『夜のせんせい』第5話

落書き犯と葉山くん率いる昼間部の話は別モノで、葉山くんたちはただ単に溜まりに溜まった鬱憤を弱い者=夜間部イジメをしてるのかと思ったら(前回限りのゲスト扱いかと思ったら)、『父親が女になった話』と結びつくとは思わなかったわー。これは葉山くんを責められない。父親のクラスメイトに暴力振るうのはダメだけど、落書きも行為自体はダメだけど、でも葉山くんの気持ちもわかる・・・なぁ。
てかいつの時点から落書きが始まったかちゃんと理解できてないんだけど、
夜間部の生徒の中に父親の名前があるのを見つける→父親が夜間部にいるだなんて俺のイメージ崩れるじゃないか→父親に学校をやめてもらうために落書きでアピール→(でも父親は女になっていたので学校には来てなかった)→意を決して女として父親登校→夜間部にオカマ親父がいるらしいと昼間部の間で噂に→オカマは父ちゃんだったー!!
こんな流れであってますかね?。落書き当初は父親が女になったなんて知らなかったんだよね?。夜間部の生徒たちが口ポッカーーーーンと開けて驚いてたぐらいだし、あの時まで仙波さんがそんなことになってるだなんて学校関係者は誰一人知らなかったってことなんだよね?。
・・・・・・・夜間部に親父がいるってだけでもダメージなのに、そのうえ「アレ」が父親だなんて知られたら高校生活一巻の終わりだよなぁ。
そんな息子の気持ちを思って「こんな子知らない」と言った父親と、そんな父親の想いを受けて涙目で「自分も知らない」と言った息子。
確かに子供のことを一番に考えられないならば親失格だと思うわけで、この話で言えば子供が成人するまで待てなかったかと思うわけで、それでも自分を取り戻したいという自分の気持ちを選んだならば息子には一生会うべきじゃないと思うわけで、だからこのドラマの方向性的にここで終わるかと思ったら、オカマと笑う“仲間”に「俺の親父を笑うな!!」って!!。あんな姿になってもやっぱり父親のことが好きなんだね・・・(´;ω;`)。
いやぁ・・・葉山くんいい役ゲットしたなー。というよりトライストーンさすがやなと。綾野くんもそうだったけど、この事務所の上手いところはドラマにせよ映画にせよ「好きな層」にまずアピールするところから始まるんですよね。いきなり一般向けとして売ろうとするのではなくまず映画やドラマを好んで見る層に顔を売る。そこである程度知名度を得たところで一般向け用にそれなりの役を与えると。そしたら当然「この人は誰!?」って話になるわけで、するとそこで「知ってる人は既に知ってる(チェック済み)」わけですよ。つまり「知る人ぞ知る存在」なわけですよね。そういうイメージ作りがトライストーンは上手いと思う。その点ドラマ好きが好みそうなキャストを揃えたこのドラマと映像好きが喰いつきそうな岩井俊二ドラマでそれぞれ異なるタイプのキーパーソンをやらせてる今期はいよいよ本気で葉山くんを売りにきてるなと。
ドラマの感想からずれました。
「父親が女つくる」のと「父親が女になる」のとどちらの方がマシか。
・・・・・・厳しすぎる二択・・・ッ!!(笑)。
そして
「俺のこと男にしてくれるって言ってたじゃないっスか!・・・なに女になっちゃってんスかああああああ!???」
今回もウガリュウの名言デタコレ(笑)。
そしてそして、超絶運動神経が鈍いらしく選手をクビにさせられ得点係させられる一生くんとキーパーを志願するも脅しが効かず即交代させられ膝小僧抱えて落ち込むヤマコーさん(ゼッケンは「5910(極道)」とそんなヤマコーさんを必死で慰めてるから「今それどころじゃない!」な田中圭くんがめったくそ可愛かったw。