- 作者: 石持浅海
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2014/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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実際にそんなことが起きたとして、私だったら気持ち悪いって大騒ぎすると思うのだけど、そこは小泉のキャラの「おかげ」というか「せいで」というか、当事者もそれぞれ友人であったり職場の同僚であったりと関係性は異なれど小泉に親しみを感じているタイプの人間なので至って理性的・理知的にその現象の調査・解明に努めてて、だからまぁ大したことないように感じさせたところで酷いオチどーん!ってな話ばかりで、後味悪いのなんのって。何が酷いって、そんなこと仕出かしておいて普通に生活してることですよ。ていうか周囲にそんな人がこんなにもいる小泉が怖いわ!。
でも一番怖いのはこんな作品集のラストとしてこういう話を書き下ろす石持浅海という作家なのである。