『タンブリング』最終話

ついに終わってしまいました。現在わたし、激しく抜け殻です(笑)。
終わりよければ全てよしって言葉があるけれど、これはまさしくソレ。最高の最終回だったと思います。もちろん赤羽さんも含めてね。最終回で鷲津の鶴見も含めた10人が8ヶ月頑張ってきた集大成として、カラ高男子新体操部が素晴らしい演技を見せてくれたらもうそれで充分だと思っていたのですが、それ以外も良かった。ほんと良かったです。
まずは大人たち。最終回に「発表会」がある場合どうしたって当人たちが中心となるというかそこのみにスポットがあてられそれ以外はまぁオマケ的な描写になりがちだと思うのですが、航たちに演技をさせるために頑張る大人たちがめちゃめちゃ熱かった。航と木山さんの想いを改めて代弁する形で部員達を諌め、でも結局自分たちの意思でもって航と木山さんを助けに行った部員達を「いい顔してんじゃん」と迎えてあげる奈都子さん。出場は認めないと言う会長に「ババア」と吐き捨て(笑)、でも即気持ち切り替え理知的な言葉遣いでカラ高の生徒たちの話のみならず『男子新体操の未来』にまで話を広げキッチリと意見を述べ頭を下げてくれた祥子先生。そんな祥子先生に続き「責任は私が取ります」と言い頭を下げてくれた教頭とカラ高の先生たち。みんなちゃんとした大人だなって思いました。ちゃんとしたって変な言い方だけどさ、子供が夢に向かって本気でぶつかっているならばそれを応援してあげるのが大人の務めであり教育者のあり方であると思うわけですよ。もちろん教頭たちの心がそれだけ動かされたのは男子新体操部員の『本気』を知っているからなわけで、こいつらの頑張りをしっかりと認めてくれる大人がいてくれるってことがものすごく気持ちよかった!。
ちょんまげもカッコよかったよなー。最後の最後のところで部員たちの迷いを「グダグダ言ってねーで三つバックやれ!!」とぶった斬ったちょんまげカッコよかった!!。ああいう状況でやるかやらないかの判断を下すのって当人たちじゃ難しいと思うんだ。火野くんがやると言ったとしても三つバックがどれほど難しいか知ってるからこそ無理はしないで安全策を・・・と言う意見が出るのはもっともだと思う。だからそこで誰かが背中を押してやらなきゃならない。そしてその役目は航たちの頑張りを「一番近くで見てた」ちょんまげしかありえない。航に「ちょっと黙っててくんねーか」と言われて引っ込むどころかヤンキー口調で「命令」してみせたちょんまげがやるときはやる男すぎてマジマジカッコよかったっつーの!!。火野くんの足の具合は多分シャレになんないぐらい悪かったんだろうから、指導者ならそこで止めるべきだろうって意見もあると思います。でも部員達の想いの強さを誰よりも近くで見続けたちょんまげにはその想いがみんなを飛ばせるって確信があったんだと思う。そう思えるだけの“これまで”がしっかりとあるんだもん。
あ!大人と言えば大事な人を忘れてた!!しげちゃんのユニ姿も良かったよw。つーか「演技構成は頭に入ってます」ってお前どこでその火野くんのセリフ聞いたんだよ!?とは思ったもののw、最初のユニ(本格的すぎるピンクユニよりも手作り感溢れる最初のユニの方が断然好き)を最終回に登場させてくれてありがとうしげちゃん!バッタもんだったけどw嬉しかったよしげちゃん!!。


