『境界線上のホライゾン』第12話「平行線上の相対者」

トーリの世界征服宣言からトーリとホライゾンによる平行線上の対論潰しあいを見て、というより『聞いて』、この瞬間のためにアニメ化があったんだなーって思った。これまでも動くあれやこれやや実際に音として聞く遣り取りにアニメ化最高!!!!!って何度も何度も思ってきたけど、今回はそれらを余裕で凌駕した。圧倒的に超えたよ。もうわたし福山潤という人を堂々と神認定するわ。世界征服宣言は当然あるだろうけどでもこれまで尺という壁にぶつかりまくりの作品なんでざくっと纏めてくるのかなーと思いきやほとんどフルで完全再現ですよ!!!聞きながらブワっと涙溢れて大変だったわよもう><。川上氏のツイート引用しちゃうけど

@kawakamiminoru ここ、福山さん、一回だけ自主リテークしました。「半呼吸ズレた」という理由で。実は皆が「いいじゃん! 今ので!」「いや絶対やる!」という凄い現場でした。そして次で完全に合わせる福山さん凄すぎるという……。

福山ぱねえええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!福山神!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネット配信もあるしまだなんとか公式に見る手段はあると思うんで、今回の福山トーリだけはほんとみんなに見てもらいたい。そりゃ話はわかんないだろうけど、それでもなんか「凄い」ってのはきっと伝わるはずだから。
つーかこの人、今期わたしが見てるだけでもぬら孫のリクオ様にWORKING'!!の小鳥遊くんにそしてトーリと3本もメイン張っててしかもどれも全く違うタイプとかなんなのかと・・・(ちなみにこの中でぶっちぎり好きなのは1億馬身差ぐらい離してリクオ様ボイスですけどもー(笑))(でももっと好きなのは若かりし日のぬらりひょん様ですけどもーーー!!(全く関係ない))。これまでも多分こんな感じの時はあったんだろうけど、これまでさして福山(キャラ)に対して思い入れすることもなかったんで別段こういうことを思ったことはなかったんだけど、原作もしっかり読み込んでて語れるぐらいらしいし、いやー、ほんとすごいわ。
話それました。
原作読んだ時もこのトーリによる世界征服宣言に驚いたってか違和感すら覚えたんだけど、この時点ではほとんどなにも分かってない全裸馬鹿のはずなのに世界情勢ってか勢力ってか、とにかく“世界”というものを構成する要素を一度も考えたり思い出したるすることなく全てサラっと言ってのけるトーリってなんなんだろうなぁ。これが王になる男の素質、なんだろうか。ていうかこれぞ主人公!!よね。まぁ馬鹿であることは間違いないんだけど(笑)。
トーリとホライゾンの平行線上〜もすごかった。わたしこれまでのこの作品もそうだし魍魎の匣アニメもそうだったけど“文字としてなら頭に入るのに音として聞くと理解できない”と感じたことしかなかったのですが、平行線上〜はむしろ声+画で見せてくれたほうが断然分かりやすかった。というよりもこれまた川上氏のお言葉を借りますがまさに『文字以外の力による内容の理解』を実感した。頭じゃなくて感覚で理解できたというか、二人の言ってること考えてること求めてることがストンと入ってきたんだよね。ほんと「そういうことか!」と。
で、
「それはどこだいホライゾン? 平行線上の俺達が共に納得できる位置は、一体どこにある?」
「Jud、―――それは、平行線上の重なる場所、異なる考え方の一致する場所。それは―――境界線上です」
ついに出た『境界線上』と共にホライゾンが指差した向こうに三河が消失したことでできた湾に浮かぶ夕陽がどかんと見える画はもう言葉がないって感じ。いや違う、言葉はいらないって感じだ。これぞ画の力。画の説得力なんだなー。
で、その前フリというか予行練習としてセージュンと教皇総長イノケンとの対論潰しあいがあったんだなと。トーリがここでこれだけ見事に感情を持たない自動人形である元P-01sとの対論からホライゾン・アリアダストとの対論へと誘導できたってのはあれがあったからなのかと、このためにあれがあったのかーってのは原作読んでて思い至らなかったわ。原作マジで情報量多すぎ(笑)。
