まだ集中力・記憶力は散漫状態だし、感じたことをちゃんと書き残しておくための言葉を引っ張り出すだけの気力も回復してないので観劇感想は書ける状態ではないものの、これからの自分のためにこれだけは書いておきたい。
猿之助さんを相手にしての「上州土産百両首」でのみのたんはアホわんこ感こそ可愛いものの猿之助さんとの“バランス”的に深みがなく、愛之助さん(と橘三郎さん)を相手にしての「新口村」でのカズはあらゆる面でどうしたって若過ぎ(見た目もだけど目線や手の動きやなんかが「女の子」なんだよね)だったものの、若手による「屋敷娘」と「石橋」は良かったー!。
踊りについては語れるほど見てるわけでもなければ知識もないド素人中のド素人であるわたしですらまだまだ×50であることが『判る』ほどの出来なんだけど、それでも見ながら幸せな気持ちになりました。
だってみんな麗しいんだもの。
特に屋敷娘の梅丸くんが可愛いのなんのって!!!!!。梅丸くんをしっかりと視認できたことが今年の浅草最大の収穫です!!。
そして歌昇くんと種之助くん兄弟に隼人による石橋は隼人の体型こそ浮きまくってたものの(見た目のバランスとしては隼人を中心にすべきなんだろうけど、さすがにそれは技術的に無理だもんね)まさに若獅子そのもので、踏み鳴らす足音こそ軽いものの種ちゃんの飛びっぷりとかほんとついつい笑顔になっちゃうぐらいの元気一杯っぷりで、千穐楽の気迫のこもった毛振りには思わずちょっと泣いてしまった(笑)。
今度こそほんとうに猿之助さんと愛之助さんは浅草卒業ということになるようなので、来年からはいよいよ本格的に次世代の若手による浅草歌舞伎になるのかな。今年の出来を見る限り内容・質に関してはやや不安な面は否めませんが、でもむしろそういう子たちのほうがテンション上がるわたしは根っからの「あの子はワシが育てた」気質なのだろう(笑)。なのでこれからの浅草が超楽しみです!!。