で、赤羽さんはねぇ・・・・・・・・・もう始終涙目じゃないっすか(笑)。殴られてる部員たちよりも殴ってる赤羽さん(の心)が一番痛かったんじゃないのかと。赤羽さんの気持ちを木山が代弁してたけど、なんか分かる気がしちゃうんだよね。それまで毎日ツルんでた友達が気がついたら全然違う時間を過ごしてて、航だけでなく新体操部員たち全員が羨ましくて妬ましくて置いていかれたような気持ちになっちゃった・・・っての、分かるなーと思ってしまった。しかもさ、大会をぶっ潰すべく集められた赤羽さんの周りのやつらがカラ高新体操部員たちに対してどうでもいい佇まいでさぁ・・・、赤羽さん一人本気ってか航がこれだけ仲間引き連れてんだから満足だろうとか言ってたけど、ダチ(ボーズとデブ)以外は金で集めたやつらなんだろうなーと。赤羽さんは寂しかっただけなんです。木山さんを土屋が誘ったように誰でもいいから素直になれない赤羽さんを新体操部に誘ってあげてればこんなことにならなかったんです。だってさ、本当に新体操部の大会出場を阻止しようと思うならば手や足を折っちゃえばいいと思うんだよね。でも赤羽さんはそうしなかった。部員全員ボコられまくってるように見えたけど、演技になんら支障はなかったわけだし(火野くんの足は赤羽さんにやられたのが原因か、それともそれ以前から痛めていることを「言わなかった」のかよくわからなかったけど)、普通に喋れてたし、見た目ほどひどい怪我ではなかったってことだよね。それが赤羽さんの本当の気持ちなんだと思う。航に体育館来いよ、タンブリング教えてやるから!って言ってもらえた赤羽さん・・・イイ顔してたなぁ。
って大会の翌日、航たちが体育館に行ったら白地に「アカバネ」って書いたTシャツ着たボーズのアカバネさんが「おせーぞ!」って言うの期待してたのにー><。


てかそういうところに突っ込むのは野暮だと分かっていながらも、さすがに土屋は喧嘩に加わっちゃまずいだろうと思いました。砂浜をちょっと走ろうとしただけで部員達に「お前は走るなー!」って止められたぐらいだし、そもそも栄町の工場跡地に「走って」駆けつける時点でアウトだろうがとw。
そんでもって悠太すごい目つきw。これまじで顔にステンドガラス文様が浮かばない理由がわからん(笑)赤羽さんよりよっぽどヤベー目つきしてんだけど(笑)。


メインである大会演技を見せる前の各やりとりも良かったなー。鷲津の演技を見ながら(あんま見てなかったっぽかったけどw)しみじみ語る初期メンバー(悠太・水沢・金子)にはじいいいいいいっん><となったし、新体操に出会う前の自分=赤羽にキッチリ落とし前をつけた上で、「やりたいこと見つけたな」って言い合う航と亮介も良かった。で、いっちばんキャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン><ってなったのはやっぱり・・・
日暮里「おいメガネ、しょっぱい演技したらぶっ飛ばすかんな」
金子「しょっぱいって何ですか!僕の演技はスイーツのように」
日暮里「俺の分まで頑張ってくれよ、金子先輩」
金子「・・・はいっ(ニッコリ)」
これよねえええええええええええええええええええええええええええええ!!!緊張してガチガチになってる金子を日暮里が日暮里らしい言い回しで励ます場面はあるだろうとは予想してましたが、まさかここで「先輩」呼びが飛び出るとは思わなかったよ。もう日暮里が愛おしすぎてヤバイ!!!!!。
でも・・・・・・
土屋「僕が新体操部に誘ったこと、怒ってないですか?」
木山「怒ってるよ」
俯く土屋
木山「なんでもっと早く誘ってくんなかったんだよ」
これはない(笑)。これはいくらなんでも恥ずかしすぎる><。赤羽さんが聞いたら「誘われただけいいだろ!」って怒るわよ絶対!!(笑)。
で、一人孤独に緊張感を高めつつ、痛めた足に手を置き覚悟を決める火野くんがカッコよくてもうもうもうっ!!。


