SUPER GALA DANCE REVOLUTION『DANCE SYMPHONY 2010 -LOVE-』@東京芸術劇場 中ホール

この公演は「コンテンポラリーダンス」というジャンルでいいんですか・・・?とおそるおそる聞いてしまうぐらいダンスのことはよく分からないのですが、面白かったです。ダンス公演に対して面白いという表現は相応しくないかもしれませんが、数少ないダンス公演観劇歴の中では一番と言っていいぐらい楽しめました。もちろん大好きな人が出演してるってのがまずありきなんだけど、それを差し引いたとしても一つの公演として楽しかったです。


言葉では説明されないダンス公演って自分の感性とか想像力を試されるようでちょっと怖いのですが、わたしは『4人の男が乗った船が難破してしまう。沈みゆく船に海の精霊たちが集まってくる。精霊たちに誘われる4人は薄れゆく意識の中で過去や現在、夢や希望を見る。そのまま海の底へと連れて行かれそうになったその時朝日が4人を照らす。目を開けた4人が見たものは、こちらへ向かってくる船の姿だった』と解釈しました。EDはわたしの中では2パターンあって、命が助かるのが表EDだとすると、裏EDは4人は海の藻屑となりました(魂は天に昇っていきました)というものなのですが、とりあえず表EDを選択しておきますw。
OPとEDのみメインキャストの4人が揃い、間にメインキャストの4人がソロダンスを担うという構成で、そのソロダンスはそれぞれが見た夢や幻なのかなと。それぞれ個性的なパフォーマーなので全体を通してみると統一感はあるもののソロパートの世界観は全く異なるものなのね。それを一つの大きな物語として見るならばこれがわたしの中ではこれが一番しっくりいくストーリーでした。


最初は西島千博さんタイム。西島さんとは言わずと知れた、真矢様ダンナでございます。OPの終わりからコンダクターさんたちが白いパンプスを手にしていて、西島さんはこの靴を追い求めているように見えました。これは西島さんの「過去」であり「後悔」なのかなーと。白い靴は西島さんのいわゆる元カノで、いざ死ぬかも!となって初めてその人を本気で愛していたことに気づいたと。でも元カノはすっぱりキッパリ忘れてるとw。そんな妄想が浮かびました。思ったよりも西島さんが踊らないというか、ダンスというよりも身体で表現するって感じで、その表現力がなんというか・・・濃くて(笑)、キモオーラがすげかったですw(褒めてます)。
西島さんパートの後半からコンダクターさんたちと形は似ているものの色違い(コンダクターさんは黒でガウチは茶色で袖にフリンジがついてる)の衣装を着たガウチが登場するのですが、これがなにを表しているのかよくわかんなかったんだよなー。OP〜西島さんパートにかけて、長身チームが海(小林遼平さん、佐藤雅昭くん、ルーク)と波(皓平くん)をイメージさせる衣装なので、お友達は「海藻じゃね?」とか言ってたんだけどw、ほんとにそうだったらどうしようwww。


