『仮面ライダーフォーゼ』第8話「鉄・騎・連・携」

自分が何を見てるのかよく分からないというのが正直な気持ちではありますがw、すごい面白かった。ほとんど何も判らなかった前半を経て後半灰色だった大文字さんを真っ白に洗い流してみせた流れは素晴らしく、その上これまで誰もが疑問に思いながらも答えを見つけられずにいた「スイッチャーのその後」にも触れるとか完璧だろ。見応えたっぷりで大満足の大文字さんエピでした。熱い王道物語かかせたらやっぱ三条さんは間違いねーな。


ありえなさすぎる前回の引きに大文字さんがどうなるのかと思ったら、なんか撃たれてボカーンてなった衝撃で落下→木に引っかかりながら死んだのかと思い(笑)、フォーゼはというとシザースきたーーーーーー!蟹きたーーーーーーーーーーーー!!ってテンションぶち上がってたら次の瞬間普通に学校戻ってきてる大文字さん・・・・・・・・・いや葉っぱつけまくってる時点で「普通」じゃないけど・・・(笑)。しかもその後重いコンダラ押すわ(これって“引く”んじゃないんだw)弦ちゃんと殴り合いするわってマジで不死身すぎるw。
ていうか賢吾さん・・・ジャージ姿になると一段とムッチリ・・・・・・・・・・・・。
で、殴り合いは分かり合うための定番ですからこのまま和解するのかと思いきや
ダイザーに乗って美羽部長キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
部長まじまじかっけえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!
これ、並以下の体力しかないであろう賢吾さんしか乗ったことがないとダイザーの操縦がいかに体力を使うか(体力がなければ動かせないか)判りにくいわけでさ、男に比べりゃ基本体力は劣るもののチアリーダーとしてそれなりに鍛えてる美羽ですらここまでフラフラになるほど操縦者の体力(パワー)が必要であると見せることに加え、大文字さんに“あの美羽がこんなになるまで頑張ってる”=仮面ライダー部が本気であるということを分からせる意味もあり、そして前半JKと二人でゾディアーツ出現現場に駆けつけた部長にカッコイイヒーロー台詞を言わせる→何も出来ずフォーゼに間一髪助けられたという前フリがあっての、実働部員が補習で拘束されてる以上自分(たち)が出来ることをやるしかないと決意できる部長の男前っぷり、普段部室でチャラチャラしててもやるときはやるという“クイーン”の心意気もまた見せてるんだよね。『美羽がダイザーに乗って現れた』というただそれだけのシーンに幾つもの意味が込められてるこの感覚・・・Wを思い出すわー!。やっぱわたし三条脚本だいすき!。
で、ゾディアーツの出現によって殴り合いがうやむやになってどうするのかと思ったら、弦ちゃんが『また』壊れるとかwwwww。隼の気持ちを理解すべくまずは格好からってのはまぁ一つの方法として分からなくはないけど勝手に部室入ってフルアイテム装着してくるとか怒られんだろw。つーか補習の理由を知った今、ユウキに「壊れた」とか言われたくねーんスけど(笑)。
弦「隼のポジションはクオーターバックとか言ったよな。何をする役だ?」
賢「作戦の指揮官で、スタープレイヤーのポジションだ」←腕組しながら上体を逸らして背後の弦ちゃんをチロって見る賢吾さん(今回のイケメンポイント)
弦「そいつは妙だなぁ。隼は指揮官には見えねー。自分で何かを決めてる感じがしねーよなぁ。自分で何も決めない指揮官がいるか?」
大「悪いか!みんな父さんが決めたんだっ。美羽は学園一のクイーンだから、アメフト部は学園一の人気部だから、試合の作戦だってそうさ、全部父さんの受け売りだっ。だって試合に勝たなきゃいけない!父さんの期待に応えなきゃいけないっ!なのに・・・っ!」
(部長の戦術は楽しくないんです。本当にこんなフットボール、やりたいんですか!?)(なんだとコラァ!)
大「俺が楽しんでやってるとでも思ってるのかっ!?そう思ったら・・・部員に手を出してしまっていた・・・」
弦「それが特別補習の理由・・・」
大「三浦を外したのだって父さんの忠告だ。そしたらあいつは怪物になった。父さんの言う通りにするとみんな俺から離れていく・・・。なのに、お前らはっ、あんなに楽しそうで・・・みんなで支えあってる。俺だって出来ることならそんなアメフト部にしたかった。なぁ・・・・・・俺のしてることは、間違いだったのか?」
