『Nのために』第8話

そう誤解してしまうのも無理はないというか、むしろそう思うほうが自然なんだろうけど、「あんどうのぞみ」を女性だと思ってた成瀬くんが成瀬くんらしすぎて。
計画を煮詰めるための会合でちょいちょい酷いことをさりげなく口にする成瀬くんにホッコリしてたのに、「いろいろと勘違いしてた」のこの『いろいろ』が切ないよー。
それから、西崎くんがやったとされる罪の場に希美ちゃんに安藤くん、そしてよく希美ちゃんを訪ねてきていた青年が居合わせたことを“偶然”だとは思わなかったであろう野原のおじいちゃんはこの10年どんな想いで過ごしていたんだろうなーって、西崎さんが実家に顔を出しにくいなら「一緒に行ってあげようか?」と言ってくれるおじいちゃんを見ながらそんなことを考えてしまった。
西崎さんも杉下も、成瀬くんも安藤も、みんなそれぞれの「N」のために自分の意思で、自分で選択して動いたわけだから後悔とかそういうことはないんだろうけど、少なくとも「この10年には意味があった。ありがとう」と言いあう西崎さんと杉下は間違いなく後悔してはいないだろうけど、そんな計画を立ててるだなんて知らなかったにせよ誰よりも“身近”な立場でずっと若者たちを見守ってくれてたおじいちゃんだからもしかしたら何か察するところがあったかもしれないし。
それなのにそもそもの元凶である西崎さんは安藤が貰ってきた蟹で遊ぶとかさー!!蟹しゃぶる西崎さん可愛いっ!!(←もう西崎さんにデレることを躊躇わなくなりましたw)。
あとあとセミナー後、前も参加してましたよねって杉下に話かける癌患者がわりとイケメンじゃね?と思ったら木戸きゅんで!、わたし多分アレ以来初めて元気な木戸きゅん(役柄的には全然元気じゃないけど)を観たんじゃないか!?と泣きそうになりました。病気のことを興信所経由で知った西崎さんが「俺に何が出来る?」と言ってくれてたように、木戸きゅんの演じる青年にもそう言ってくれる人がいることを願います。