カラ高の演技の前にこれは言っておかねばなりません!。千葉中央(という名の青森大学)の演技に震えた。すげえええええええええええ!!って言葉しか出ないよね。祥子先生に若干唐突な感じで「男子新体操は一度見れば必ず感動してもらえる競技なんです」みたいなことを言わせてたけど、テレビ越しに見ても感動したもんね。いくらなんでもカラ高との間に圧倒的な技術力の差があることは明らかなんでここまでじっくりと見せたのはドラマ的には逆効果だったかもしれないけれど、このドラマを企画する上で『男子新体操の魅力を世に伝える』ということも大きなテーマの一つだったと思うんで、そういう意味では最高のアピールになったんじゃないかな。
逆にあおりを喰ったというか・・・これまでカラ高のライバルとして存在し続け関東大会でも1位を取った「鷲津の演技」がちょっと物足りなかったかなぁ・・・って気はしましたが。でも鷲津部員(という名の国士舘大学の方々)はもちろん鶴見を演じた中土居くんも素晴らしかったと思います。回りはみんな大学トップレベルの人達だってのにその中で「キャプテン」として演技しなくてはならないわけで、下手したらプレッシャーなんかはカラ高部員たちよりもあったんじゃないかと思うよね。クランクイン前の練習時からずっと。同じように8ヶ月前から新体操の練習を続けているのにライバルというポジションなのでその頑張りに触れられる機会(テレビやら雑誌やら)もそんなにはなかったと思うし・・・。中土居くんの頑張りはもっと評価されてしかるべきだと思う。
その頑張りに対する出番としては全然少ないとは思うけど、それでも最終回は試合前に手が震えてしまったり、得点見て涙を零しながら「・・・よしっ」って小さく、でも力強く呟く鶴見!!!とか、試合を終えて悠太と言葉を交わす場面とか、見せ場があって良かったね中土居くん!。


演技に入る直前、火野くんが
「東先輩。僕の代わりにラストタンブリング飛んでくれませんか」
「え?」
「多分僕の足はもうそこまでもちません。・・・先輩たちと全国に行きたいんです。お願いします」
とか言い出したのにはうおおおおおおおおおおおっ!!って漲りました。もちろんこれは主役である航にラストタンブリングを飛ばせるための“前フリ”ではあるんだけど、前半これ見よがしにJAPANを背負いあれだけツンツンしてた火野くんが「先輩たちと全国に行きたい」と言ったこともそうだし、このセリフと控え室で三つバックやるかやらないかもめてる時に火野くんが言った「(足の具合を話したとしても)僕のポジションを代わりに踊れる人がいますか?」ってのを合わせて演技を見ると、ほんとに火野くんの代わりは誰にもできないってのがわかるんだよね。そんな火野くんが“航に”ラストタンブリングを託したってのがさー、ほんと堪らんよな。
でさ、その控え室のシーンでみんな揃って三つバックやるぞ!おー!って話がまとまったときに亮介が「火野、(痛めてる足を顎で示して)遠慮しねーぞ」と言い、火野くんはニッコリ笑って「はいっ」って返したのを見てなんでこの二人そんなこと言い合ってんだろ?そういう役目は悠太か航じゃないの??と思ったんだけど、実際の演技で亮介は火野くんと所謂シンメポジションになることが多いからなんだね。このやりとり地味にときめいた(笑)。


