『龍馬伝』第11回「土佐沸騰」

ちょっと待って・・・今回の武市さんがどうこうよりも予告が・・・予告の武市さんで胃が痛い・・・・・・・・・。
もうなんで武市さんばっかりがこんな目に遭わなくちゃならないんだろう。ていうか龍馬は何なの?何まずは俺が言って話してくるとかシャシャってんの?確かにあの状況で武市さんが行ったら即斬りつけられてもおかしくはないと思うよ?代わりに誰かが行くってんなら龍馬しかいないと思うよ?主役だしね。でもさあ、その気はなくとも事態を収拾しちゃった龍馬スゲー!もちろんみんなに大人気☆、一方の武市さんはせっかく龍馬が話し合いの場をお膳立てしてくれたのに何もできませんでした・・・嘆き悲しむ弟子たちに「武士として本懐を遂げたんだから喜んでやれ」と言うのが精一杯・・・って・・・・・・・・・・・・もうちょっと違う描き方できねーのかよおおおおおおおおおお!。だって武市さんって“龍馬のせいで”土佐に帰らなければならなかった時に椿の花ぶった斬って「もう俺の邪魔はするな」って言いませんでしたっけ?わたしはてっきり友達としての縁を切る的な、もう会うこともないだろうけど元気でな的な、そういうことなんだと思ったわけですよ。前回ごちゃごちゃ絡んでたのは武市さんたちが京へ送ろうとしてる女が“たまたま”龍馬が結婚したいと思ってる女だからであって、もしそれが加尾ではなかったら武市さんと龍馬は会ったりはしなかったんだと思ってたの。それがなんですか。何でそんなに龍馬に頼ってんの。なに龍馬に縋るような黒目向けちゃってんの。何で半分騙して連れてくるような形を取ってまで土佐勤王党入りを強要してるんですか。ていうかこれはわたしが武市さん好きだからそう見えるのかもしれませんが、龍馬が武市さんに余計なことをべらべら言うせいで武市さんがどんどんとドツボに嵌ってってる気がするのよねぇ。南朋さん自らこのドラマの武市は“中間管理職”だと言うように、下からの突き上げと上からの弾圧の狭間で苦悩するのはいいのよ。それこそが武市半平太という人なんだろうなと思うから。でも武市中間管理職にとって龍馬はなんなの?龍馬の言うことってなんなの?。武市さんがなぜこうまで龍馬を好き勝手のさばらせてるのかわかんなくなってきちゃったよ・・・。おまけに武市道場の人達もこぞって龍馬龍馬言っててさ、あんたらにとって龍馬って何なのさ?と思うわ・・・。多分全員が虎之進の件で上士と下士ってか武市さんがほんとに“話し合い”ができるとは思ってなかっただろうから、それを見事勝ち取ってきた龍馬に土佐勤王党に入ってくれってのはまぁ分かるよ。でもそれ以前からみんなしてやたら龍馬龍馬言ってねーかと。収二郎どこで何やってんだよ。龍馬はいつも武市さんに反論してばっかりなのになんでそんなに龍馬のことが好きなんですかと。だってさ、龍馬が『変わった』のって、はっきり言って失恋が理由よ?自分の立場ってか非力さを自覚した故の変化であり行動っぽいけど、なぜそれを自覚したかつったら“好きな女と結婚できなかったから”なのよ?そんな男のどこがいいのかと。って主役だからですよね!カッコいいからですよね!!(ヤケクソw)。
それを言うならなんでこの武市さんを大勢の弟子が慕っているのか・・・と言うべきなんだけどね。そしてその理由はみんなトップに立つのはいろいろと大変そうだからとりあえず武市さんを担いどけと思ってるってことなんじゃ・・・・・・って思えてしまう瞬間があるようなないような・・・・・・。
つーかさ、何が一番もどかしいかっつったら弟子たちの目がないところでの武市さんはめちゃめちゃカッコいいってことなのよね・・・。今回で言ったら生意気言う龍馬に「わしに説教しにきたがか?」って言うところとか、あと福山オンステージを黙って聞いてる姿とかはほんとにめったくそ素敵なのよ。でも弟子たちはそんな武市さんを知らないの。龍馬にいいとこ持ってかれて結局尻拭いってか「何も出来なかった」武市さんしか見てないの。確かに丸腰で身分がはるかに違う人達の中に単身乗り込んでった龍馬はそれはすごいと思うよ?でもどんな理由であれ上士を二人も斬り殺した虎之進が切腹するのはいわば当然のことだと思うのよ。当然ってか仕方がないことだと思う。だから結局は話し合いの約束を取り付けてきたと言ってもその話し合いってのは上士から下士への“切腹を命じる通達”の場でしかないわけじゃん。上士と下士が“話し合い”という同じ場所に立ったというその事実が大いなる一歩なんだとは思います。そのことにはきっと意味があるんだと思う。でも武市道場の人たちはそんなことまで理解は及ばないよね。 “虎之進が切腹させられた”って事実にしか目が向かない。だって馬鹿だから。結果的に命を懸けて上士に直談判した龍馬>虎之進の切腹を止められなかった武市先生ってことになるわけでしょう?。あーもうなんだよそれえええええええええ。
・・・・・・・・・わたし別に武市半平太にさほど思い入れとかないはずなのになぁ。このドラマを見る前までのわたしの中の武市先生と言えばインテリイケメンテロリストってぐらいだったのに、なんでこんなに頭沸騰してんだろ。今回は弥太郎も“藩の金を使って芸者遊びしまくった挙句任務を首になり、その上適当な言い訳した挙句下士たちの行動を告げ口”というなかなかどうして酷い扱いだったんだけどさ、弥太郎だとバッカでえええええ(笑)って笑ってみていられるのに武市さんとなるともう胸がギューーーーーーッて締め付けられてそんで気持ちがグワーーーーーッてなっちゃうの。何これ。これが恋なのっ!?(笑)。