そのまま続いてガウチタイム。ガウチは海藻(笑)の上にカウボーイ風のシャツとベストにカウボーイハットを着用。ガウチのテーマは『憧れ』かなーと思いました。カウボーイスタイルのガウチは最初のうちは辺りを不安げにキョロキョロと見回してるのね。するとそこへ真っ赤なスーツを着た派手なオッサン(笑)がカウボーイたちを引き連れて登場するわけです。ノリノリで踊るカウボーイたちに釣られて楽しくなってきちゃったガウチはいつの間にか一緒になってノリノリダンス。イヤッホーーーイ!とテンションMAXになったところで現れたのはボーイ姿の超絶美形なお兄様。そうです、東山さんです。その身のこなしを見てうちのめされるガウチ。俺も東山さんみたいになりたい!そして追い越したい!!・・・というストーリーでした。念押ししますがわたしの脳内ではそうだったということね。
わかっちゃいるけど、やっぱりガウチは落ちるよなー。ダンスの技術は当然として、とにかく色気が足りないわ。足りないってか「ないわ」と言ってしまってもいいぐらい。まぁ他の三人とは歳もかなり違うしここまで踏んでる場数やらなにやらも全然違うんで単純に比較したらガウチが可哀想ではあるんだけどさ、歳を重ねることで出てくる色気とかそういう話じゃなくてね、持って生まれた色気というか・・・いわゆるフェロモンがないなーと。ダンスも躍動感はあるし一生懸命踊ってるのも分かるんだけど(でも全編全力のシャカリキだからメリハリはない・・・)、そこから伝わってくる『何か』がないんだよね。『踊ってるガウチかっこいい』ってだけで、ガウチのダンスはまだそこから『何か』を伝える(表現する)ところまではいってないと思う。東山さんは冷静に見られないから別格としても、TETSUさんや真矢様ダンナのダンスには『物語』見えるし『生』があるの。でもガウチにはそこまでの深みは残念ながらまだまだないなーと。わたしはガウチの持ち味の一つは『華』だと思ってて、この舞台上でもその華はしっかりと見えたものの、直後に出てきた東山さんの圧倒的な『華』を見るとまだまだってか、「あ、本物おった(笑)」ってなるしw。あとね、わたしようやく気づいたんだけど、ガウチのダンスって顔がウザイんだねw。ガウチを知ってるわずかなお友達はほぼ全員ガウチのダンスを「シャシャリすぎ」だの「ウザイ」だの「暑苦しい」だの言うのですが、わたしは全くそんな風に思ったことがなかったの。でも今回ようやく分かった気がする。とにかく表情がウザイんだw。顔で踊りすぎなのねw。これって結局は“踊り”そのもので表現できないから表情に頼ってしまうってことなんだと思う。もちろん表情も表現方法の一つだとは思います。でも究極を言えばマスクを被っていても身体の動きで喜怒哀楽を表現することって出来るわけじゃないですか。ダンサーならば。わたしはダンスをしてるガウチが一番好きだし、これだけ文句書いておいてなんなんですがガウチにはそれが出来る素質があると思うわけですよ。そこまでやってほしいと思うのです。確かに今回の舞台は頑張ったと思うし、今持てる力はそれなりに発揮できたかもしれない。でもこれで満足してもらっては困ります。これだけの舞台でメイン張らせてもらえたのって、いいこと・・・・・・だったのかなぁ。経験という意味では最高の現場だったと思うけど、この先を考えるにこのレベルでこの舞台をやれたってのはガウチにとってプラスになったのかなぁと。だってこの舞台すごかったもん。最初に書いたようにわたしはダンスの世界は全然分かりませんが、“芸術”とか“技術”とか、“作品”という意味でもっと優れた舞台はきっとあるんだと思う。でも日本人だけでの“ダンスパフォーマンス”と“エンターテイメント性”を両立させた“ショー”としては最高レベルなんじゃないかなと思うのね。つまりこの舞台でメインを張ることってのは一つの目標になるんじゃないかなと思うわけです。それをガウチは今のレベルで経験しちゃったわけじゃない。これでガウチのダンサー魂に火がついて「俺、もっとダンスが上手くなりたい!」って思ってくれればいいけど、ガウチという人はハードルを越えたらそこで「お疲れ、俺★」ってなっちゃう人なのよねぇ・・・ってあくまでもこれはわたしが思うガウチ像ですが。あー、ガウチに対してわたしが求めるものってどれだけ大きいんだろう。こんなふうにもっと出来る、もっと出来るはずって思うのってガウチだけなんだよなぁ。
ガウチの顔芸(芸言うなw)がウザイと書きましたがw、最初はおどおどしてたのに、周りで踊るカウボーイさんたちを見てだんだん楽しくなってきちゃったガウチの顔はめちゃめちゃ可愛かったです><目がキラッキラしてて口が軽く開いちゃうのねw、それがちょう可愛い。でね、ボーイスタイルで登場した本物の華・東山さんがガウチを「来いよっ」て感じで指をクイクイってして煽るの!東山さんが!ガウチに!東山さんが!!ガウチに!!!(←しつこいw)。これもうねー、やっべえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!でした。ていうかわたしの観劇メモ「やっべーーーーーーーー」だらけで我ながら頭悪すぎるw。
あと一瞬だけどガウチとルークがステージ上にほぼ二人だけで絡んだのにはちょっと泣きそうになりました。なんかよくわかんないけどグッとこみあげた。