イノケンと言えば本来ならばこのトーリがコクってる最中その背後で防御符だして必死に耐えてる武蔵の兵士たちをボカスカぶん殴りまくってるはずなんでそれがなかったのは残念無念。そのせいでものすごい距離を走って駆けつけた二代が淫蕩を割断したことの盛り上がりにやや欠けたし、その後の「総隊長を守れ!!」の一言が持つ意味もそこまで伝わらなかったかなー(原作のここはボロ泣きポイント)。
あとトーリが自分のことを覚えてるか?と聞いたことに対するホライゾンの答えの
「釣り銭を渡すときになぜかいつもこちらの両手でこちらの手を握ってくる男がおりました。―――店主とつけた字名(アーバンネーム)は“湿った手の男”(ウエットマン)」
っての、この「うわぁ・・・(キモい・・・)」な感じがあんま伝わってこなかったのも残念。ナイトとガッちゃんはもっとドン引いてくれないと。このキモさを乗り越えてトーリがホライゾンをゲットするってのが燃えるのにーw。
トーリがホライゾンのオパーイにタッチして「エロ不注意だ!!」でホライゾンとともに消えて次回へ続く・・・という鬼畜な引きになるかと思ってたんで罪と後悔の否定からホライゾン奪還までやってくれちゃったのには驚いたけど、でも確かにこれは平行線上のやりとりから続けて描くべきですね。平行線上のやりとりが
「そこは危ねえよ。だから救いに行くけど、―――オマエもこっちへ来い、ホライゾン」
に繋がるわけだからこの勢いでやっちまうのが正解だわ。
つーかトーリがロリホライゾンのパンツ覗きこみつつホライゾンに好きな色を聞いて間違いなく同一人物だと更に確信するくだりもしっかりやるとかほんとあたまおかしいんだけどさw、あれロリホライゾン、『黒の紐パン』穿いてるんだってよ・・・・・・どうよ・・・・・・・・・。そういう『世界観』なんですってよ・・・。
かつてお互い届かせることができなかった右手が繋がった瞬間、罪と後悔を乗り越えた二人の手にリボンが巻かれたのにはどうしようかと一瞬で正気に戻りましたが、次の瞬間ついにホライゾンを抱きしめたトーリで再び涙ダックダク(笑)。トーリがホライゾンだという確信はなくとも自動人形P-01sを好きになった理由を話すくだりも優しくて温かい声音でさぁ、言ってることといい話し方といいまさに葵・トーリという少年そのものってかトーリがどんな奴でなぜみんなから愛されるのかが感覚的に判ったもんね。トーリおめえカッコよすぎじゃねーかよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!。
それだけでなく原作であれだけのページ数を使い描かれていた二代VSガル茂の第二ラウンドをわずか5分程度で描ききったのも凄まじかった。何度見直しても凄まじすぎて何がなにやらよくわからんってのが正直なところなんだけどw(原作者はコマ送りにすると凄さがより一層分かって面白いとか言うんだけど、コマ送り推奨アニメってどういうことwww)、これほぼ原作通りの実際速度再現なんですって・・・そんなスピードの中で蜻蛉切り解体する二代どんだけ・・・つーか原作もアニメスタッフもマジマジあたまおかしい(笑)。
ていうかあたまおかしいで思い出したけど、賢姉のエロいクッションに対して「綺麗なクッション」と自称したアサマチだけど、2巻のキャラコメ視聴聴いたらこれで自分を汚れてないという意味での「綺麗」と言えるアサマチがいちばんあたまおかしいんじゃないかと思えてきました^^。


あーついに最終回かよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお><。2期があるとはいえこの楽しみが暫くお預けとかわたしどうしたらいいんだよおおおおおおおお><
とか思ってたら予告で五大頂シルエットきたーーーーーーーーーーーーーーーー!ウゼェ先輩いたああああああああああああああああああああああ!つーかデカっ!!!!!(笑)
早く見たいけど終わって欲しくないから見たくないけど見たいいいいいいいいいとじったんばったんしながらも深夜に「ネンジ君カッコイイ抱いて!!!!!!!」と叫ぶ準備だけはしておきますね!。


で、うたプリやタイバニでもラス前回で入れなくてもよくね?というテロップが入ってBD買わせるための作戦ですか?と真顔で思ったんだけど、ホライゾンもラス前回で「震度1」などというテロップが入ったのは売れっこアニメ候補だからだと思えばいいですよね(ニッコリ)。