『キルラキル』第五話「銃爪(ヒキガネ)」

OPに名入りでいるけどこの人なんなんだろう?と思ってたキャラに小西克幸さんきたわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
やっぱこの世界観にコニタンボイスは必須よね!!!!!
しかも三木杉と志を同じくする仲間のようで、二人の属する組織名なんと「ヌーディストビーチ」。ああ、だから三木杉先生は脱ぐんですね!わたし納得!・・・・・・か?w。
ヌーディストビーチとは『神衣をもって鬼龍院の野望を阻む。それが纏博士の意思であり、我々ヌーディストビーチの選択した道』だそうで、四天王曰く『反制服ゲリラ』。
纏博士とヌーディストビーチがどういう関係なのかはまだ分からないものの、三木杉のこれまでの行動と黄長瀬との会話から、ヌーディストビーチにとって神衣・鮮血とその着用者である流子こそが対鬼龍院への武器であると、そういう認識のようですが、黄長瀬だけはそうではなく、神衣を危険視し、流子がもし「神衣に呑み込まれたら」怪物として鬼龍院以上の脅威となってしまうと考え、そうなる前に流子から鮮血を脱がそうとしていると。
で、三木杉と黄長瀬に共通する過去の記憶として「人と服は敵じゃない」と言う女の存在がある。その女の名は「きぬえ」。きぬえはなにかの実験中に「服に裏切られ」バラバラとなって死んだようで、恐らくそれは黄長瀬が行っていた神衣に関わる実験で、その経験が黄長瀬に「寄生虫」と言うほどの神衣に対する強い嫌悪であり拒絶であり、そういった感情を抱かせることになってしまったと、そういうことかな。
さらに想像するならば、その「きぬえ」なる人物は流子の関係者、具体的に言えば母親なのではなかろうか。だとするとその夫であり神衣の研究者であった纏博士とヌーディストの関係はかなり密接だったと、そう考えられるのではないか。
そして黄長瀬にとってきぬえはどういう存在であるのか。それはイコール黄長瀬と流子の関係に繋がるのではないかなと。
また、今回で一気に舞台のスケールが大きくなった。いずれ宇宙に行くのではないか?と予想してはいたものの、現時点では本能字学園を中心とする鬼龍院家所有の島内で展開されていたものが、実は『鬼龍院皐月の全国支配も、残るは関西だけとなった』と、全国規模で展開されている物語であることが明らかになった。
ポイントは『鬼龍院家による』全国支配ではなく『鬼龍院皐月による』全国支配ってことですよね。生命繊維を使い全国規模での支配を行っているのが皐月様のみなのか、それとも「学校」は皐月様の管轄で、大人の世界は鬼龍院一族の“大人”が担っているのだろうか。
そして皐月様による全国支配も残すところは関西のみである理由。ここで思い出すべきは1話で極制服を盗もうとした生徒に「神戸」という単語が投げかけられたこと。神戸はやはり地名であり、あの生徒がヌーディストビーチと無関係ならば関西にはヌーディストビーチ以外にも鬼龍院皐月に対抗する勢力があるということだろうし、黄長瀬や三木杉に『人体と生命戦維とのコネクションを遮断する力を持っている』武器を支給した『本部』も関西にあるのではないか?と考えられる。
また、黄長瀬が使う武器がボビンを模した手榴弾だったりミシンの形をしたガンであったり、それらから撃ち出されるのが針だったりと裁縫・縫製に関するアイテムであるということと、組織の理念に反した行動を取っていることが知られれば没収されるということはそれらを開発したのは組織=ヌーディストビーチということになろうわけで、それは当然対生命繊維、対鬼龍院用に開発されたものなのだろう。神衣をもって鬼龍院の野望を阻むことが目的でありながらもヌーディストビーチもまた独自に武装しており、純潔を着た鬼龍院皐月と対等に近い戦いを見せた流子を圧倒してみせたほどの戦闘力を少なくとも黄長瀬個人は有してるということか。男子トイレに連れ込んだ女子高生に服を脱げと強要しつつその腹に容赦なく蹴りをぶち込むようなことはしないだろうけど、恐らく三木杉も黄長瀬と同等程度の戦闘力は持っているのだろう。