次は東山さんでしたがその前にTETSUさんについて。ダンス自体はTETSUさんソロが一番好きでした。ブッチギリで好き。テーマで言うと『現在』とか『リアル』とかかなーと思ったんだけど、エリート(金も力もある)が何が理由か最下層まで転落し絶望に打ちひしがれるが、そこで額に汗して働く労働者たちの生命力に触れ、絶対にもう一度這い上がってやると決意した・・・ってストーリーが浮かんできました。TETSUさんの持ち味を生かしHIPHOPを取り入れたモダンっぽい振り(アレンジ)の男臭いガシガシダンスで、TETSUさんはもちろんだけどとにかく森くんがちょおおおおおおおおカッコよかった!!!!この時のコンダクターさんはカーキのTシャツにベージュの軍パン(ワークパンツ)で労働者かはたまた戦士かって感じなんだけど(ちなみにTETSUさんはグレーのスタンドカラーのスーツでどう見てもマフィアw)、森くんはいつものように片足捲くってて、それがいいか悪いかは意見が異なるところだとは思いますがわたしは全然いいと思う。ここは労働者であれ戦士であれ一人の人間として存在しているという設定なので、こういうとこではむしろ個性を出していいんだと思う。
ていうか森くんは今回一番すごかったです。OPでは一人芝居を担当し、水兵さんの格好でヒョコヒョコ出てきたと思ったらお腹から隠してた銅鑼を引っ張りだし叩くと見せかけて・・・叩かなーいってフェイントするんだけど、そこでいたずらっ子風にニカって笑うのね。辺り一帯から「かわいいーーーーーーーーーーっん」と溜息交じりの悲鳴があがるあがるw。かと思ったら全てのダンスでコンダクターを引っ張るだけでなく東山さんタイムの前には見てるこっちが苦しくなってしまうほどハードなダンスをソロで踊るのね。この人ほんっっっとにすごい。ステージ上に森くんがいるときは森くんばっかり見てたと言っても過言じゃないわ。他の人を見ようと思ってもどーーーしてもひきつけられちゃうんだよねぇ。森くんのダンス自体が好きってのもあるんだけど、圧倒的な躍動感で、東山さんが存在自体が華ならば森くんはダンスが華って感じ。いや、華ってよりも光って言葉が相応しい。そしてやっぱりケツが可愛すぎるッ!!!!!(←実はケツばっか見てた人)。
あれ?いつの間にか森くんの感想に・・・(笑)。


