『書店員ミチルの身の上話』第1話「平凡な女」

いや、不倫相手、それも思いっきり職場に出入りしてる男を見送るために嘘ついて仕事を抜ける時点でわたしには理解できないんだけど、2ヵ月会えないからってそのまま東京まで職場の制服姿で本来仕事中なのについていっちゃう女のどこが『平凡』なのかと問いたい。せめて例えば家族とは疎遠で一人暮らしの真っ暗な家に帰ってコンビニ弁当食べるだけの寂しい毎日を送ってる女とかであれば蓄積したあれこれがパーンとなって“つい”ついてっちゃったのかなー魔がさしたじゃないけどそういう瞬間ってあるよねーとか思えるかもだけど、家族仲良しで結婚考えてる男がいてアリバイ作りに協力してくれる職場の同僚もいて、そんな中でこういうことしちゃう女はわたしの理解が及ばないんだけど、え?もしかして世の中ではみんなそんな感じなんですか??。
それにタイトルにある『書店員』ってのも初回を見た限りでは特に意味ないっぽいよね。東京から定期的に営業の人間が訪れる環境であれば書店(員)である必要はなさそう。わたしは本好き&本屋好きで、今でもできることなら書店で働きたいと思ってるぐらいなのでそこも期待ポイントの一つだったりしたんだけど、ちょっとがっかり。
でもまぁ新井浩文は相変わらずのセックスマシーンっぷりだし、高良くんキモいし(ほめてます)、父ちゃん平田満だし、ていうか南朋さんのナレは音だけ抽出したいぐらい素敵なのでなんとなく見続けられそうな感じかなー。