それ聞いて大号泣する弦太朗wwwwwwwwwwwwwwwww(ヘルメット被ってると福士くんのイケメン具合がよくわかる・・・リーゼントってつくづくイケメン殺しのヘアスタイルよね・・・・・・)
弦「隼・・・お前の気持ちが初めてわかった」
大「如月・・・」
弦「安心しろよ。父親の望む人間になりたいと思う気持ちは、別に悪くない。なぁ?」
賢「ああ」
大「お前たち・・・」
なにこの青春ドラマwwwって途中までは←こんなノリでゲラゲラ笑ってたはずなのに、大文字さんが抱えてる葛藤の深さ?重さ?でウッカリ泣きそうになってしまったじゃないのw。前半は完全言い訳なんだよね。回想シーンの様子からしてこれまで大文字さんの周囲にいた取り巻き部員たちが内心では自分のことを認めてないってことぐらい分かってたんだろうし、決して楽しい時間を過ごしてたわけではなかったんだろうけど、でもそこで「父さんの言うことを聞いているんだから」「父さんの言うことは絶対」という言い訳でもって自分を納得させて生きてきたのだろう。それ自体は大文字さんが弱いからだと思うんで可哀想だとかは思わない。でも「父さんの言う通りにするとみんな俺から離れていく・・・。なのに、お前らはっ、あんなに楽しそうで・・・みんなで支えあってる。俺だって出来ることならそんなアメフト部にしたかった。なぁ・・・・・・俺のしてることは、間違いだったのか?」ってコレよ。この発言で大文字さーーーーん(´;ω;`)てなったw。最初は美羽がトラッシュやギークとつるんでるからってんでライダー部の様子を見てたんだろうけど、“あんなに楽しそうで支えあってる”ことが羨ましくて、そして“出来ることならそんなアメフト部にしたかった”ってさぁ・・・・・・・・・大文字さんどんだけ孤独だったんだってなぁ・・・。
まぁ初回で弦太朗をボコる大文字さんは完全に楽しんでるように見えたしw、数々のキラーン☆発言もノリノリで言ってるようにしか見えなかったんでw、今頃「実は親父の言いなりでやってたことです」と言われてもモニョるなーって意見があるのはわかるけど、楽しんでるように見えたのもノリノリでやってるように見えたのも全部『キング』で在り続けるために必死でキャラを作ってたんだなぁって、これまで見せてきた数々の度が過ぎるほどの傲慢さと爽やかさはむしろ父親の言いつけに従うべく続けてきた努力がちょっと空回りしちゃっただけなんだな・・・って素直にモエときゃいーんだってw。
でさ、この会話ってまさに弦太朗の凄さを象徴してるわよね。強引に相手のことを「分かりたい」とアピールするかと思いきや、大文字さんが抱えてる悩みというか・・・矛盾?を『指揮官には見えねー』と直感で指摘し、本心を吐露させることでそれを自覚させ、その上で「父親の望む人間になりたいという気持ちは悪くない」とフォローする・・・。これ馬鹿に出来ることじゃないよなぁ。おそらく弦太朗自身は考えての発言じゃないってか、思ったまんま言ってるだけなんだろうけど。
そして自分のために号泣してくれた(笑)弦太朗を追って走る大文字さんは父親に対して
「僕の友達を決めるのは僕自身です!!」
言ったああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
定番展開でありながらもなにこのカタルシス!!!
で、そうこうしてる間にまたもや2対1でピンチになったフォーゼを見て
「もう俺はどうなってもいい。ダイザーしかない」
と決死の覚悟決める賢吾さん!!(←弦ちゃんのために!!!!!賢吾さんが「俺はどうなってもいい」って!!!!!弦ちゃんのために!!!!!!!!!!!!!アヒー!!!!! )
の肩を掴んだ大文字さん!!!!!
「フッ、保健室の常連やチアリーダーには重すぎる道具だ。運動部のお手本を見ろ」
「・・・いいだろう。任せる」
大文字さああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっん(´;ω;`) (´;ω;`) (´;ω;`)
ドスドスめちゃくちゃダッシュする大文字さんinダイザーを見る賢吾さんのヤレヤレ的な苦笑いたまらんな!!!
てかあれですよね・・・部長が女だてらにあそこまでやってみせたというのに、賢吾さんが命張って戦う覚悟を決めてるというのに、「俺乗ってみましょうか」なーんて言う気はサラサラないJKってそれはそれでちょっとすごいよね(笑)。自分の適性を理解し弁えるってのは生きる上で大切なスキルですよね(笑)。


