『ジョーカー 許されざる捜査官』第2話「保険金殺人に隠されたワナ」

堺さんのニヤニヤも最高ですが、ニシキドさんのニヤニヤもなかなかどうして負けてませんよね!。堺さんのニヤニヤは何を考えているのかさっぱり分からない暗黒ニヤニヤで、ニシキドさんのニヤニヤは基本ただの口元がゆるいニヤニヤなんだけどw、ラストで早くも伊達さんの裏の仕事の現場を押さえての「手伝うよ」という言葉とともに浮かべたニヤニヤはちょっと腹に一物抱えてます(笑)ってのが出てて良かったと思います。ニヤニヤ祭りばんざーい!。
これまで伊達さんが何度夜のお仕事をしてきたのか分かりませんが、前回が初めてってことはないよね、絶対。冴子さんが集めたスクラップ記事は続報を含めた掲載紙全てを集めたとしても結構な厚さがあったんで少なからず仕置きをしてきたということだろうと思うのですが、視聴者目線としては現場に遺留品を落とすという致命的なミスをいきなり犯し、あっという間にニヤニヤチャラチャライケメン鑑識官略してニヤチャライケ鑑・久遠に正体バレしたって風に見えるわけでさ、なんつーか・・・伊達さんツメ甘すぎでしょうと(笑)。こんなんでよくこれまで誰にもバレずに仕置き続けてこれたなと(笑)。てか伊達さんの周囲ではバレてないってだけでネットあたりでは結構バレてんじゃないかと思うんだけどw。


で、前回は事件の内容と犯人の下種っぷりに加え、証拠を集め立件できるはずだったのに権力者である犯人の親に圧力掛けられた結果法で裁くことは“どうしても出来ない”からってんで、捜査過程は大いに不満だったものの伊達さんが仕置きを行う「理由」「動機」それ自体は別段疑問や不満を抱くこともなかったわけですが、今回はちょっと強引かなぁ・・・と思った。確かに盗撮したDVDは裁判に提出する証拠とはなりえないのだろう。でも今回の犯人はそれなりに社会的地位を確たるものにしてる奴なわけだから、例えばあの盗撮したDVDをマスコミに流すなりなんなりすれば世間は騒ぐだろうし、その結果事件として再捜査することが出来るかもしれないし、伊達さんとのニヤニヤ腹黒対決(取調べ)の態度からしてそのうちボロ出しそうじゃん。仕置きって『最終手段』じゃないといけないと思うのよね。これがほんとに法の外で動く裏世界の仕置き人ってんならいいんだけどさ、伊達さんはまがりなりにも“警察の人間”なわけで、だから心情的に“そうするしかない”って思える状況を全力で作らないとまずいと思う。前回の話では伊達が自らの手で犯人の明日を奪う理由は被害者家族の無念を晴らすため、被害者家族の想いを代行したいと“伊達さんが思ったから”だと思ったわけですが、今回は被害者家族の想い云々よりも伊達さんの私怨っぽく見えたんだよなぁ。特に今回は別件逮捕での取調べ時間切れ、つまり伊達さんの力不足と取れなくもなかったわけだし。
出火原因を作ったとされるお婆ちゃんの濡れ衣は羽鳥が死んだ結果晴れたわけで、少なくともこの時点では嫌がらせの電話等に苦しめられることはなくなっただろうし、だからと言ってお婆ちゃんが戻ってくるわけじゃないから被害者家族は尚も辛い想いをし続けるだろうけど、それは全ての犯罪被害者が抱かかえる苦しみってことで、言い方悪いけどどうにもならないことだと思う。だから被害者目線の事件としてはここで“終わった”ことになると思うんだよね。もちろんその背後にいる真の犯人を逮捕できればいいってかすべきなんだけどさ、被害者家族にしてみりゃそこまで頭回んないんじゃないかなーと。なにより前回の被害者家族には犯人を同じ目に遭わせてやりたいと願う復讐心を感じたけれど、今回の被害者家族は犯人に対する怒りや憎しみよりもお婆ちゃんの本当の気持ちに気づいてやれなかったことを悔やんでるように見えたもん。だから余計に今回の仕置きは伊達さん突っ走りすぎ!!だと思えてしまった。仕掛けた「金庫」という罠に食いついたところを現行犯処刑するわけだからあのタイミングしかなかったのでしょうが、冴子に怪しまれているわけだし、もうちょっと慎重に行動すべきなのではないでしょうか・・・。結果久遠に見つかってるしなw。表(仏)の顔はともかく『冷酷な処刑人』という裏の顔はちょっとイメージとは違ってきたぞ・・・。
今回明らかになったバーのマスター・三上と伊達の関係を察するに伊達さんが自主的にジョーカーとして法で裁けない犯人を処刑しようと立ち上がったわけでもなさそうだし、伊達さんがジョーカーとなった理由・動機が描かれるのはこれからなのだとしても(三上が先代のジョーカーだったら燃えんだけどw)(ていうかあれ25年前?とかだろうに三上変わらなすぎじゃねえ?)、伊達さんの仕置きにいたる「判断基準」は早めに明らかにして欲しいなぁ。前回も今回も共通する犯人像として法律で裁く裁けない以前に「改心する余地ゼロ」ってのがあったんで、被害者感情関係なく伊達さんが「こいつは生かしちゃおけねえ」と思ったからという俺基準でもいいと思うんですよ。ドラマとして絶対に許せん!!という犯人を用意してくれれば当然わたしも許せないと思うだろうから、伊達さん基準に準じることができるだろうし、そこさえブレなきゃ事件捜査のショボさには目をつぶれる気がする。だから早いとこその判断基準を示して欲しいです。

ニシキドさんの久遠はたくらみを隠してとりあえずは仲間になるのかと思いきや、予告で泣いて・・・た?。
てか次回の犯人が黄川田で俺歓喜(笑)。細田くん→キノコ→黄川田ってもう俺好みの鬼畜やらせたら間違いない人選で、これは文句ナシでございますw。ていうかそのうち窪田くん犯人回があるってのはマジかああああああああああああああああああああああああ!それ見るまでぜったい死ねねえ!。
知名度的にはガクンと落ちますが、高野も出してくれないかなー。鬼畜高野とニヤニヤ堺さんの対決が見られたらどうにでもなれる気がしますw。