で、その集大成の演技はね・・・すごかった。とにかくすごかった。まず何がすごいかって、軽音部すごすぎだろう(笑)。まさしく和洋ゲッチューじゃねーか(笑)。つーかお前らいつの間にこんな練習してたんだ!!!劇中の話としてももちろんだけどさ、最終回で新たなプログラムを最初で最後に披露することを目標にしてたってんで番宣やらなにやらでもあえてそれらしき練習をしてる場面を見せなかったのかもしれませんが、だって初回SPDVDの特典に入ってた制作発表の時点では三つバックですらバラッバラ(どころか出来ない人もいた)だったんだぜ!?そっからドラマの撮影があって練習時間も思うように取れない中、マジでいつの間にこんだけの演技をやれるようになったんだって!!!。つーか火野くんのフラメンコカッコよすぎるううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!その前の床を叩く和太鼓っぽいポーズも段違いにカッコいいし、ほんっとに火野くんの代わりは誰も出来ないっつのな!!。
とか思ってたら。
パパンッパパンッ「オレイッッッ!」
ってにっぽりwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww。それを背後から見るちょんまげと祥子先生の目がwww冷たいwwwwwwww。馬鹿www日暮里の馬鹿wwwww。
でもでも火野くんではなくアニキがラストタンブリングを飛ぶって気付いた瞬間の、「アニキ・・・」←この顔!!日暮里のこのアニキ愛溢れまくりの顔ちょおおおおおおおおおおおおおおおお良かった!!!日暮里が愛おしすぎてヤバイ!!(2回目)。
で、ヤバイと言えばラストタンブリング前のまなざし+過去シーンですよ。もう全部やばい。おめーらどんだけ泣いてきたんだ!っつーね。俺もな!(笑)。回想映像に合わせて毎回毎回の話がまさに走馬灯の如くよぎってさ、それだけでも感極まっちゃうってのに、航のスワンがめちゃめちゃ高い!!そら足伸びてないし見る人が見たらまだまだなんだろうけど、仲間たちのど真ん中に航の着地が綺麗に決まった瞬間みんなの8ヶ月の集大成がコレなんだ!!ってもう問答無用で感動でした。ただただテレビに向かってボロ泣きしながら拍手を送りました。途中役者たちの新体操レベルが思うように上がらず吹替えを入れることも検討したそうで、でも坊ちゃまたちが自らそれは駄目だと。自分たちが新体操に挑む姿をそのまま見せることで見る人はなにかを感じてくれるのだろうし、逆に吹替えを使っちゃったらそこで見る人は引くしウソになってしまうと言い張ったそうなのですが、ほんとその通りだったと思う。千葉中央や鷲津に比べてレベルが落ちるのは間違いないんですよ。でもカラ高の演技にはそれとは違う魅力があった。だから観客総立ちという演出も納得できるし、理屈じゃない感動が生まれたんだよね。ハッキリ言って期待以上!!ここまでイイものを見せてもらえるとは思ってませんでした。
亮介がボロ泣きしちゃってんのとかコレだってマジでしょ。これまで泣く場面で翔平くんはどちらかというと「演技としての涙」感が強かったんだけど、これ本気だもんね。亮介のキャラ的にここまでボロ泣きはしないだろうし。でも想いはすっごい伝わってきた。航に「何泣いてんだよ」って言われてボロ泣きしながら「泣いてねーし」って返すのとかもうもうもうピギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!「アニキーーーーッ!」って叫びながら飛びつく日暮里ピギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!。お前ら可愛い全員まとめて団子にしてやりたいぐらい可愛いいいいいいいいいいっ。涙目のやつもいれば放心してるような表情のやつもいて、とにかくみんなものすっごいイイ顔してんだよね。そういうのっていいなーって、そういう経験が出来るっていいなーって羨ましくてたまらなかったです。
ただ一つ残念だったのは木山さんがこの場にいられなかったということ。一応木山さんらしき人はちょんまげと祥子先生の隣にいたけれどw、演技を終えた仲間たちに駆け寄らずその場で喜びをかみ締めてんのは木山さんらしいと思うけど、「よっしゃテメーら、いくぞーーーーー!」の拳突き上げに木山さんが混じらないってのはね・・・やっぱり「俺たちは9人じゃなきゃダメなんだ」と思うからこそ残念な思いはどうしたってあるよね。


「今日はお前らの勝ちだ。俺はあんなに会場が一つになった演技を見たことがない。けど、俺は今後も自分のやり方を変えるつもりはない」と悠太とカラ高を認めた鶴見に、「鶴見、全国大会は俺たちの分も頑張ってくれ」と悠太が返し、悠太に背中を向けたまま黙って任せとけのガッツポーズを横に突き出した鶴見めっちゃめちゃカッコよかった!。二人がゴチャゴチャしてた理由ってのは具体的に何かがあったというわけではなく新体操に対する考え方であり取り組み方が根本的に違ってる・・・ということだったのか?ってそこは結局ぼんやりしたままだったわけですが、それだけにこのお互いを認め合った上でこれからも競い合っていこうという関係に落ち着いたのはよかったなと思う。悠太にとってだけでなく鶴見にとっても、そういう相手がいるってきっととても心強いことだと思うから。


結果カラ高は3位(4位の学校の演技は見てないのでわかりませんが2位の千葉中央とカラ高の点差が0.750ってのはさすがにちょっと・・・(笑))でしたが、負けたのにみんな笑ってる・・・というその後のあれこれも良かったわ。
木山「なあ、柏木。センコーになんのって難しいのか?」
ちょんまげ「え?」
木山「いや・・・なんでもない」

