『運命の人』第1話

原作は未読なものの一応元ネタの事件の概要は頭に入れて初回視聴に臨みましたが、本木雅弘主演だけあってさすがに美談は無理としても悲劇のダークヒーロー的な感じで描くんだろうなぁ。三つ揃えモックンの押し出しの強さは惚れ惚れすんね。こらああいう境遇にいる女はよろめくわ。この男に今の日本を、というよりも今の自分を救ってもらいたいと思って当然。その反面悪夢に魘され泣きそうな顔で妻に縋る弱さもあって、そら「あなたには私がついてますから」言うわってのな。強さと脆さの危ういまでのバランスが色気となって否応なしに放出されてる。
でもただ一つだけマイナス点が・・・・・・。モックンの声ってよく言えばソフト悪く言えば軽いのね。これまで別段そんな風に感じたことはなかったんだけど、周りにいい声渋い声の人が多いせいかせっかく勇ましいこと言っててもイマイチ迫力がない気がしちゃったのがなぁ。
つーか出てくる人出てくる人男臭さムンムンのザ・イケメンパラダイスすぎて声枯れました(笑)(いちいち「○○キターーー!」って叫びながら見てたからw)。
なかでもやはり南朋さんが!モックンのライバルであり親友でもある南朋さんがちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお腹に一物抱えてる格好いいのなんのって!!!!!。なんだっけ?「弓成もやり手ですが山部一雄もやりますよ?(ニヤリ)」みたいな台詞があって、そこたまらず悲鳴出たよね。なにこの一癖も二癖もありそうな食えない男は!!。それでいてゴルフシーンでは抜群のスタイルをこれみよがしに見せつけて、ああもう!ああもうっ!!!と海老反り状態でじったんばったん悶えまくり。事前の番宣やらなにやらを見た限りでは南朋さんの役がいっちばん“イイ役”(注:イイ人ではなくイイ役ね)だと思ったんだけど、モックン弓成との関係性ってか距離感が期待以上にイイ感じで、真正面から見つめあう(笑)のではなく横にならんでお互い逆の方向に目を向けながら耳元で相手にしか聞こえないぐらいの声で言葉を交わしあうのがほんとまさに「友でありライバル」って感じで燃える!そして萌える!!。山部のモデルがわたしが早く●んで欲しいと思ってる某新聞社会長だなんて気にしない!気にしないったら気にしないんだからっ><(←ひっしw)。
つーか山部にスクープ抜かれて完敗した弓成が若い部下相手にクダ巻いてた屋台の隣が山部が政治家のお偉いさんを接待してた料亭ってのだけはさすがにねーよと思ったけど(笑)。
あと男どもは全員闘志ギンギンってかギラギラしてる中で一人だけ毛色が違う松さんの従兄弟・博己くんもいいわー!。何がいいって「玲ちゃん」という名前がイイ!(笑)。この先旦那が起こしたスキャンダルに心を痛める従姉妹にマジ求愛するんだけどキッパリ拒絶されるんだよね?いいわすこぶるいいわっ!想像だけで一升瓶瓶ごと呑める!!。
それからただ一人ギンギンの方向性が全く違う泰造もよかった。泰造って何気にこういう脱落したエリート上手いよね。帰宅時間のみならず生理のサイクルまで記録してる変態臭がプンプンでこれまたいいわー。


とまぁキャストのことばっかりの初回感想ですが、話としては乱暴な言い方ですが「政府が沖縄返還に伴う密約を一新聞記者と女性事務官のスキャンダルでごまかしました」ってだけで、あとはこれだけの豪華キャスト演じる登場人物たちによってそれだけの話をどう肉付けするか?ってなことだと思うんで、内容に対してはこれからに期待ということで。最初に書いたけど、野心と生気と男の色気に満ち溢れた新聞記者に真逆の旦那を抱える女性事務官が「自ら進んで」情報提供したとしか見えない初回だったんで、これがこの先どう暴かれるのか楽しみです。