『犬を飼うということ〜スカイと我が家の180日〜』第2話

ニシキドさんはお金ないくせにどうして武田のバンドの打ち上げにホイホイ参加するのだろうか。武田はニシキドさんを“俺に音楽を教えてくれた親友”ってな風に思ってそうだけど、ニシキドさんにとって武田と呑んで話す時間は決して楽しいものではないんじゃないかと思うのよね。帰り道に歌ってたら立ち止まって聞くぐらいはしてもいいけどなぜそこでその後の飲み会にまでついて行ってんのかが不思議で仕方ないw。やっぱドMだからかなぁ(笑)。いくら仕事で毎日本気でやってるからハードルが下がってるとは言えども自宅側の『路上で』家族に土下座なんて、それも自ら率先してだなんてドMじゃなかったらしませんもんね(笑)。


てか犬はさー、金かかんのよマジで。義務である狂犬病の注射にも金かかるしワクチンだって打つのはもう常識だけどこれまた高いしね、代表的な病気であるフィラリアの予防薬も体重にもよるけど結構するしさ、だからといってそこらへんには保険適応しないし、もちろん保険代もそれなりの額だしね、家の中で買うならばいくら室内で排泄しないしつけができてるっつってもやっぱりおトイレは必要だと思うし、そしたらトイレシートも買わなきゃだしもちろんご飯も用意しなきゃだしね。この家庭の場合はそういうことを何一つ考えず(知らず)に犬を飼うと決めてしまったっぽくてどうすんだろ・・・と思ってたら2話にして早速現実問題に直面してたけど、「この犬はうちで飼うには釣り合わない犬」とか言ってて首傾げちゃった。どんな犬であれ犬は犬だろ。しつけがちゃんと出来てた純血種だろうが野良雑種だろうが飼うと決めたら犬は犬だろ。そりゃもって生まれた身体の丈夫さや犬種特有の持病はあるけど、一緒に暮らすためにすることは一緒だしかかる金だって大差ないはず。純血種だから治療費が高いわけじゃない。あの状況なら雑種だって同じだけ請求されるはず。雑種だから飼うのが楽ってわけじゃないし、血統書だから大変ってわけでもないよ。別にそこまで描けとは言いませんが、この家族根本的なところで「犬を飼うということ」がどういうことかまだ全然分かってないなーと。
ていうかいっちばん気になるのはそもそもこの団地ではペットを飼ってはいけないという『ルール』があることなんだよねぇ。1話2話と見てスカイを「飼いたい」と娘が願い父親が思い母親が決心した流れは理解できるけどでもルールはルールなわけでさ、どんな理由があってもそれは守らねばならないことだと思うのね。ニシキドさんと水川さんの家庭環境がどういう状態なのか分からないけど、そういうルールがあるんだからまず自分たちで飼おうと思う前に実家で飼えないか頼んでみるとか飼ってくれる人を探すとかすべきだと思う。それが教育ってもんだと思うし、なによりもこそこそ隠れて飼うことが犬にとってどれだけの負担になるか考えてないだろうと。まぁ早くも堂々と散歩してたってことは少なくともスカイの存在を隠すつもりはないってか隠さないと決めたようですが、前述の根本的なところが分かってないってのはここでも同様だと思う。
ま、そういうドラマではないと思うけどね^^。