『家族狩り』第7話

あたし産むからーって言ってた電波女どこ行ったよ?。
時系列的には 白一色で登校してきたサネモリくんに石像で殴られそうになる→翌朝サネモリ一家心中が発覚 って流れだと思うんで、精神的ショックがどうので休んでますってことかなーと脳内補完したけど、謹慎くらったってのに巣藤の家にも居ない(来ない)し、ちょっと不自然かなーと。もともと巣藤と游子が関係を深める障害としての役割でしかないわけで、巣藤が游子の過去を知りその想いを知り、游子が巣藤の言葉によって「生きる」決意をした今となってはもうこれ以上存在してても邪魔なだけなんで退場するならするで構わないんだけど、あれだけトンチキなことさせたんだから一応の説明はしてほしいわ。
そして説明といえばサネモリくんの母親ですよ。あれだけ喋れるならやったのは息子じゃないって言えよと。息子の安否を確認しろよと思うんだけど。これまでのケースはどうだったかわからないけどサネモリ家に限ってはドン底にわずかでも光がさしたわけだよね?。そして息子は絶望しながらも巣藤の呼びかけに応えようとした。つまり死にたかったわけじゃないってことだよね?。だったら最期の言葉がこれってのはちょっと違うんじゃないかなーと。
逆に言えば希望が見えたはずなのに、それなのにこれで楽になれると、そういう意味では自分のことしか考えてなかった母親は“おかしい”わけで、それが真相解明の手がかりになるってんならわかるんだけど、でもこのシーンって巣藤に游子への疑いを持たせるためと、あと視聴者に対する釣り餌という意図がまずあって、それプラス遺体を運んで寝かせて顔を拭いてやるというどう考えても非常識としか思えない游子の行動に対し最期の瞬間こんなこと言われてたってことならば理解できる(かもしれない)という心情的フォローってだけであってそれ以上の意味はなさそうだよなぁ(確か原作ではこんなにサネモリくんがフィーチャーされてなかった記憶があるし)。
トゥビコン岡田の娘がいる施設職員の人が游子よりも先にトゥビコン岡田の元へ娘を返すことを反対したくせに、岡田の前では「私は構わないと思ってるんだけど氷崎さんの許可が下りないと・・・」って全部游子におっ被せてるのがすごくリアルでした。游子にとってこの熊ちゃん?は信じられる人間というか、游子のやり方を尊重してくれる数少ない人間の一人、というような描かれ方をしていたと思うのだけど、そういう人が游子のいないところではこういう言い方をしてるってところに“トゥビコン岡田は氷崎游子への恨みを募らせる”という作劇上の都合だけでない、具体的に言ってしまうと游子に対する悪意があったりするのかなぁ。ここがこれ以上掘り下げられることはないだろうけど、なんかいろいろと考えちゃうわ・・・。


白アリ駆除業者の藤本さんが男前すぎてどうしようかと思ってしまったわけですが、でも娘の帰宅が遅いからって10時に訪問しろと言われ、言った本人は言ったこと忘れて寝てたってのに、嫌な顔ひとつしないどころかあんなに厚い胸板であんなに熱く「守れるのに見過ごすなんてできません」とか言ってくれちゃったらそら家族関係に疲れてる母であり妻はコロっと参ってしまうだろうなーと、非常に説得力があると思いますw。