そろそろ東山さんタイムの感想に入ります。えーっと、東山さん半裸でございました。最前で見るのある意味拷問。『幻覚』とか『誘惑』とかそういう言葉が浮かんだのですが、東山さんは神となるべく修行をしてるのね。そんな東山さんをメスどもがあの手この手で誘惑し、ついつい東山さんはそれに乗ってしまうのです。酒池肉林を貪る東山さんの前に現れたのは西島さんの姿をした邪神。女たちは邪神の僕だったのだ!。欲望に勝てなかった東山さんは全てを失ってしまったのでした・・・というお話。・・・というのは今だからこそ後付でそういう話だったのかなー?とちょっとは考えられるようになったということで実際に見てる最中は頭パッカーーーーーーーーーーーン★状態でひたすらハァハァしてただけでした(笑)。だってもうね、登場シーンからして頭おかしいんだぜ?ステ後方のライトを逆光で浴びながら上裸の東山さんがこっちに向かって歩いてくるんだぜ?空気が一瞬にして変わるの。東山さんの世界に絡めとられてしまうのです。そのたびに心の中で「ヒェーーーーーーーーーーーッ><」ってなりますw。何度見ても「ヒェーーーーーーーーーーーッ><><」です。前面(乳首及び腹筋及び横腹)も大層なものなのですが、なんといっても背面が!東山さんの背中やっべええええええええええええええええええええええええええええ(笑)。まじで笑うしかねーんだって!!。東山さんってかなり身体ぶ厚いってか逞しいんだけどね、広い肩幅から肩甲骨にかけてのラインが!蠢く筋肉が!!パねえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!。その背中がだんだん汗ばんでくるのね。身体を激しく揺さぶったりのけぞったりするたびに背中の筋肉を汗が伝うのね。これどうすんだと(笑)。こんなもん見せられてどうしろと(笑)。とか思ってたら突如客席に背を向けてステージ中央に座るのね。するとスクリーンに如来像(インドの神様分かりません)のようなシルエットが浮かぶんだけど、それを眺める東山さんの背中がまじやべーんだって・・・。膝を横向きに立膝し、そこに肘を乗せながら半分寝そべるような感じでそれを眺めてるんだけど、後ろ姿がもんのすごいセクシーなの。これ間違いなく日本一。こういうのガウチでは絶対に出せない。東山さんの歳になってもぜーーーーーーーーーーーーったいに出せません(断言!)。で、スクリーンが上がったら如来像は実は色とりどりの女たちで、そこからは乱交タイムですよw。へそだしトップスにホットパンツ+カラーウイッグをつけた色とりどりのセクシーギャルたちが東山さんにまとわりつくようにして誘惑するのね。で、東山さんは寝そべったり指くわえたりお尻つきだしたりあられもない格好でアピールするギャルたちを吟味ってか選ぶんだけど(選ばれるのが皓平くんと長澤風海くんなのがリアルすぎるw)(でも一番目立ってたのはルーク子でした。ルーク子の腰つきパネパネ。股間もパネパネ)、そん時もんのすごい雄の顔でペロって舌なめずりするのがヤバすぎ・・・・・・・・・あの人犯罪><生きてるだけで犯罪><歩く爆弾><。で、最初は自分が攻めてるつもりがいつの間にかギャルたちに翻弄され貪りつくされるわけですよ!これほんとまじでどうしろってんだ(笑)。その後ギャルたちは西島さんが現れるやいなや東山さんをおもいっきり蹴散らして西島さんの元へ走るのねw。一人残された東山さんはステージ上に大の字で倒れこみ息絶え絶えになるわけです。おなかがすごい勢いで上下に蠕動するの。息遣いもすごいはぁはぁ聞こえるの。だからどうしろってんだっての(笑)。今回ほとんどガウチのFCでチケ取ったんだけど、カオスにしてはありえないほどいい仕事をしてくれちゃったもんでこのはぁはぁ喘ぐ東山さんをなにもさえぎるものがない状態で見る羽目になってほんといろいろ大変だったわ・・・。あと前も別舞台の感想で書いたけど、東山さんって椅子に座ってる姿だとか仲間のダンスを見てるのだとか、オン(舞台上)なんだけどオフ(スポットあたってない)時がめちゃめちゃ、めーーーーーっちゃめちゃ素敵なんだよねー。もうステージに立ってると存在自体が美であり華なのだと思う。もし舞台衣装がダサジャージだったとしてもwそれでも間違いなくエロスなはず!。てか東山さんのカテコ立ちが男らしすぎてやべーの。前で両手握りあわせて肩幅に足開いて立つんだけど、これすごい好き。

 
最後に全員が半円状で並ぶ真ん中で、挨拶代わりに一人ずつフリーダンスを披露するんだけど、その時のガウチは可愛かった。めちゃめちゃ楽しそうでちょう可愛かったです。あ、そうだ!書くの忘れてたけどOPとEDの衣装、ガウチ腹チラでウハウハでした。シャツの裾(ボタンの割れ目)からちらちら見えるガウチの腹やべえw。
てかやっぱこの時も森くんがかっこよかったー!この時の衣装ってみんな自分の踊りやすい靴(ダンスシューズ)(東山さんは衣装としてブーツ)を選んだんだろうけど、森くんはスニーカーなんだよね。ダンスにかけては絶対に譲れない俺センスって感じがして、こういうとこも好きだなー。
で、全員が踊り終わったあと、毎回毎回ガウチの背後から東山さんがちょっかい出すようにして絡むんだけど、なんか耳元でコソコソって言って、そしたらガウチが嬉しそうにニッカーーーーって笑うのね。何を言ってたんだかわかりませんが、ガウチうらやましい・・・ガウチが死ぬほどうらやましい・・・・・。あとTETSUさんがカテコではしゃぐガウチを指差して「こいつほんとバカ(笑)」って真矢様ダンナに言ったのが超絶ときめいた!!末っ子ガウチかわいいかわいいかわいいよおおおおおおおおおおう><
東山さんはコーンロウっぽく編んだ髪をソロの時はほどき、それ以外の場面では後ろをポニテかお団子にしてたんだけど、最後の衣装と髪型がほとんどマシューな衣装なんで、改めてアルターに向けての準備をしなくては!とグッと拳を握りました。てか初見終わった後は目が足りねー!全然見られねー!!って青ざめたんだけど、何回見ても結局東山さんと森くん(とあとまぁガウチ)ばっか見ちゃうので、たとえ目が10個あったとしてもわたしはきっと10個使って東山さんを見るんだと思うw。そんなもんよね^^。