『IS〜男でも女でもない性〜』最終話

結局レオンが言った「男だとか女だとか関係ない。肝心なのはそいつがいい奴かどうか」という言葉のもと四方八方丸く収まった最終回でしたが、春宅でのホームパーティにイブキ先輩だけ呼ばれなかったことが面白すぎた(笑)。つーか逆になんでイブキ父が混じってんのかと(笑)。
レオンの愛に満たされいずれは手術するであろう美和ちゃんに対し、完全に女性化が進んでる春なのに学校を退学にならずに済んだどころか「男子」として通うことが許されたってのはちょっと理解できないというか・・・女生徒はともかく男子生徒はどうなの?それこそ着替えとか体育の授業とか?と思わなくもないんだけど、女友達に囲まれハーレム状態の春はカッコよかった!!。
でもそんな春をイブキさんがどんな気持ちで見るのかと思うと・・・・・・せつねえええええええ!。
いやだってさぁ、春もイブキさんも「友達でいる」ってのは無理してるんじゃないの?。本当はお互い相手のことが「好き」なんじゃないの?。春としてはイブキさんに迷惑をかけたくないからと付き合いをやめたと。それでも気持ちだけは「ずっと友達でいて欲しい」からイブキさんにそうお願いしたわけだよね?。で、イブキさんは春のことを異性として好いていたけど、春の身体のことを知り春から「友達」と言われたことで苦しんでいたわけだよね?。それなのに春は男子として学校に通い、イブキさんはいつの間にか「イイ奴なんだよ!」なんつって納得しちゃってたけどw、お前ら本当にそれでいいのか!?と問いたい。なんかイブキ先輩は春に対する複雑な愛情と母と姉への感情をごっちゃにして強引に「イイ奴」の一言で片付けちゃったみたいだけどw、春がイブキさんに抱く想いは異性愛なのか同性愛なのか(ドラマ的には人間愛なのでしょうがその選択肢はナシの方向でお願いしたい^^)、それわたしにとっては相当重要なポイントなのにー!(そしてそれをイブキさんが受け止めるか否かってのも)。
ていうかイブキさんのトラウマ解消場面、つまり母親と姉さんに会って謝るという最大の見せ場が完全なる『事後』として描かれたもんで驚いたわ・・・。このドラマにおけるイブキさんの存在ってその程度の価値しかなかったのかと・・・。そらホームパーティに呼ばれませんよね^^。切なっ><。
一方のレオンはちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおカッコよかった!!!躊躇う美和ちゃんをさらに強引に抱きしめた瞬間ガッツポーズしたわよ!(笑)。レオンもレオンできっといろいろあるんだろうし春や美和ちゃんと付き合い続ける中でこれから更にいろいろあったりするんだろうけど、でもレオンならその時々で最善の道を選ぶだろうなという妙な確信があるよw。


最初はこういっちゃなんだけどゲテモノドラマかと思いましたが、結構真剣に自分の中にある差別や偏見について考えたりしたし、なかなか充実したドラマライフを送ることができてちょっと驚いてますw。このドラマに限らずこの枠はよくもわるくも視聴者ウケを狙わず作り手が作りたいものを作りたいように作ってたという印象で、それがとても好ましかったと思う。なのでなくなってしまうのが残念でなりません。つーかテレ東は基本チャレンジャーすぎんだよな・・・。もうちょっと楽な枠でやってりゃもうちょい結果出せたかもしれないのにー。