弦「隼、一緒に戦おう、仮面ライダー部で。この部ならお前の決断で自由に戦えるぞ」
大「自由に?なぜ?」
弦「表面の名誉がないからさ。秘かに学園や街を守るっていう、影の名誉はあるけどな。それは俺たちだけの勲章だ」
大「俺たちだけの勲章か。悪くない」

「アメフト部のタックルはさすがだ。すげー足だ!」
ダイザーとフォーゼで仲間握手
「お前もな、弦太朗」
大文字さんデレすぎです(笑)。
正直言うと、ここはライダー部に加入するよりもアメフト部をライダー部のような“いい部”にすべく頑張るべきなんじゃないかと思うんだけど、別に大文字さんはアメフトをやりたかったわけでなくそれすらも“父親の言いなり”の一環だから別にいいのか^^。・・・いやでも大文字さんNFL入りを期待されてるんですよね?。・・・・・・じゃ、じゃあやっぱりアメフト続けたほうがいいような気がする・・・・・・かなっ^^。
でも弦太朗との話もそこそこにダイザーに乗ったまんまやらなきゃならないことがあるからといずこへと向った大文字さんが何をするかと思ったら、父親が作った銅像を叩き壊す相変わらず高クオリティな顔芸の大文字さんでしたので、アメフトに未練は全くないってよーく分かりました(笑)。
でもでも
「二人で月に・・・信じられないな。なぁ美羽、もう一度付き合わないか?(キラーン☆)」
って、あんまノリ変わってねえwww。さすが大文字さんw。


結局ハウンドのスイッチャーは天高の生徒である佐竹息子でしたが、JKって1年なんだよね?てことは佐竹ジュニアと同級生なのに“教師の息子”を知らなかった・・・ってことなのか?。まぁ佐竹ジュニアは“仮面優等生”だったわけだから、学校内での見た目と街での見た目が全く違ったせいで分からなかったんだろうなと脳内補完しましたが(わたしにはそうは見えなかったけどw)。
大文字親子は和解どころか下手したら息子が勘当されてしまうのではないかと心配なんだけど、佐竹親子の方は父親が息子の本心を知ったことで和解への一歩となったのかなーと。弦ちゃんの人生初の50点に“手心”を加えてくれたってのは父親としての感謝の気持ちの表れだろうし。今回ギッチギチに詰め込まれてたから尺が足りなかったのかもしれないけど、目をさました息子と「父さんごめん」「俺のほうこそすまなかった」とか安易な和解シーンを入れなかったのはよかったなと思う。親子ってさ、血の繋がりがあるぶんそう簡単に割り切ったり許せたりしないもんだと思うから。佐竹ジュニアは三浦くん同様これから肉体的にか精神的にかわかんないけど自分のしたことの代償を支払うことになるわけで、時間はたっぷりあるわけだからその中でもう一度父子関係を作りなおせばいいんじゃないかなと。
で、フォーゼ世界にはちゃんと警察がいて、街中で怪人が暴れたら出動するということが明らかになったわけですが、そこへ現れた坐薬怪人を含めてどういう捜査がなされるのだろうか。全く動じてる風がなかったけど、あれは驚きすぎて反応が鈍くなってるのか視聴者の知らないところで過去に何度か警察VS怪人が勃発してるのかどっちなんだ?。てか天の川高校で度重なる校舎の破壊や爆発があることは把握してんのかな。Wの時はそこいらへんちゃんと作中で折り合いつけてたから、わざわざ警察という存在を出したということは今後警察が関わるエピソードがあるってことなのかなぁ。


え?キャラデコネットで買うと弦ちゃんとおはなしができるの????