しげお「なあ、柏木。よかったらこれ、二人で行ってくんねーか?」
ちょんまげ「え?」
しげお「いや・・・なんでもない」
木山さんの舞台に繋がる発言キターーーー!と思ったらしげおwwwwwwww。
しげちゃんの想いはまだまだ奈都子さんに届かなそうだけど(笑)、祥子先生とちょんまげはいい感じに発展しそうで何よりですw。つーか「来週の土曜日以外は空いてません」→お茶ゴクゴクな祥子先生は見るからにウブってか、スポーツ一筋で生きてきた女の人だなぁって微笑ましく思えるんだけど、そんな祥子先生をクスって笑うちょんまげがなんつーか・・・ちょっとこいつもしかして遊び人なんじゃねえ!?だって元Jリーガーだし(偏見ですw)!!つーかエグザイルだし(こっちは偏見じゃないw)!!なんてな(笑)。
で、まりちゃんがこっち見てる!!!→ドキドキで待ち構える航をスルーするまりちゃん→「まりさん・・・」と言いながら眼鏡を外しキメ顔作る金子→まりちゃん「火野くん、メルアド教えて(はぁと)」 の流れはめちゃめちゃ面白かったけど、まりちゃんそこは金子の方が面白かったのにw。つーか金子の背後でリスばりに食べ物頬に詰め込んで小刻みに頷いてる水沢はなんなんwww。
で、まりちゃんの好きな人は火野くんだったことが明らかになりイジイジいじける航を励まそうと、日暮里が手にしてるのがAV、亮介が食べ物(ポテトサラダ)なのはわかるんだけど、バナナて何よ木山さんwwwずばりあれか?ゴリラだからか??w。
そんな航をチラっと見て赤い携帯いじりながら「よっぽど悔しかったんでしょうねぇ、負けたのが」と地雷踏みまくりの火野くんw。日暮里に「オメーそっこーメールしてんじゃねーよ!」って言われてたけど火野くんのこの発言って「負けたのが悔しい」のは試合に?それともまりちゃん争奪戦に??。状況を分かってないのか分かっててからかってるのかどっちなんだ???。俺としては激しく後者希望(笑)。
あーでもどっちかなぁ。3年が引退し「キャプテンは俺がやっから」と言う日暮里にこれまたメールしながら「どうぞー」って心底どうでも良さそうな返事をする火野が火野くんらしくないってか・・・まるで新体操部<<<<<まりちゃんに見えたんで、もしかして初めての男女交際にドップリ夢中になっている・・・のかもしれないしねw。


カモメでの祝勝会&お疲れ会で一番の注目ポイントだったのは、特大オムライスを前にして「おい金子!」「金子っ!」って皿突き出す航と亮介の隣でさりげなく、だがしかし航たち以上に命令口調で「早く取れよ!早く金子!!」って言う水沢でした(笑)。
あと砂浜でギャーギャー騒いで土屋に「喧嘩はやめてくださいっ><」って突き飛ばされる日暮里ね(笑)。そして「俺たちはこれからだ。なんも変わんねー。いつだってそらを飛べるんだよ」という航の横に並ぶラストカットの日暮里がオトコマエすぎた!!。


