『アンチヒーロー』第3話

これまでと比べて明墨さんの“わざとらしさ”が気になるなーとは思ってて、そのわざとらしさは“赤峰に対して”のものであったと、そう解って見直すと1.2話とは明らかに違うんだよね、明墨さん(依頼人である被告が自分に嘘をついていたことが検察が提出した映像で判明し狼狽する演技はへたくそすぎて笑ったw)。
だから「やっぱりアンチを装ったヒーローなんじゃん!」とはならないかな、まだ今のところは。

今回の案件を引き受けたところからして「赤峰のため」だった(のかもしれない)とは言うけれど、この裁判によって権力争いに動きがあると伊達原検事正が楽しそうに語ってたから元検事であることが明らかになった明墨の狙いもそこにあるのかもしれないし、赤峰が傍聴席で暴れて退出させられた松永の裁判を明墨(と青山)が傍聴してたのも多忙な弁護士に無関係の裁判を傍聴する暇などないだろうしなんらかの目的があってあの場に居たのだろう。
となると、松永の裁判、ひいては今回の政治家親子の「罪」を明るみに出したことは明墨にとっても必要なことである可能性が高いし、少なくとも結果的には今回の件で緑川に「花を持たせた」ことになってるもんな。

ていうか、はっきりと言及こそしなかったけど明墨と緑川は“組んでた”ってことなんだろうから緑川も曲者なのだろう。なんなら検事時代の明墨と付き合ってた(がワケあって別れた)ってなセンもあるか?。

今回の裁判の結果が一石二鳥ならず三鳥も四鳥であることが(そして「志水」という名前であることが判明した緒方直人演じる男に繋がることが)今後明らかになると思うけど、その時までに赤峰くんは「自分の道」を見つけていてほしい。いつまでもギャーギャー青臭いこと言われんのうっとおしいんで。