『深夜食堂』第十四話「煮こごり」

これまでは思い出があるとかタイトルとなる料理を頼む理由が話の肝だったんだけど、今回の二人が知り合うキッカケとして料理を使うってのは目先が変わってよかったなー。煮こごりって最初は固い(固まってる)んだけどご飯の上に乗せるとじんわり溶けるよね?それが二人が育んだ時間とリンクしてるようだったし。
イクミさんはソープ嬢でその理由は親の借金あたりだろうなーって思った通りの展開だし、弁当屋の兄ちゃんも母親倒れたから店を継ぐとかそんな展開になるんだろうなーと思ったらその通りだしとベタ以外のなにものでもない話なのに、でもいい話、なんだよなぁ。ていうかほんと人生タイミングだよなーと。イクミさんが彼氏と別れた日と兄ちゃんが東京を離れる夜が重ならなければ多分二人が一緒に店をやることはなかったんだろうから。
・・・・・・とそのタイミングが一向に訪れないわたしは思った(笑)。
ていうかバイトが使えねーと偉そうにクダ巻いてたり昼間一人で店に立ってたりするからてっきり店長なのかと思いきや、自分も単なる一店員でしかない兄ちゃんにはちょっと裏切られた気がしたけどw。
そして何気に今回一番印象に残ってるのはからあげ弁当まだですかぁ?とブー垂れてたOLな(笑)。昼休みきっちり1時間のわたしはあのOLの気持ちがとてもよくわかります(笑)。
で、相変わらずめしや外の説明場面が多いけどイクミさんの彼氏話を聞いてやりつつ兄ちゃんには朝まで付き合ってやりながらも「迷うぐらいなら辞めとけ」と忠告したりと今回はマスターがしっかり話に噛んでたのもよかった。だからこそ勝手に名乗っためしや支店の前で仲良く写る二人の写真と、マスターの煮こごり味見(レシピタイム)にホッコリできたし。
あと地味にさやちゃんが常連メンツに加わってるのもホッコリw。