『龍馬伝』第28回「武市の夢」

あの流れで何のために三文字(ていうか4回斬ってた?)切腹したのかわたしには理解できませんが、和助に礼を言いお白洲へ向かい、そして象二郎の目を見続けながらの切腹は見事でございました。そこまでの流れとか関係なく、「武市半平太の最期の瞬間」には心揺さぶられました。南朋さんの「気迫」に圧倒されました。窶れてはいるものの精悍さ増しまくりの凛としたお姿で、腹斬りながら「待ちや!」と一喝する迫力はお見事の一言です。
以蔵の最期もうつくしかった。片目潰れて傷だらけでひどいことになってたけど、それでも微かに浮かべた笑みと、ツツーーっと頬を流れる涙の美しさは凄まじかったです。最期まで「たけさんの岡田以蔵」を演じきってくれて幸せのあまり涙が出ました。
だからもういいや。ここに至る過程は期待してたものとも思ってたものとも全く違ったけれど、入魂の切腹シーンとこれだけ美しい処刑シーンは期待以上でした。だからそれでいい。充分です。
南朋さんもたけさんもお疲れさまでした。勤王党の皆さんもお疲れさまでした。可愛い写メをブログにあげてくれたことも含めて(笑)二人が共演してくれたことが本当に嬉しかったです。「尊皇攘夷!!」。



あー、この先どうすっかなー。わたしこの数ヶ月、2部に入ってからずっと毎回毎回主人公にムッカムカしながら見続けてたんですよね。あのもじゃもじゃって確か武市さんが東洋を殺したこと知ってましたよね?。なんか責めたりしてましたよね?。以蔵が人斬りしてることもなんだかんだで咎めてましたよね?。それでも二人を助けるためにとりあえず自分が東洋殺しの罪を被ると決めたと。まぁそれはいいよ。誰もんなこと頼んじゃいねーが龍馬がそうしたいってんならそうすりゃいいさ。で、弥太郎を押し倒してニマニマしながら武市さんの牢を訪ねて自分が東洋殺したことにしたから以蔵も武市さんもきっと助かるよ!褒めてくれくれ!ってわざわざ言いにくるとかなんなの?。褒めてくれると思ったのに武市さんがアッサリ自白してたことを知り泣いて喚くとかなんなの?。あんた本気で自分が東洋殺したことにすればみんな許されるとでも思ってたわけ?。アホか。その程度の現状認識能力しかねーくせに、ニッポンがどーのこーのとかデカイ口叩くんじゃねーっつの。つーかイチイチ弥太郎に「武市さんはおまんに託したがぜよ」とか言われなきゃそれを自覚できない時点で終わってんだろ。
なーんて思ってるんならもう見ないほうがいいのかもなぁ。でもまだ新選組出るんですよね?。イケメンすぎる高杉もちょっと気になるし・・・。もう東洋殺しを自白し、以蔵に「大殿様に認めてもらえた!喜べ以蔵!」などという手紙を書く武市さんなんてものを見せられることはないだろうから(ていうか大殿様牢に降臨〜龍馬・弥太郎と涙の別れ〜以蔵へのお手紙 まではタイトルが示す通り、限界突破した武市先生が見た夢なんですよね。大殿様に会いたいなぁ、大殿様がワシのこと家臣だって認めてくれたらいいなぁ、龍馬や弥太郎とツルんでたころが懐かしいなぁ、以蔵にいい報告をしてやりたいなぁ・・・って考えてたもんだからあんな夢見ちゃった><ってことなんですよね。武市さんだって人間だもん、夢と言う名の妄想に逃げたくなることだってありますよね!と脳内補完)(だってそうでもなきゃ龍馬が長次郎たちと合流してる『まるでなにもなかった感』に理由がつけられないっしょ)、ちょっとは気楽に見られるかなぁ。