『フランケンシュタインの恋』

あ、これれっきとした人間なのにフランケンシュタインという“怪物”扱いされる的な話ではなくガチの人外さんなんですね。事前に情報全く入れてなかったんで、もっとエグイ(けど優しさと救いがある)話だと予想してたのがドファンタジー(+コメディ)でちょっと驚き。
なぜわたしが全く事前情報に触れなかったのかというと、ヒロイン役の人が嫌いだからです。テレビに出てたら速攻消すどころか画面ぶち壊したくなるほど大っ嫌いというほどではありませんが(わたしにはそういう人が1人います)、なるべくなら見たくない人が出ているにも関わらず録画予約を入れたのは大森寿美男脚本+河野プロデューサーであることと、三番手に柳楽優弥の名前があったからです(それプラス新井浩文山内圭哉の名前も)。
で、これ、ヒロインがこの人でなければ絶対見続けるんだけどなぁ・・・・・・・・・。
ていうかこのヒロイン酷くねえ!?。医学生を騙る男ども(初対面のナンパでしょ?)にホイホイついていくのはいいとして、そいつらがおかしな状態で発見された(死んでない・・・よね?)ことをニュースで知り、思いっきり自分もそれに関わりがあるという自覚があるのに警察に行ったほうがいいかとか一切考えず、それどころか(警察が捜査してる横をすり抜け)レイプされそうになった場所を再び訪れ、そこで出会った変な男の「家」にまたホイホイついていき、その男を町へ連れ出した挙句自宅に招き入れるとか、頭おかしいとしか思えないんだけど。迂闊どころの話じゃない、この非常識さというか浮世離れしてる感はきのこ(菌)命だからとかそういうレベルじゃねーだろよ。だからこそ『怪物』を恐れないってことでしょうが、この先怪物とどうこうなろうが頭おかしい女のすることだからね・・・としか思えなさそうなんだけど。
・・・と思いながら見てたんだけど、でもこのヒロインが例えば多部ちゃんだったらここまで反感抱くことはないかもしれない・・・とも思ったわけで、つまりこのヒロインを演じるのがこの人である、ということがわたしにとってネックなの。分かってたけど。
お目当てである柳楽くんも基本飄々としててしょっちゅう好きだ好きだってアピってくるからヒロインも周囲もそれを冗談みたいなもんだと思ってるけど実は本気で、本気であることをわかってもらえない的な、そんなキャラを期待したんだけどバックハグであんなこと言っちゃうとかガッカリだし(柳楽くんがそういうポジションをやるようになった、ということには注目したいけど)、綾野くんの怪物も可愛いことは可愛いけど見続けるためのモチベーションにはならないかなーといった感じなんで(そこツッコむのは野暮ってなもんだけど、この設定でこのふんわり可愛いヘアスタイルってどうなん?w)(あと喜びを感じると首からポコポコきのこが生えるっての、正直気持ち悪いです・・・きのこが生えるのはいいけど首からああいう感じで生えるのは生理的に気持ちが悪い。布団捲ったらしめじだらけとかなまじ想像できるだけにほんと勘弁してほしい)今期見るものいっぱいあるしこれはリタイヤでいいかなぁ・・・・・・・・・
と言いたいところですが、新井浩文山内圭哉の関係性が気になるんだよな。新井浩文はともかくこの役に圭哉がキャスティングされていることには必ず意味があるはずなので、そこだけちゃんと見ようかな。