上遠野 浩平『残酷号事件』

残酷号事件 the cruel tale of ZANKOKU-GO (講談社ノベルス)

残酷号事件 the cruel tale of ZANKOKU-GO (講談社ノベルス)

以下、内容に触れてます。




絵師交代の話を聞いたときは金子絵じゃないEDなんてEDじゃないやい!と思ったもんですが、手に取った瞬間普通にカッコよかったんで本屋で思わず笑ってしまいました。なんて仮面ライダースピリッツ溢れる表紙なのかと(笑)。でもよかったのは表紙とカラー絵だけで扉絵(特にザ・クロスとそれを担いだサトルとアリシャ姫とエジン)は受け入れられないわ。見栄えがいいと本文中で何度も書かれているレギューンもいまいちピンとこなかったし、やはり金子絵は物語に引き込む大きな役目を果たしていたのだなぁと。絵が違うせいでそう感じたのか自分でもよく分かりませんが、EDとヒースもなんか落ち着いちゃった?・・・というかキレがなかった気がするし。まぁ実際今回はEDもヒースもさほど活躍らしい活躍をしてなかったしな。目の前を通りすぎるレギューンに殺気びんびん浴びせるヒースの図とかヒースVSレギューンを金子絵で想像したかったわ・・・。
残酷号と接続する?その仕組みがよく分からなかったんだけど、ロザンは残酷号2号になったってことなのか?残酷号に変身するスイッチとかそこいらへんはなんとかついていけたけど、背中越しに腹貫通させられたロザンが残酷号と接続してたせいでなんともなかったってのが???だわ。てっきり残酷号と同化したのかと思ったんだけど、その後の言動からしてロザンは何にも変わってないっぽいよなぁ。
一瞬しかでないのに海賊王のカッコよさと存在感は相変わらずでハゥーンてなりました。今のところは共生というか様子見のようだけど、残酷号の背後にいるロザン(ジョルドォ)との間にフラグ立ったことだし、いずれ対峙することになるのかな。今のままだといくら海賊王と言えども呪文は通用しないだろうし、パワーアップ展開が待ち遠しいです!