『ホンボシ 心理特捜事件簿』第2話

さすがテレ朝刑事ドラマと言っていいのでしょうか。キャスト目当て抜きにしても結構面白かった。今回の事件の肝は「死体をなぜ屋上に移動したのか。そして隠しもせず堂々と放置したのか」ってことでしたが、死体を運ぶ過程や手段が明かされなかったのでやや不満が残るもののその理由には素直に「ほほーう」と感心しちゃったし、心理学ってか「心理」の絡ませ方もそれなりに意味があったと思う。あと佐藤仁美と国分佐智子と滝沢涼子と犯人候補が複数いたのが良かったなと。みんなありえそうだから謎解きの瞬間まで興味が持続したもんね。ここらへんはテレ朝クオリティだなと。
話しながらポケットに手を入れてるのは嘘を言ってるからだとか、やましいことがあったりして遠ざかりたい時つま先はその人から離れた方角を向くだとか、船越がいちいち説明する“ちょっとした仕草でわかる心理”のくだりは1話同様どっかで聞いたことある話すぎてちょっとなぁ・・・とは思うけど、佐藤仁美の“そんなつもりじゃないのに”話したことが心理的に相手に伝わり、それが誇張されて裏口入学という『噂』になるってのとか、共同住宅で騒音を気にして普段から忍び足で歩く癖がついてるってのは(行動)心理ネタとして結構良かったと思う。「騒音」と「受験」という二つのキーワードの繋げ方も自然だったしね。まぁ被害者が実は受験に失敗しまくってて、だからこそああいう言動を取っていたってのは無理やり人情話っぽくしなくても・・・と思ったけど。あの人歪みすぎだろw。
事件のクオリティはこのレベルを保ってくれればいいとして、あとは「特捜班」の描き方かな。船越がメインになるのは当然としても、高嶋兄も含めてもうちょい「班」として描いて欲しい。元鑑識である寧々さんは現場写真から掃除に手馴れた感じや靴紐の結び方に目を付け、PC関係に強いれんれん御子柴たんは被害者のノートパソコンのパスワード解析したり、マンション住民犯人説を補強したりしてたけど、OPの雰囲気からして「プロフェッショナル集団」的な存在なんだろうから、聞き込みみたいな普通の捜査ではなく(船越たちはそれでいいけど)、例えば画面を三分割にして上半分を捜査一課にくっついて聞き込みという名の心理分析をする船越と高嶋兄、右下に現場写真を分析する寧々さん、左下にパソコンを解析してるれんれんの姿を映すとかさ、それぞれが能力を同時進行で発揮してる的な描写があればいいのになーと思う。そうやって個々に動いてることで一見バラバラっぽく見えるけど、高嶋兄の「我々の捜査方針に変更はない」という言葉でちゃんと意思統一がなされてるのがわかる・・・みたいな、そういうのがもっと出るといいのに。
聞き込みと言えばですね、御子柴たんが寧々さんを「りんこさん!」って呼ぶのが「みんこさん!」に聞こえてドッキンコ☆してしまいました(笑)。結構死ねる(笑)。
りんこさんを追って走り出す前についついヒーローっぽい動き(一瞬タメってかポーズを入れるの)をしちゃう御子柴たんはカッコイイし、騒音実験のために暴れる御子柴たんはキャワキャワ。あとあと現場写真を指す指先と、手先を上下させるときの腕時計が巻かれた手首がしなやかエロくてぐへぐへするよー><。捜査会議で御子柴たんがやたらと捜査員たちに喧嘩売られてるってか目の敵にされてるのって、やっぱり若くてイケメンで優秀だからなんですよねー。わかるわー。


番組終了後の「この後は、『告発』」ってやつ、船越以外のメンバーにもやらせたほうが・・・ってかれんれんVerが見たいですw。