ亮ちゃんかー・・・かわええな・・・。

2回目のVは最初のVでタキツバへのコメントと間違えちゃってすんませんねーからヤス落とし込みのケンカコント。でもヤスが身体張ってるのにマルが全部持ってってた。「ごめんなさい」だったか「まちがえました」だったか忘れたけど、変な言い方でなんか言っててゲラゲラ笑うエイトとかそんなんだった。客置いてけぼりで自分たちだけで楽しむエイトさん。よこちょが「分かった!マルはすばるがおらんと面白くないな」とか言ってました。はいはい仲良し仲良し。MC中(特にFIVEとの)幾度もエイトメンバーの話題(主にヒナ)が出てまして、どこまでいっても心は一つ!なエイトの絆を見せつけられました・・・。

初回はワチャワチャゴチャゴチャしすぎの上に音が良くないVTRなもんで、何言ってるか半分ぐらいわかんなかったんだけど、いつの間にかテロップ付いてた。歌詞も途中から流れるようになってたんで、もしかしたら間に合わなかっただけかもしれないけど、あまりにもアホなVTRだからと急遽テロップ入れてくれたんだとしたらスタッフに感謝ですよ。

初回のMCはほんと放心状態というか、頭回ってない感じだったんだけど、回を重ねるごとに調子でてきた感じでした。まとめると総じてシモ。すばるの寝言はアナルとチンポ。その単語を言いにくそうにでも言いたそうなたっちょん。リッキーはすっぽんぽん(靴下だけは付けてた。履いてたではなく付けてた)でリハをやりジャニーさんにどん引きされ、明星にもすっぽんぽんで載ったことがある(局部をギターで隠して。横からみるとぶらんぶらん)。初日を終えてホテルの部屋で放心状態で黙々と二人でご飯を食べたが、その間中すばるはプッププップおならしてた。おならで会話してるみたいだった。そんな感じ。なんかもう、MCはシモが当たり前っつーかね、むしろシモじゃないと落ち着かないレベルになってきてる。アイドルとしてそこらへんはどんなもんなんでしょうか。


初回は2時間半ぐらいだったけど、それ以外は3時間ぐらいやってくれて、そのわりに全然時間の長さを感じなくって、終わって時計確認してもうこんな時間かよ!?ってビックリだった。準備期間が短かったことを思うと驚異的な内容の詰め込みっぷり。もっと特別なことやるのかなーと思ってたんだけど、予想以上にエイトの曲をやってたという印象。正直、Edenを二人だけで歌うことに微妙な気持ちになったんだけど、でも楽しかったし、すばるが言うように、次に繋がるいいライブだったと思う。今回すべてがすばるのやりたかった通りに出来たわけじゃないと思うんだけど、すばるの視線は確実に前を向いてるし、焦ってないというか、こうやっていろんなことを一つ一つ積み重ねていく先に未来があるんだという決意みたいなものを感じました。「こんなに自然に笑顔になれたのは初めてでした」これには涙腺決壊ですよ。生声での「ありがとー!」には目から滝ですよ滝。あんなすばるを見ることができて、オタ冥利に尽きるというかね、幸せです。なんか我ながらめちゃめちゃ気持ち悪い感想だな・・・。
すばるありがとう、たっちょんありがとう、FIVEもありがとうってことで。