あーあ、ほんとに終わっちゃったんだなぁ。もうこの週末からはカラ高新体操部を見ることが出来ないのかーと思うとポッカリ穴空いた気分。これからタンブリングリピに費やしてた時間何をすればいいんですかっ!?w。
もっとここをこうすればとか、もっとこれを広げればとか、細かいことを言えば注文は結構あったりしたんだけど、それでも毎回ボロ泣きしながら全力で楽しめたのはまるで役が乗り移ったかのようなキャストの皆さんの熱演のおかげだと思います。まぁそれを知りたいと思って出来る限り貪欲に坊ちゃまたちの頑張りを追いかけたわたしの頑張りもあるし?(笑)。そしてその頑張りに応えようと、彼らの頑張りと輝きをそのまま伝えようと努力してくれたであろう演出の力も大きかったかと。カラ高部員+ちょんまげで計10人、これだけの人数を全員キッチリ描いてみせたって結構すごいことだよね。もちろん坊ちゃまはしっかりと主役の務めを全うしてくれたと思いますが、それでもカラ高部員全員が主役!と言いたいぐらい一人ひとりしっかりと“立ってた”ことがここまでこのドラマを楽しめた最大の理由だと思います。それに加えてわたしにとっては赤羽さんもなんだかんだで大好きだったしw、ここまで全員好きだと思えて、誰一人欠けちゃならねえ!と思えるドラマってそうそうないわよ。
始まる前は坊ちゃまたちが吹替えナシでやるという「新体操」が見所で、それ以外はまぁそこそこ楽しめればいいかなーぐらいの気持ちでいたんだけど、1話が素晴らしすぎて驚いたんだよな、そういえばw。それ以降も脚本レベルでは多少の波はあったけど、カラ高男子新体操部員たちは毎回真剣で本気でキラッキラしてて、そんな彼らはまさしく役とシンクロしてたと思う。いろんな媒体でキャストたちがほかの部員(共演者)について語ってるんだけど、聞き方としては「役」ではなく「役者」について聞いているのに返って来る答えがどれもまるでその「役」について語ってるように聞こえて、これってなんなんだろう?って思ったんだよね。実際8ヶ月前からクランクインまでの練習風景なんかを見る限りでは特に木山さんとか亮介とか役の面影ゼロでさ(笑)、でもみんなが語る大東くんは木山であり翔平くんは亮介なんだよねぇ。きっとそれぞれが自然とグングン役に近づいてったんだと思うのですが、新体操パートだけでなくドラマパートも楽しめたのって、そういうのがあったからなんじゃないかなーと思った。
新体操に関してはもうね、おまえらすげーよと、おまえら超絶カッコいいよと、それしかないです。単純に新体操の技や動きを習得するだけでも大変だと思うのに、日本代表レベルである火野を演じたニッシーを筆頭に彼らはそれぞれその技であり動きをそれぞれの役の設定にまで昇華させたってことが凄すぎる。こと新体操パートに関しては不自然さを感じたことってなかったもんね。火野くんは実際この中で一番上手いんだろうなと思えたし、亮介はセンスがよくて全てそこそこ器用にこなせてしまえるんだろうなと当たり前に思えたもん。わたしは感想の中でそれを「説得力」という言葉を使って表現してきましたが、その説得力が部員達が壁にぶつかったり感情をぶつけ合ったりするところに演技以上の何かを加えたんだと思う。役者だけでなく脚本も演出もそんな彼らの説得力をより強くさせるべく気を使って作ってたと思います。そういう全ての「想い」がこれだけ良いドラマ作りに繋がったんじゃないかな。
欲を言えば、そんな彼らの努力をストレートに伝えられるものでありこのドラマ最大の売りであったはずの「新体操に挑む過程」がさほど描かれなかった・・・?のがちょっと残念かなとは思う。各事務所的にNGなのかもしれませんが(笑)、それこそ股割りで悶絶するとことかドラマの中でも見たかったもんねw。あ、木山さん以外。木山さんが「心折れたー!」とか言うのは絶対に見たくないんでw。視聴者が全て彼らの舞台裏を追いかけるわけじゃないし、毎回欠かさず見続ける人ばかりでもないわけでさ、そんな人たちにも伝わるように彼らが「本当に本気で努力してる姿」ってのを毎回ちょこっとずつでも入れてればもうちょっと数字は上がったんじゃないかな・・・と。ほんと彼らの頑張りがテレビドラマという世界においてのわかりやすい結果=視聴率に結びつかなかったことが残念でなりません。でも、部員達みんな「根性がついた」と口々に言っていたけど、新体操という未知の題材に対し彼らがこれだけのものを作り上げたってことはきっと今後の糧になると思います。ならなきゃおかしい!。世の中的にはまださほど知られていない彼らがこの先どれだけ活躍できるか楽しみです。


木山さんが一緒にクランクアップできなかったことだし、来年の春ぐらいに卒業SPと題して男子新体操部部員勧誘大さくせーーーん!!(仮)とかやってくれることを期待しつつ・・・3ヶ月間ほんっとうに楽しかった!キャストスタッフの皆様ありがとう&お疲れさまでした!!。