『アンチヒーロー』第1話

いやあ・・・・・どうしよう、長谷川博己劇場すぎてお金払いたくて仕方がない。
弁護士の長谷川博己と検事の馬場徹バチバチにやりあう舞台(法廷)のSS席に座れるならば毎回3万払いたい。
プラス栗原英雄が裁判長だったら5万払わせてほしいとなるところ。

と、のっけから金の話をしてしまうほど、どこを切っても長谷川博己長谷川博己!!長谷川博己!!!で初回にして早くもわたしの脳汁枯れそうなんで、とりあえず金払わせてほしい(わたしは金でしか気持ちを伝えられない女なんです)。

いやだってさあ、あんな色のあんなシルエットのコートを襟立てて着こなせる人いる??
被害者遺族(子供)が法廷に入ってくるまで時間稼ぎをするために裁判員たちに「にっこり」笑いかけ、それでもまだ間があるからってんで「ウフフ」って笑うのなによあれ!??

正直話が入ってこない。長谷川博己の一挙手一投足がいちいち目を惹いてそのたびにチャプター入れて、2回目以降は都度最低3回は同じシーンをリピることになるので話が入ってこないんですよ。
いやまずはちゃんと見ろよと思うかもしれませんがそれは無理ですだってこの長谷川博己がそれをさせてくれないもの。
言ってしまえば岩ちゃんが殺ってようが殺ってなかろうがどっちでもいい。殺人犯でも無罪にする、黒を白にしてみせる弁護士のドラマであるわけだから岩ちゃんが「殺人犯」じゃなきゃ話にならないことはわかってるけど(でも検察も後ろ暗いことはなにもない「正義」という描写ではないからまだわかんないか?)、それでもどっちでもいいってぐらいこの長谷川博己を摂取するだけでいっぱいいっぱい。

しかも犬。トドメの犬。
番宣でおっきなわんこが登場することはわかっていたので心の準備はしてたけど、長谷川博己が座るデスクにおっきなわんこが顎を乗せて甘える映像は合法麻薬ですわ。マジで一瞬意識飛んだもん。
ていうかスタンプ使うんですね明墨さん(キュン)。

初回でこの状態となると三か月後には屍になってそうだけど、それはそれとして初回は顔を見せただけで物語においてどんな役割を担っているのかまだ分からない緒方直人と細田善彦を筆頭に(緒方直人は明墨が被害者の妻に語った「死刑囚」で、紗耶という子は緒方直人の娘ってところかな。父が死刑囚となったことで他人と接することができなくなった紗耶を明墨が引き取ったってなところかと。紗耶が明墨の娘ってことはないだろう。年齢的にはギリいけそうだけど、明墨の子供を産んだ女がいるなどと考えたくないんで!)(北村匠海はもっと青臭い正義感を振りかざしてキーキーわめくタイプかと思ってたけど、内心はどうあれ明墨のやり方に従ってるのは細田くんの存在が関係してるってところか)、膨大な相関図の属性が埋まっていくのを愉しみたい。ちゃんとストーリーも把握したい。切実に。