そうそう、神衣以外の事なら協力するという黄長瀬は三木杉に『借りがある』ってことも覚えておいたほうがいいことっぽいよね。
で、神衣についてある程度の知識を有しているらしいヌーディストビーチですら、鮮血が喋る=着用者と意思の疎通ができることまでは知らないと。これも重要な伏線ぽい。わたしはてっきり神衣とは喋るものだと思い込んでいて、だから皐月様も純潔とお話しているのだろうと考えていたわけですが、もしかすると「喋る」ってのは鮮血特有の能力なのかもしれないなぁ。鮮血の特異性と言い換えることもできるけど。
となると、会話をすることで(会話ができることで)お互いを解りあい『友情』という名の絆を育みつつある流子と鮮血に対し、神衣を圧倒し屈服させることで着用している皐月様が俄然危険になるのではないかと。具体的に何が危険かと言えば、黄長瀬が言う服=神衣による裏切り、ですよね・・・。
でも制服と会話できることがいいことか?っつったらそういうわけでもなく・・・ていうか満艦飾家で流子が実はどんな扱われ方をしているのかも明らかになったわけで・・・。そうか・・・流子は気味悪い子扱いされていたのか・・・・・・。しかも「いつもコソコソ(制服に)話しかけてる、気味が悪いでしょ?うちの家族もみんな気味悪がってる。でもそれが、服を一着しか持ってない人なの!」って、スラム街で虫入りコロッケ喰ってる人に可哀想な子扱いされちゃうとかもうね・・・どういうことかとw。
でもそこからのマコ劇場はすごかった。
「そんな人から服を剥ぎ取るなんてお友達を奪うのと同じよ!。そうよ!この服は流子ちゃんのお友達!(鮮血を握りしめ謎のブリッジ)」
(人と服とはコミュニケート出来ない。友達になどなれるはずがないと言い切る黄長瀬に)
「なれる!!(なおも乳チラブリッジ)」
「私は今まで頭の中にしか友達がいなかった。でも流子ちゃんに会って本当の友達ができた!。そんな流子ちゃんなら、服とだって友達になれる。むしろ、もうなってる!!」
「(流子に鮮血を差し出しながら)ダメじゃない。友達は大事にしなきゃ」
マコの超理論パねええええええええええええええええええええええええ!!!。
これまでもそんなような気はしてたけど、マコって単なるアホな子ではないんだね。頭の中にしか友達がいないことをちゃんと自覚してるし、マコはマコなりの理論でもって生きている。それはなにがあっても揺らぐことはないし、だからこそマコはブレないし、何言ってんだコイツ?(笑)と思いつつもなぜか聞かせてしまうだけの力があるのだろう。ほんと何言ってんだコイツ!?なんだけど。
マコが流子のことをちょっと変でも気味が悪くても、私(たち=満艦飾家)だけは受け入れようと、そう考えてることは嘘じゃないし、マコが流子を友達だと思ってることも事実なんだよね。
だから、だからこそ、その揺るがないマコ理論でもって流子&鮮血の敵にまわりそう(一気に真逆の立ち位置になる)な気がしてならないんだよなぁ・・・。ていうか今まではそんなに流子のことを気持ち悪い子扱いしてなかったどころか流子の下着に鼻血だしてた満艦飾家なのに、実は流子と心理的距離を置いてましたーみたいな、そんな描写になってたことがすごく気になる。ただの気のせいならいいんだけど・・・。
あとはー、蛇崩乃音ちゃんが四天王の中で皐月様との付き合いが一番長いってやつか。蒲郡先輩も犬も猿も皐月様には基本絶対服従な感じだけど、蛇ちゃんの「いいでしょ?皐月さま?」って言い方と、それに対し「好きにしろ」と答えた皐月様の口ぶりは、男共とはちょっと違う関係性を匂わせてたわよね。ここは何か秘密がありそう。


とまぁ結構な新情報が投下されたわけですが、わたしが最も喰いついたのは三木杉が黄長瀬を「紬(つむぐ)」と下の名前で呼んだことでした(笑)。我ながらブレないわ(笑)。