翔平くん本木先生を庇って怪我をし、「そんなものはクソくらえだ!」と叫び、教師たちがみな衝撃発言に驚き成瀬をガン見で話聞いてる中で最初こそ一瞬成瀬を見たものの即顔を生徒に向けなおしつつも神経はしっかり成瀬に向けてビンビンで、そして学校は俺に任せろと成瀬と握手を交わし笑顔で見送るいおりん・・・!いおりん・・・・・・っっっ!!(←両手乙女組みで)。
あ、いおりんとは桐原先生のことです、念のため。
さほど出番があったわけじゃないのに要所要所でカッコイイとこ見せつける桐原先生のハート泥棒っぷりは卑怯!!体育の授業でジャージになるいおりんとか音楽の授業でピアノ弾くいおりんとか理科の授業で白衣着るいおりんとか妄想が止まらないんですけど!!!いおりんが牛乳瓶をごくごくするのとか無理!!妄想したらマジ無理!!!。
元は江口成瀬が言った言葉なんだけど、
『現実なら変えればいい、限界なら超えればいい』
って桐原先生が言うと、とんでもなく萌えセリフとして聞こえる・・・w。着ボイスで欲しいw。
幹ちゃんがあっさり死んでしまったのは心底驚いた。原さんを救うための代償・・・というと語弊がありますが、原さんを通じて大橋クラスを、ひいては新宮小学校を命を掛けて守ったと思えば、お疲れ様と言うべきなんだろうな。それにしても、これ本来ならば幹ちゃんが倒れ白バックになったところで最終回へ続く!だったと思うんだけど、1週間幹ちゃんはどうなってしまうのっ!?と思い続けなければならなかったのかぁ・・・と思うと、鬼すぎるw。
ていうか、最後の2話、原さんの話は、傷つき傷つける原さんという少女がいて、校長と大橋先生が手を差し伸べ、幹ちゃんも手を差し伸べ、クラスメイトたちも自ら原さんのために、そして学校のために自分たちが何をすべきか何ができるのかを考え、教師たちも一体となって動き、これまであれだけクール気取ってた本木先生も自主的に動き!!、そして原さんは変わり廃校も“とりあえず”免れた。これぞ一人ひとりが自分に出来ることを必死でやった結果なわけでさ、これまた言い方はよくないかもだけど、タイミング的にはとてもよかったんじゃないかなと思う。空気ちゃんの原さんに苛められはしたけどそれでも昔仲良くて優しくしてくれた記憶はなくならないとかさ、妻子は亡くなってしまったけど成瀬が全力で二人を愛した情熱はなくならないし、武市元校長も亡くなってしまったけど幹ちゃんが新宮小学校に掛けた情熱もなくならないとかさ、終業式に突然校長先生がわけわかんない話し出して学校からいなくなるとか言われても子供たちにとっては理解が追いつかない話だろうけど、それでも校長先生がSケンを広めてくれたり毎日笑顔で声を掛けてくれたりした思い出=記憶はなくならないんだよね。人の情熱=想いは残るし受け継がれていく。一人ひとりの力は小さくてもみんなで力を合わせれば変われるし変えられるって今なら素直にそう思えるというかねぇ、そう思いたいっていうか。
それに、ただ全てが丸く収まってめでたしめでたしなのではなく、責任を取って成瀬校長は辞職、学校も廃校案がなくなったわけではなくとりあえず先送りになっただけ・・・犠牲を伴った上にこれから更なる努力と改善が必要であるという結末で、これほんとにいい終わり方だなと思った。40過ぎて無職で住むところもなければ家族もいなくて、これから成瀬どうすんだろうなぁ・・・。世の中そんなに甘くねーんだよ。甘くない世の中だけど、でもここで生きるのが「現実なら変えればいい、限界なら超えればいい」なんだろうな。
気楽に見られるドラマでありながらも何かしら感じさせるメッセージは常に投げかけられていて、だからって深く考える必要はなく見たまんまストレートに受け止められつつもちょっと背中押してもらえる感じもあったりして、まさに“明日への活力”を貰えるいいドラマでした。これ、いろんなことが落ち着いたら再放送してほしいなぁ。